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産院で陣痛待ちしながら読んだ本(笑)
唯川恵って恋愛指南書?を書いてる人かと思ったら普通の小説も書くんだね。
高校時代、登山中に見舞われた不幸な事故に因り歯車が狂い始めた友人たちの人生一代記。
あの一瞬がなければ、こんな人生になるはずはなかったのに…
そんな後悔の呪縛から逃れられず、彼らを取り巻く年月は30年を経過する。
それほどまでに人生を縛り付ける出来事ってそんなに出会えないよな、と冷静になって思う。
この作品の主人公たち4人は高校卒業を機に将来に向かってまさに羽ばたこうという瞬間に置いてきぼりになってしまった。
その一瞬があったために自分は生涯幸せになることはない、そう思えることが何だかすごい情熱的です。
上下巻でひたすら不幸な彼らを見続けるわけですが、冒頭の理由もありちょっと思い出深い作品になりました。
軽井沢行きたいな~
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今まで生きている中で後悔していることはありますか?
きっと誰でも大なり小なり後悔は抱えていると思います。
それがもし、誰かの死にまつわる後悔だったら、それはとても辛く重たい気持ちになるのでしょう。
物語は主人公たちが18歳の頃から始まります。
軽井沢に住む稀世と英次、東京から軽井沢の別荘で夏を楽しむ未来子と創介、4人はいつの頃からか夏をともに過ごすようになり、18歳の秋に浅間山の登山を決行します。
そして、その途中英次は事故に遭い、亡くなってしまいます。
その後3人はそれぞれが英次の事故死を自分のせいだと悔やみ、償いの人生を歩み出します。
それまで描いていた将来を諦めて、幸せになる資格がないのだと自分に言い聞かせながら別々の道を歩んでいきます。
1歩が踏み出せないままがむしゃらに生きる3人は痛々しく、しかし重い物を背負っている分強さを感じます。
それでも、事故をきっかけに無くしてしまった将来を思うと、それでよかったのかなとも思います。
死者にできる償いとはなんなのか、そのことを考えさせられます。
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上下巻ともに3月2日購入•読了。読み応えあった。歳を重ねていくことはそんなに悪いことではないような、決して甘い内容ではないのに、そう思わせてくれた。上下巻だけあって長いのだが、わりとさらさら読める感じで、まあ女性向きではあると思うが読後感も悪くなく、連続ドラマを見終わったような、そんな感じがあったかな。
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高校時代の男女4人の30年にわたる友情
、恋愛物語。30年後の彼らは今の自分の歳と近いだけに、こんな話、こんな仲間もあり得るなと思いながら読んだ。
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仲良し4人組の高校生。
しかしその内の1人の死が、他の3人の人生を大きく変えていく。
上巻では29歳まで。
3人はそれぞれ社会に出て、仕事や恋愛など通して自分のみが幸せになることを躊躇い、悩む。
しかし3人がお互いを気にしながら時折現す本音具合が繊細なストーリーにしている。
下巻は私と同年代から始まるようなので楽しみ。
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久しぶりの唯川さんの新作。
3人、それぞれの立場からの目線で話が進んでいくのが良かったです。
ストーリーが気になり一気読み。下巻へ続く。
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上下巻を2日で読み終わってしまうくらい、読みやすい本だった。女同士の嫉妬や友情、幼なじみで初恋の相手に対する思いなど、女性だったらけっこう感情移入できるんじゃないかと思う。単なる雰囲気だけだけれども、いくえみ綾の「潔く柔く」を彷彿とした。
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話の流れ、何があったんだろう、とわくわくさせる感じはいい。が、ん?んん?とだんだん雲行きが怪しくなる。
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若くして三人が背負った運命はとてつもなく重い。事件後の三人をまさしく運命と呼ぶにふさわしい道へ導くストーリーはさすがだと思った。
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唯川は甘ったるくて
あんまり好きじゃないけど。
まあまあ読めました。
圧倒的に女性に支持されてるんでしょうね。
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久しぶりに、本を読んで目が潤みました。
元々泣き虫なのですが...。
まわりにいる、普段何気なく、当たり前にそこにいる、大切な人たちを、もっともっと大切にしたくなるお話です。
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話しのテンポが良くて読みやすい。高校時代にあった悲しい出来事をきっかけに、別々になってしまった3人の男女の後悔、新たな出会い、困難、気持ちの変化など様々な側面が描かれていて、ついつい次が気になってしまう。
最終的に3人はどうなるのか気になるところ。
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あらすじを読んで読むのを迷っていましたが、いざ読むと、ぐんぐん惹きつけられました。すごく長い時間が経過している物語なのに、本当に一瞬のようでした。
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読みやすく、2日で一気に読んでしまった。物語は18歳の青春時代から始まり、上巻では29歳まで。下巻で3人の人生がどう絡んで行くのか楽しみ。
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生々しかった。やたらと現実感があった。自分の将来を少しばかり案じてしまった。ここでは母親の身勝手さと弱さが強く描かれているようだ。だんだん栄次が忘れられているわけでもなく、小さくなってるわけでもないが物語の中で存在が薄くなっていってるように感じた。
「一瞬でいい」の意味はまだ分からない。