投稿元:
レビューを見る
人生を無駄にしない為に足場が必要であると著者は語る。末端ばかりを大切にする時代では、足場がなければ、周りに流されやがて自分を失う。
生きること、動物的本能を優先させて食べる。生への執念の存在させ感じされないほど餌が補給されるとその環境に甘えるようになる。人生はいいことばかりでない。その環境に生き抜く力が必要
投稿元:
レビューを見る
人間の基本とは、どのような状況でも自ら考え、想像し、工夫していきることであるという主張に賛同を覚えた。自分の同じことを考えていると思いつつ、本を読み進めたが、筆者は更に上位レベルで物事を考えていることに気が付かされた。
特に身にしみたのは、人間という本質を的確に捉えていることである。
人は親切に、優しく、礼儀正しく生きてくべきという教育や躾を通して大人になる。しかし、あるとき、自分の裏の面に気が付き嫌悪感を覚え、自分はまだまだな人間だという劣等感に苛まされることがある。
だが、筆者は人間は表もあれば裏もある、それを含めてすべて人間であると主張している点に、安心感を覚える。
様々なボランティア活動を実践して実績を出している筆者だけに、妙に説得力がある。
自分の置かれた状況を今の自分の目だけで見るのではなく、遠目で、日本という枠を外して、時代を戻して見た時に、本当はどのような状況にあるのか?日本の中で生活していることはどういうことなのか?をもう一度考えてみたくなる。その中で、何が真実なのかをもう一度考えさせる本だと思う。
投稿元:
レビューを見る
え?この人って「保守」なの?最近の保守ってこんな小泉思想みたいなのばっかりなの?
孤独とプライベート、格差がない社会と右にならえの社会を混同してて可哀想。わざとなのかも知れないけど。
それと自由の権利は義務を果たした人しか与えられるべきでない(当然でしょ?)みたいなことも言っててますます可哀想。
都合の良い自己責任の使い分けも。
「東京大空襲のショックで一週間、口がきけなくなった。それはやっぱりあたしの心が弱かったからですね」というような記述に唖然…トラウマってやっぱり心が弱いのが原因なんだね!(「ホシュ」の人にとっては)
この人に似たような似非保守が自民党内にのさばり始めた結果が現代の日本の姿となったんじゃないかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
人を見下したような文体や一方的な決めつけにイラッとしたけど、なるほどなと感じる部分もあったので星3つで!
投稿元:
レビューを見る
ちょっと、そこまでは
と思ったり
私はそう思わない
と思ったりするところもありますが、
根本の、主義には納得、似た考えです。
投稿元:
レビューを見る
著者の人間味のある語り口がまさしく「人間の基本」なのかと感じた。
最後の
「常時ばかりではなく、非常時にも対応できる人間であるために、その基本となるのは一人ひとりの人生体験しかありません。強烈で濃厚で濃密な体験、それを支える道徳という名の人間性の基本、やはりそれらがその人間を作り上げるのです。」
は最後まで読むと言わんとしていることが良く伝わってくる。
投稿元:
レビューを見る
女性の人生訓的な本は、歯切れが良くて
とても良いのだけど。
なんだか、育ちの良さが出ているバックグラウンドが
感じられてしまってね。
投稿元:
レビューを見る
エッセイ?のような。
著者の考えがあって、それを押し付けられている感じ。
立派な方だと思うけど、「私はこうだったけどね」みたいな話が多くてなじめなかった。
エピソード自体は面白いものもあった。
投稿元:
レビューを見る
自分の足で立ち、いざというときに冷静に対処できる。知識だけでなく人生を幅広く体験しておく。平等、公正はそもそも存在しない。それを当たり前と捉える。
投稿元:
レビューを見る
人間としての基本ができていない人は何もやる資格がない。
人間はみな生まれながらにして違うし,望みもそれぞれ異なっていて当然なのに一律横並びの光景を見るたびに,希望まで同じなのかと,ちょっと気の毒になります。
自分自身の価値観や好みを隠して他人を迎合することに慣れてしまうと,いつまでたっても人としての芽が出ないばかりでなく,抑圧された欲望が,怪奇な人間の性格を生むことになります。
自分というものを大事にしないで,他人と同じことをするということは怖いことなのです。
ルールという表面的なことにとらわれると,自由を失いますし,なぜそういうことをするのか,人を納得させることができない。
常識の大局さえ外さなければ,各自が自分のいいと思ったことをすればよい。ただし,理由を問われた時には,その人なりの明確な回答ができなければならない。
投稿元:
レビューを見る
■マインド
A.知識というものは方向性を持たせて集約しないと、あまり役に立たない。
B.人間は「他人は自分を理解してくれない」という覚悟の上に、長い人生を立てていかなくてはならない。
C.悪い状況、もっと言えば修羅場を経験する意味というのは、肉体や筋肉と同じように精神に負担かをかけることにある。
D.自由というものは義務を果たしてこそあるもの。
E.アマは労働時間をもって労賃を得、プロは時間と全く関係ない軸での働き方である。
F.他人より面白い人生を送るとするならば、危険を冒すこと。
G.「喜べ」とは、物事の見方を意識して変えること。
この世はオール・オア・ナッシングではないのだから、どんな悲惨の中にあっても一脈の希望の光明は見つけられるし、一方で、どんなに順調と思える時でもひっくり返される脅威は常にある。
投稿元:
レビューを見る
若輩者の私には、理屈はわかるが感情的にはわかりたくない老人の戯言としか思えない部分も多かった。年をとって読み返せばもっと素直に受け入れられる気がする。しっかりした自分を持って、自分で考えて生きていく事や、人間は神でも悪魔でもないので絶対的な悪人も善人もいない、といったことは心に残った。
投稿元:
レビューを見る
良悪の両面のバランスについての記述が多い。
昔のよさを説いてると感じる。まあそうなんかも知れんが、あまり好きではない。
投稿元:
レビューを見る
ぜひ、読んで欲しい本です。
きっと、いろんなヒントがつかめると思います。ルールより人としての常識を考えるーdo-gooder いいところを見せびらかす人には、なりたくないと思いました。
投稿元:
レビューを見る
視点が時にラディカルに感じられるのは、それだけ著者が生きた時代と現代が違う様相を呈しているからだろう。
著者のアイデアとして紹介されている一年間の国民総動員奉仕活動は、聞こえ方は徴兵制のようで反発を呼びそうだけれど、ドイツでは似たような制度が有ると以前友人から聞いた。すぐに大学受験戦争に突入するよりは、そういった機会がある方がよっぽど学生も「考えて決める」人間になるのではないか。「他に与える」成果を若者に経験させる必要性は確かに有ると思う。