0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説なので、虚構入り混じっているようですが実在の人物だけでも良かったような気もします。結末はわかっているのに続きが気になってしまいます。
投稿元:
レビューを見る
「パンがなければケーキを食べればいいのよ」発言で有名なオーストリア出身のマリーアントワネットについては、すでに多くの書物が出版されているが、その周辺の人物についての細かい描写はこのような小説でしか前景化されえないだろう。
投稿元:
レビューを見る
幼少の頃読んだ子供向けの本で、マリーアントワネット=悪という印象があったが、この小説を通して、その見方が変わった。ドラマのような歴史小説。
投稿元:
レビューを見る
遠藤周作は敬虔なキリスト教信者でありその作品の至る所にキリスト教思想がちりばめられています。
私は無宗教ですがそれでも読者にどんどん読ませてしまう、何らかの魅力があります。この作品では良なる無能者と
呼ばれていたフランス王ルイ16世の下へ嫁いできた彼女の生涯を、歴史に忠実に基づいてはいない形で
つづっています。女性として開花していく変化、母親の顔、夫婦としては決して旦那に敬意を払っていなかった彼女の
処刑の頃の彼への気持ちの変化などとても面白く、遠藤周作の中でも印象に残った一冊。
投稿元:
レビューを見る
むかーし、ベルサイユのバラは読んだけど、久々に、もう一回、マリー・アントワネットが気になり、購入。マリーアントワネットの首飾り事件とか、よくわかった。
投稿元:
レビューを見る
遠藤周作のフィクション人物も存分に使ったアントワネット。予備知識無し構え無しで楽しめるあたりはさすが小説家。でも正直に言うと読み始めてすぐベルサイユの薔薇の原作なのかと思いました。
投稿元:
レビューを見る
マリー・アントワネットの生涯をわかりやすく小説化。オスカルは出て来ません。ヴェルサイユ宮殿見学に行く前に読みましょう。
投稿元:
レビューを見る
この小説、歴史的観点からも遠藤周作の文学作品としても賛否両論あるようですが、わたしは好きです。マリーアントワネットの精神的な成長と、ドラマチックな人生に、読み出したら止まりませんでした。最近の研究では、彼女はとても聡明で賢明な女性だったという説がありますね。
投稿元:
レビューを見る
遠藤周作の優しい語り方はやっぱり涙を誘う。分かっていながらも、アントワネットの運命の行方にハラハラした。
投稿元:
レビューを見る
ちょうど世界史で習ったときに読んだのですごい面白かった。映画のような臨場感。あと遠藤周作らしい心理描写の巧さに泣きそうになる。
投稿元:
レビューを見る
高校時代に世界史をもっとまじめにやればよかったと思うくらいに、この作品を通じて歴史の面白さや素晴らしさを感じた。もう一回この頃の時代から学んでみようかな。
投稿元:
レビューを見る
今映画化でとても話題になってますよね☆歴史上の人物もやはりこうやって読むと普通の女の子だったんだな、って思います。
投稿元:
レビューを見る
以前も読んだことのあった遠藤先生のマリー・アントワネット。
先日、ミュージカルを観劇に行って「読み直そう!」と思い、二度目の観劇までには読むはずだったのですが、なかなか最後まで辿り着かずに年を越してしまいました。
下巻のラスト少しを読みきってやっと完結。
やっぱり遠藤先生のストーリーの骨組みや、言葉の一つ一つがとても素敵です。
マリー・アントワネットという実在の人物を、マルグリッド・アルノーというフランスの庶民を絡ませながらのストーリー展開は魅力があります。
そして遠藤先生らしい「神」についての思想が存在していて、人間の持つ美しさ、醜さ、卑劣さ、逞しさが「神」というフィルターを通して伝わってくるような思いがしました。
人間の心の奥深くを、二人の女性を通じて考えさせられる作品だと思います。
何度も読みたい一冊です。
遠藤先生の作品はその時々で感じ方が異なるので、定期的に読み返してみるといいのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
王妃のマリー・アントワネットと、一平民であるマルグリットの物語が交互に展開され、徐々にその物語が交わっていく。よくある手法だが、さすがに遠藤周作さんはうまい。混乱することなく、読者の頭にスッと入ってくる文を書けるのがうらやましい。史実を元に、独創的に綴られる本作はマリー・アントワネットに関する小説の中でも読みやすく、入門篇的な感じで読めると思う。遠藤さん独特の神に対する思想も端々にちりばめられているのが面白い。
投稿元:
レビューを見る
「ベルばら」とは違って、奔放さの陰には常に不安からの逃避があるマリー・アントワネットと、彼女を憎み続けるマルグリットの心理描写が非常におもしろいです。サド侯爵をはじめ有名な人が随所に出てくるのも楽しい。