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紙の本

「想像しえないことにどう備えるか」の哲学。

2016/03/13 15:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

9.11、3.11と、21世紀の地上に起こった大きな出来事。「ありえない」「想定外」との言葉しか直後には発することができないような「こと」に私たちはどう向かって行ったらよいのか。本書は9.11のテロ事件のあとの考察として書かれたものであるが、邦訳出版は3.11の後。原著者も一文を寄せて関心の強さを示している。実際、フランスの放射線関係の研究所で倫理委員会委員長も務める哲学者の著者は2011.7月に福島も訪れている。

 沢山の哲学者の思想を引用しながらの文章は、哲学と聞くだけでもひいてしまうものとしては難解な部分も多い。しかし「想定外」をなくすための努力をする、という発想では対処できない部分がある、すなわち「必ず想定外という部分が存在する」という認識を持ったうえで考えて行かなくてはならないという発想は理解できる。

 引用されているハンナ・アレントの「力はあるところを越えると思いがけないプロセスを起動する」=行為と思考の溝が最大の脅威だ、という言葉は「おもいがけない」ことは歴史の中で幾度も繰り返されてきたことでもあることも思い出させてくれた。

 「想定外」に遭遇した時にどう対処するか。それはあらかじめ準備できていないことに対してどれだけ柔軟に対応できるか、ということでもあるだろう。本書には問題提起以上のことは書かれていないように思えるが、問題の性質上仕方のない部分もあると思う。

 ここから考える。「想像しえないこと」の遭遇するたびに、私たちはそれを繰り返さなければいけない。そういうことなのかもしれない。

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2012/06/13 17:23

投稿元:ブクログ

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2012/07/18 02:33

投稿元:ブクログ

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