紙の本
終盤の転調が印象的
2015/09/15 16:35
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
19世紀末のパリで遺体修復師を営むシャロン・ベルミリオのもとに、盗掘屋のティエリ・ゴセックから銀髪美少女の死体が持ち込まれる。貧民窟で発見されたそれは、最近頻発している少女行方不明事件に関与しているように思えた。
サクレ=クール教会の隻腕司教ドミニク・セルネイから秘密裏にその事件の調査を依頼されていたシャロンは詳細に少女の遺体を調べるのだが、実はその遺体は仮死状態になっていただけだった。
記憶喪失だというその少女にリュシーと名付け、事件の犯人をいぶり出す囮として利用しようという思惑を持ちながらも、天真爛漫なリュシーに振り回され、彼女の身許を明らかにするために、刑事のローラン・ピレスやティエリ、盲目の退役軍人ミシェル・ギーバルシュ大佐やその世話をする女装メイドのジル・オルメス中尉の助けをかりて、情報を集める。
だがそれは、アレジア通り「ル・プティ・ビストロ」の看板娘のニーナの嫉妬を招き、事件から遠ざけたい彼女を事件の渦中に巻き込む結果にもなるのだった。
そして、彼自身が抱える問題、父親ディオス・ベルミリオが率いたイェルサレムでのキリスト墳墓調査団が発見した聖遺骸が引き起こした悲劇の結果は、彼に事件を解決するための力と、善良なる人々から彼自身を遠ざける負い目ともなっていく。
パリの街で起きる猟奇事件と、その解決に少しだけファンタジー要素が絡む。終盤でのどんでん返しがばっちり決まった印象だ。ほのぼのラブコメに浸り過ぎると、びっくりすることになるかもしれない。最後は結構血みどろなので。
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2012年6月29日読了
面白い設定なのに1巻完結なのが勿体ない。
出来れば、ぜひ続けて貰いたいな。他キャラのスピンオフでもいい(笑)
シャロンは斜に構えた青年という感じ。なんか表紙のイメージと私の中のイメージはちょっと違うのだけども…(-_-;) もちろん、彼をとりまく人々も強烈な個性の持ち主たちで面白い。シャロンの抱える事情も面白いのだから、期待したい。
内容としては、よくまとまってる。内容が内容だけに、苦手な人はいるかもしれないけど。
しかし、終わりの事を考えると、私は最初から彼女の行動や言動はあまり好きではなかった。記憶喪失とはいえ、やってること(主にニーナを屋敷に入れてしまった時など)がイライラさせられる事ばかりで、無意識に本来の性格部分が出ていたのかなとか思った。
あと、ニーナにイマイチ魅力がないっていうかお約束って言うか。あの手のヒロインはちょっと苦手だったな。
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面白かったー。お蔵入り(あとがきより)しなくて良かったよ…。ミステリかホラーかと言われればホラーで、描写的にはぎゃーとなるのも少なくない。最初の方とか最後の方とか映像だったらなかなか。少女たちの行方はわりと最初の方で描かれてしまうけれど、仕方ない。
主要人物たちが美形揃いなのもまたよし。そして美味しそうな食事風景。たまらない…。
続き書いてほしいなぁ。
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まさかの展開でした。
もっと普通にサスペンスかと思ったら、あららって感じでした。
テンポ良くトントンと読んでいけたし、楽しかったです。続きが出て欲しいなぁ
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シャロンとリュシーのでこぼこコンビが、少女達の謎の失踪事件に挑みます。
お話としては面白かったんですが、ちょっと説明不足なところが少し残念。
キャラクターは魅力的でした。ジルのメイド姿はぜひイラストで見たいです(^_^;)
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主人公のシャロンがふんだりけったりな印象だったが
まだまだ謎も多く残されており
続きが楽しみな物語だった。
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ジャケ買いして…残念。
表紙のイラストとキャラが…離れてると思う。
ネタ的には、篠原烏童さんの漫画『妖獣の門』を思い出した。
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遺体修復師が謎を追うというあらすじで、てっきりミステリの探偵ものかと思っていたが、ゾンビをあやつるバトルだった。
もう少し主人公の普段の仕事風景を読みたかった。
腐敗した遺体の修復はどのようにするのか気になったり。
墓地横に自宅のある主人公は無敵だよなと思ったり。
元美女ゾンビ50体VS犯人は楽しかった。
バトル中主人公は全裸に腰巻だけ。
あれだけ暴れれば落ちてると思われるが、誰も気にしない。
犯人だって全裸だ。
リュシー可愛い。
女装メイドのジルも好き。
シャロンは結局代わりに女装したのだろうか。
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19世紀末のパリで起こる連続少女失踪事件
遺体修復師のシャロンのもとに運ばれた美しい少女の遺体…
連続少女失踪事件と、この少女の謎に挑むシャロン
変態退役軍人のミシェルと戦う女装メイドのジル!!
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話としてはとても面白かったんですけど、
重要な設定がちょこちょこ出てくる割にそれが周知の事実として描かれてるような気がして・・・。
説明不足というか。
最後でわかるのでいいんですけど、最初あたり一瞬2巻とかを買ってしまったのかと不安になってしまいました。
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そういえば本来この人の専門は西洋史だっけ。魔法士より先にこっち書いてたんかな?
設定的に続編あると思ったらやっぱり出たよ。
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19世紀末のパリが舞台にしては雰囲気が足りないと感じてしまった。キャラはラノベらしい感じ。キャラや雰囲気がもっとダークでも良かったのでは。
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ラノベ的にキャラクターは揃っているが、少し魅力に欠ける。記憶喪失という着想は面白かったが、身体に染みついたモノを伏線にするとか、冒頭に伏線を張るともっと面白かったのでは。シャロンの聖体の事情が唐突すぎないか?
街の描写は悪くないので筆力はあるんだと思う。