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今回も右岸から読み始めたけれど、やっぱりその順番で読むのがいいなーと。
その方が、左岸のじんわりした感じを味わえるというかなんというか。
下巻も一気に読み通したい。そういう感じ。
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江國さん×博多弁・・・
だめだ、すごい違和感で最後まで馴染めなかった。どうしても下巻を読む気になれないので断念。
「冷静と~」もそうだったけど、辻さんとの合作になるとどうしても江國作品本来のゆらゆらとした空気感が薄れてしまう気がして。
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一気に読んでしまった。というか世界に引き込まれてしまう。江國ワールドにハマるハマる。
茉莉の人生に引き込まれて、いろいろ考えさせられる。
辻仁成の右岸も早く読みたい。
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一気に読んだ。
博多弁に若干違和感はあったものの、土地名とか、親近感の湧く所も沢山あって面白かった。
右岸も気になるけど…
とりあえず下巻読もうかな。
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【右岸と左岸まとめた雑感】
なんかもうやっと読み終わったっていう感じがする。
「左岸」をやるせないというか、救いようのない話(とっても江國さんぽいけど)だと思ってたから、読み始めは「え、こんな突飛な話なの?」っていう内容なんだけど、途中から、むしろ右岸のほうが重ーくて深ーくて暗ーい話だった。断然「左岸」より読むのにパワーがいった。
もしかしたら私は「右岸」のほうが面白かったと思ってるのかも。
確かにそんなに性描写はいるのか?って思ったけど。
読み通すなら「左岸」からのほうが入りやすい。
でも、話を分かりやすくしたいなら「右岸」から。
たぶんもう一回「左岸」を読み直すと思う。
とりあえず、お酒を美味しく飲んでみたい衝動と、博多弁が丸移りする。
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この作品は「冷静と情熱のあいだ」以来の江國香織さんと辻仁成さんの
コラボ作です。
主人公は幼馴染の茉莉と九、「左岸」では茉莉の視点で、「右岸」では九の視点で
描かれています。
半世紀にも及ぶ話だったので読み応えがありました。
その分茉莉を取り巻く人々が次々と死んでいくという悲しい設定も
ついてきますが…
17歳で駆け落ちというシーンから始まって、その後数々の男性と出会いながら
真面目に想ってくれる男性(始)と結婚、長女・さきを出産するも悲しい事件が
起きて居場所をなくしてしまい、東京・パリ・福岡を行き来することになります。
でも幼馴染の九とはどこかで繋がっていた…というちょっとファンタジー要素も
あったけど、九のエピソードがあまり描かれていなかったので話の繋がりが
分かりにくい箇所もありました。
あと主人公が福岡育ちなので台詞も博多弁が結構多く、言い回しが分かりづらく
なることも(^^;)
これは「右岸」の方も読んだ方が良さそうかな…?
まあこれがこの作品の狙いでもあるんだけどね。
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この著者が「左岸」を、辻仁成が「右岸」を、交錯する一組の男女の物語をそれぞれ女と男の視点から描いている。物語性に富んでいるために、飽きることなくぐいぐいぐいぐい読ませる。江國ワールドの骨頂は主人公の母親嘉代のキャラクターに現れていると思う。家族の在り方も実に独創的。一方の辻ワールドは、もう少し淡々とした語り口調。いずれも、主人公たちの人生があまりにも個性的で、破天荒でさえあるのに、筆力のなせる業で、浮ついたところのない読ませ方をしてくれる。どういう順番で読むのがいいかわからず、まずこの「左岸」上巻、続いて今は「右岸」の上巻を読んでいる。もう少しで男の人生が、女の人生に追いつくところ。面白くてすごい勢いで読んでいる。
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"居場所"というものは音を立てず気配も見せずに気が付けば、目の前からなくなって思い出になっていく。
それを教えてくれたのは中高に授かった親友だった。
私たちは3人でいつも一緒だった。
3人で過ごした放課後の陽だまりは、
今では幻のようだがあの頃は日常だった。
それがどれほど幸福なことかわからずに私はただ享受していた。
社会人になった今でも3人で寄り集まるし、誰かのバースデイがあれば思い出したように祝ったりする年もあればそうじゃない年もある。
でも、それらの会合はさすらう船が
ふと羽休めに船着場のBARで会うようなものであり、
バイバイしてからはしばらくお互いの人生へ出航する。
両親だってそうだ。私を残してNYに行ってしまった。
無論、仕事の都合で海外移住する父と、父に着いていった母なのだから、それはそれで娘の私としては好ましいことでも誇らしいことでもある。
でももう一緒に暮らしていたあのときの生活はない。
それは自然なことで誰も責めるべき者はいない。
誕生日を家族以外の友達や恋人に祝われるようになっていくのも、
中学・高校・大学・会社・・・それぞれに仲間ができるもの
"居場所"は流転するという必然性のひとつを物語っている。
"居場所"はいつまでも同じ場所にはない
それはいたって健全で自然なことなのだ
「変化を恐れちゃダメだよ、茉莉」
そう、だから惣一郎のこのコトバが耳に残る
居場所は流転するからこそ
変わらないものがある
変化を恐れちゃダメなんだ
「うったうったうーうったうったうー」
陽気に楽しく生きようじゃないか、変化を恐れることなく
今の私の背中を押してくれた本でした
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話が進むに連れて読むスピードUPしていく!
博多弁がかわいらしい(*^^*)
やっぱりパリでの生活がすき!
お酒がのみたくなる。
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久しぶりにどっぷり主人公に感情移入して読んでいる本*
そして久しぶりの江國香織さん。
主人公が福岡出身で、東京、パリ、と移動したり、なんだか馴染める要素が多い。博多弁も違和感なし。
まだ左岸の上巻のみなので、感想はすべて読んでからまとめたい。
次は右岸の上巻*
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最愛の兄をなくした喪失感を抱えながら、愛を求めがむしゃらに生きる茉莉がいとおしくもあり、苛立ちを感じさせもする1冊。
まだ上巻なので結末は定かではないが、
最愛な人を2人も亡くしてしまい
それでも次々に人を愛しながら、求めながら生きていく茉莉は、
女性からは反感を買うのかもしれないが、
それがリアルな現実を映した人間の姿なんだと気づかされた。
フィクションで描かれるよりも、人は簡単に寂しさから人を求めるし、
瞬間瞬間を懸命に生きる生き物なんだと思う。
そんなことを痛感させられた。
私は茉莉のことが好きではない。
でも、似ているかもしれない、そう思わずにはいられなかった。
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右岸と比べると、過去に囚われる男と未来へ突き進む女の違いがくっきり出ていて面白い。
恋愛も九は茉莉を追い求めているのに、茉莉は惣一郎を思い出すついでに九を思い出す程度。
上巻の最後では九も茉莉も行き場がなくなってしまっているけど、下巻はどうなるのかな。楽しみ。
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右岸よりもするする読めたのはどうしてかしら。
江國さんの文章からはとても女性的だとよく思う。
ところどころででてくる描写が、例えば食器だったり、カーテンだったり、庭の様子だったりが、ふんわりとした印象を与えてくれるし、そこへ注目する視点に共感できる。
辻さんの九の話を読んでからの茉莉なので、九の気持ちで読んでしまう。誤解だったか、とか、そんなことがあったのねとか。
下巻でさらに、茉莉の気持ちがどんなだったのか、早く確かめたい。二人の物語の最後の答え会わせへ。
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冷静と情熱のあいだに続く、共作の小説。
茉莉の半生を描く感じで、文体が心地いいので読みやすい。
次々とおこる悲しい出来事に、どう対応していくのか。
母娘の関係はどのように世代間伝達されていくのか。
おこってほしくないとだれもが思う内容に切り込んで、それでも読みやすいからすごいと思う。
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著者の作品ははじめて読みましたが、文句なく好きです。
自分にとって超然として遠くに行くこととは何だろう。
惣一郎の問いかけに対して自分ならどう答えるか、主人公を通して現実と空想を行ったりきたり、不思議な世界観が心地よいです。
下巻もじっくり浸りながら読みたいです。