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シャロン 1 死者は神を語らない みんなのレビュー

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.9

評価内訳

13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

終盤の転調が印象的

2015/09/15 16:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

19世紀末のパリで遺体修復師を営むシャロン・ベルミリオのもとに、盗掘屋のティエリ・ゴセックから銀髪美少女の死体が持ち込まれる。貧民窟で発見されたそれは、最近頻発している少女行方不明事件に関与しているように思えた。
 サクレ=クール教会の隻腕司教ドミニク・セルネイから秘密裏にその事件の調査を依頼されていたシャロンは詳細に少女の遺体を調べるのだが、実はその遺体は仮死状態になっていただけだった。

 記憶喪失だというその少女にリュシーと名付け、事件の犯人をいぶり出す囮として利用しようという思惑を持ちながらも、天真爛漫なリュシーに振り回され、彼女の身許を明らかにするために、刑事のローラン・ピレスやティエリ、盲目の退役軍人ミシェル・ギーバルシュ大佐やその世話をする女装メイドのジル・オルメス中尉の助けをかりて、情報を集める。
 だがそれは、アレジア通り「ル・プティ・ビストロ」の看板娘のニーナの嫉妬を招き、事件から遠ざけたい彼女を事件の渦中に巻き込む結果にもなるのだった。

 そして、彼自身が抱える問題、父親ディオス・ベルミリオが率いたイェルサレムでのキリスト墳墓調査団が発見した聖遺骸が引き起こした悲劇の結果は、彼に事件を解決するための力と、善良なる人々から彼自身を遠ざける負い目ともなっていく。

 パリの街で起きる猟奇事件と、その解決に少しだけファンタジー要素が絡む。終盤でのどんでん返しがばっちり決まった印象だ。ほのぼのラブコメに浸り過ぎると、びっくりすることになるかもしれない。最後は結構血みどろなので。

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2012/06/30 13:30

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2012/04/03 00:05

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2012/04/10 20:04

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2012/10/25 08:10

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2012/05/13 03:14

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2012/07/12 21:35

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2012/07/13 16:45

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2012/09/10 20:45

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2012/10/27 10:21

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2012/10/30 23:04

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2012/11/26 12:48

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