金のフォークに銀の匙 みんなのレビュー

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銀の匙　Silver Spoon 裕福な家に生まれるという意味があるそうです。
そしたら金のフォークはなんだろね？

不破克彦は、ハーバードでMBA(経営学修士・英米圏の専門職学位)を取得したエリート公認会計士。
イライラしながら車の運転をしていたときに自転車と接触事故を起こします。
その被害者が三谷熙武(ひろむ)、カフェでバイトをしている大学生です。
不破は知りませんでしたが、熙武は不破のことを知っていました。
不破は、バイト先のカフェにくるお客さんで店員達の間で不破は、ミスターノースマイルと呼ばれていたのです。
このあたりは、ルナ通信VOL.85(メールマガジン)にSSがあります。

怪我をした熙武の面倒を世間体のために嫌々みているうちに距離が縮まっていくというよくあるパターン。

不破を含め不破ら周りの人間は、あまり良い人ばかりではない(どちらかというと嫌なやつばかり)のですが、たったひとり、ハーバード時代からの知人だという大西という人がとても良い人でホッとします。

金のフォークは、熙武が言った言葉なのですが、銀の匙は、熙武のことでした。

熙武は、銀の匙をくわえて生まれてきたような子なのですから、将来、不破は、ふたりの関係を熙武の家族になんと言って言い訳するんでしょうね～ちょっと心配です(笑)

挿絵は、麻生海さん。ちょっと最初から不破が良い人に見えすぎる感じがしました。

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BL版大人の寓話。読むと優しい気持ちになれます。
33歳エリート公認会計士の不破克彦×大学生でカフェのバイト三谷熙武。腹黒×天然と帯のアオリにありますが、それとは少し違った印象を受けました。

不破は交通事故のはずみで自転車の青年に怪我をさせてしまいます。奇しくも相手はいきつけのカフェの店員、三谷。クールを装いながらも仕事柄世間体を気にする不破は、形だけの謝罪と見舞いに病院まで脚を運ぶのですが、三谷はそんな不破に対して怒るどころか素直に喜んで感謝するのです。

不遇に遭いながらも自力で今の地位と生活を手に入れた不破は、その境遇のせいか実に鼻持ちならない男です。無名大学に通い、計算もおぼつかないカフェのバイトの三谷を小馬鹿にした態度で見下し、自身も潔癖で損得勘定のみで人付き合いする男。
しかし、不本意ながらも三谷とかかわるようになってしまい、彼と共有する時間が増えるに従って、徐々に価値観が変化していくことに。

三谷は外見がきれいで心もきれいな、ふんわりとした優しい青年です。事故に遭っても相手である不破を攻めたりせず、彼に泣かされた保険会社の受付や、バイト先のシフトを気にするところが、不破にはアホっぽく感じられます。おそるべき偏見。でも、不破だけが悪いわけじゃなく、そんな偏見が渦巻く環境で働いているのも一因のようです。
タイトルがとてもいいですよね。精神的にも物質的にも恵まれた環境で育ったらおっとりするだろうし、荒波に揉まれて生き抜いたらそれなりにシビアで懐疑的になるだろうし。金のフォークを否定せずそれを誉める三谷に好感を覚えました。
三谷は鈍いように見えて、案外鋭い指摘をするのがタダモノではないと思わせるところ。

人を疑わない三谷が危機に陥った時、不破が世間体やなりふりなど構わずに助けに向かった場面から、彼の気持ちの変化をはっきりと感じ取ることができます。三谷が生きていたというだけで喜び、音信普通でどうしようもなく不安になる不破。その揺れる男心とプライドを投げ打った告白シーンに萌えました。不遜なくせに激甘！照れながらのメロメロぶりが、読んでいてくすぐったく心地よかったです。欲を言えば、Hシーンはもっとイジワルで濃厚なのも見たかった…話の流れで無理だったとは思いますが。

フェア小冊子は「小さなクマの話」。三谷視点でお見舞いのアレンジメントにくっついてたクマの名前がらみで激甘なSS。ベッドシーンはラブラブです。
コミコミ特典イラストカードは、不破視点でルンバのエピソード。まだまだ、三谷の精神世界に追いつけないようです…

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二人の視点が交互に読めるので、心情の変化を時系列に沿って理解でき、大変楽しく読めました。夜中に一気読みでした。
ミタニくんがホンワカいい子で、最後は「よかったね～」と思っちゃいました。

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初っ端から攻めの印象が最悪で、この先どうなるんだろう…とすごい不安だったけど、こんなに変わるのかっというぐらいの変わり様で（笑）ヒロムと関わるようになってから、徐々に不破さんの表情だったり心情が変化していく過程が丁寧に描かれてます。ヒロムの天然でほわほわなところ可愛かった〜。彼のふにゃんとしたゆるさに和む。ルンバに名前あるの？って不破さんに聞いてたとこにはぎゅんときたー（笑）

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恋愛に無関心なエリート攻めと、恋愛におっとりなぼんやり受けってちゃんとオチがつくのか不安でｗｗ
途中まで読んでてこのまま終わっていったらどうしようと思いましたがｗｗｗ
後半の展開がすごくよくて、ナイスなCPでした！
終盤めちゃめちゃ萌えた～！！！
あとがきでもありましたが、王道展開だったので、読んでる方としても素直に楽しめました！

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濡れ場が色っぽい。おっとりとした受が覗かせる欲求がよかったです。
攻が変わってゆく描写が丁寧。読了後に素敵な話だったなあと思える一冊でした。

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気分的にゆったり読めるストーリーでした。
不破は最初はめっちゃヤなヤツな描写だったんだけれど、巻き込まれ系でしかも実はお人好しだったというｗｗｗ　
で、どっちも受けっぽくて・・・ｗｗｗ（またそれがいい感じだったのよ）

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じんわり沁みるようなお話でした。受けが攻めに語る言葉が控えめだけど的を得ていて、変化していく攻めの心の動きも納得。思ったより攻めが普通の感覚を持つ人なのも良し。話の雰囲気にも合ってる。但し、攻めが行為中に『萌え』とか言っちゃうのだけは戸惑ったなー。

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ほんわかする！
エリート会計士×ギャルソンのバイト大学生。
いつもイライラしてる会計士（攻）が、人身事故を起こした相手が行き着けのカフェのギャルソン（受）だった・・・。
ほんわか和み癒し系のこの青年の、攻に対するあけっぴろげさ！かわいいです。
まったく奇をてらうことのない王道ストーリー。
攻が癒されるが如く、私も癒されました。
疲れた貴方におすすめします♪
いいなーこの受。彼氏にしたい。

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会計士×大学生


攻め：不破
受け：三谷


大手会計事務所で働く不破は強引に突っ込んで来た車を避けようとして学生に怪我をさせてしまう。合理主義で面倒なことが嫌いな不破はその学生が自分の勤める会社の近くにあるブラッセリーの店員だと知り、益々厄介な事になったと思う。しかも成り行きでギブスが外れるまでの間夕飯を作ることになり…。
しかし三谷はそこまで頭は良さそうでない上にお人好しでいつの間にか、一緒に居ても気にならなくなっていて当初の予定では素気なくするつもりだったのに気がついたらその雰囲気にも慣れて…。



読了後優しい気持ちになりました。
私はやっぱり、素直で良い子な受けが好きだなぁと三谷を見てて再認識しました。
世間ズレしてなくて良い子。こんな子は不破に限らず好かれる。合理主義で無駄な事を嫌っていた不破だってすっかりほだされちゃってwww

性格の悪い人は出てきたけど、主人公カプがそこまで重苦しい状態にならなかったので良かったです。

この二人のその後とか読みたいなぁ。

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エリート会計士とゆるふわ（？）大学生の話。
最初の攻めの印象、ひどいですwwなんか合理的かつ冷静な対人感情で受けを怪我させたのにその態度?!って感じだったし。
そんな不遜な攻めが受けのほわほわな感じにどんどん丸め込まれている感じが良かった！
人と関わることが好きじゃない癖になんだかんだと世話を焼いている感じがしてたし、受けも実はお坊ちゃまで育ちはいいんだけどあまりにほんわか癒し系なのに好意をあけっぴろげで可愛いワンコだったし。
最後までがっつり甘々って感じではなかったから後日談読みたいなぁ！
☆3.5

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かわいさんにしては珍しい、日常生活の甘めなBL。 x

コミュ障気味のエリートと、犬系御曹司大学生のギャップ恋。二人ともヘテロだったはずなのに、すんなりお互いを受け入れている感じがちょっと安易だったけど、まぁそれもたまには良いかと。でももう少し葛藤も欲しかった。 x