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Twitterやらブクログやらでこの本の存在を知って以来、どこに行けば手に入るのかとTSUTAYAや書店をさまよい、入荷されていない売り場を見ては本の流通に思いを巡らすことに数日。
ようやく近所の書店で発見、コーナーには「自己啓発」の文字。
レビューと本の紹介をチェックしていたので、タイトルだけで分類したなと推測し一人優越感にひたった。
確かに、タイトルは典型的な学生向けの自己啓発本だ。
しかし中身はどっこい、作者の大学時代の面白エピソードの詰め合わせである。タイトルに「やらなくてもいい」と書いてあっても是非やりたい!と元気な大学生に思わせるエピソードがてんこ盛りだ。
選ぶ言葉にもさりげなさとドヤ感を含んだセンスを感じる言葉づかいで楽しませてくれる。
モデルと眼科医のエピソードは特に笑わされてしまった。
この本を読めば朝井リョウの書いたものをまた読みたい!と思うことは確実だ。
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朝井リョウという作家の桐島が部活をやめるとかなんとかっていう本が話題らしい、ということはずっと前から知っていました。
でも日常生活の中で、いわゆる「ゆとり世代」の人達(もちろんその一部だけなのだけれど)に頭を悩ませている私は、「朝井リョウ?平成生まれのゆとりでしょ?」と、頭でっかちになって、いい印象を持っていませんでした。
(今となってはこの頃の自分を叱ってやりたい)
が、「最後の恋MEN'S」で始めて朝井リョウ作品を読んで、「あれ?この平成生まれは只者ではないな」と、恐ろしく上から目線で、でも一気に好きになり、翌日には「桐島、部活やめるってよ」を探しに本屋さんへダッシュ。
もちろんそれも面白く、今では好きな作家さんを挙げる時には彼の名も挙げるようになりました。
「やっぱり平成生まれだろうが、ゆとり世代だろうが、才能のある素晴らしい人はいるんだなぁ…」と思ったのも束の間。
やっぱり馬鹿だった!!!(最大限の愛情をこめて)
「学生時代にやらなくていい20のこと」は間違いなく学生時代にやらなくていいことばかりで、あまりのくだらなさと、馬鹿らしさが、それはそれはもう大好きでした!!
エッセイはあまり読まないし、小説ほど好きではないのだけれど、これなら何度も読みたい。その度に「馬鹿だな~!」と笑えるから。
これからも朝井リョウからは目が離せません。
小説も期待しているけれど、エッセイも期待しています。
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明るく爽やかでとても笑えるエッセイです。早稲田大学在学中に作家デビューして就職して兼業作家になってアウトドアも楽しみ友達に恵まれてそうな魅力的な男の子にどうやって育てたの?とママ目線になって読みました。恋人の影がないところも高感度ポイントです。美容院でのエピソードが好きでした。
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〈内容〉話題の現役大学生作家の、まったくイケてない日々。
『桐島、部活やめるってよ』の著者の初エッセイ集。華々しい「大学生作家」の看板の陰で繰り広げられる、無為で阿呆な爆笑の日々!
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この人は間違いなくおバカな早稲田生の典型!
大学在学中に作家デビューした筆者の
学生時代の数々のできごとから、
おもしろ母親エピソード、就活までのエッセイ集
完全に笑かされました、予想外に!
文章(特にツッコミ?)おもしろすぎます
美容院のくだりが最高!!
昨今のビジネス本を揶揄した感じの
タイトルがまたいい
電車や公共の場所で読むのは、
吹き出す可能性あるのでおすすめしません!
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原田宗典の後継者発見!?的脱力系エッセイ。
早稲女の話を読んだばかりだが
早稲男はこういうキャラがデフォルトなのか?
冒頭のはらよわについてで共感わしづかみ。
これまた原田さんと共通項だし。
はらよわだからダメダメなのか
ダメダメだからはらよわなのかが気になるところ。
【図書館・初読・8/13読了】
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変な人のまわりには変な人が集まる。自分のまわりもそこそこ変なものが集まってて面白いような気がしていたが、どうやらそうでもないらしい。上には上がいるらしい。すごくばかばかしくてうらやましい。そしてくやしい。本篇では自分の事を「馬面」となんどもののしっておられたが、画像を検索したらちゃんといけめんだったからなおさらくやしい。
わたしもももクロ好きだし、おもしろいものには目がないし脱出ゲームも100キロハイクも喜んでいくのでどうかどうかお友だちになってください。
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気取らない日常をありのまま書かれていて、読んでいる方も彼の日常に巻き込まれた感覚になります。
何でもできる学生時代。
やっていることがバカだろうがアホだろうが、何やったってそれをやってるその時は真剣で、思い返せはバカでアホなんですよね。
そして新就職氷河期世代を装備不足で歩いた私にとって、死ぬくらい辛い経験だった就職活動。
本当、意味不明な質問と、意味のわからない自己分析やエントリーシート・・・思いっきり心の中でツッコミを入れまくる気持ち、よくわかる。
ドラクエとかポケモンとかみたいに、進めば武器が買えたり、進化すればいいのに・・・一次面接からラスボスレベルで常に瀕死だった・・・。
今だから大笑いして読めるが・・・これが進行形だったら・・・空笑いで胃腸を痛めつけているだろうな。
ぜひとも大学を卒業した20代にオススメします。
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ただただ面白かった。久しぶりに声出して笑った。やらなくてもいいことを気負わずにフツーにやり遂げた大学生は、きっとやらなきゃいけないこともしっかりやって、今社会人一年生。小説も読んでみる。
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朝井リョウが爽やかなアホな若者であるとわかる内容です。さくっと笑えて読めるので小説ではわからない筆者の感受性が伝わります。
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読みながらあぁ若い子の綴る文だなーと思いつつ(若さへのやっかみ?)、結構楽しめた。多少誇張されている表現も、ご愛嬌ととれる。
でも巻末の就職活動のエピソードが一番面白かったんだけど。
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朝井きゅんのエッセイ。
彼のツイッターを覗き見するようになって、ますます好きになっていっている今日な訳だが、そんな彼の、まだエッセイ書き慣れてない感と笑って欲しい感と照れ感が満載の本作。
こっちまで目をそらしたくなることが何度あっただろうか。(失礼
『桐島~』以降の著作を読めば明白のことだが、彼はとても真面目な、でも時には悪ふざけや悪ノリもする極々普通の好青年だ。
エッセイではそんな彼の、まだ小説とは上手く融合させきれていないピュアな等身大の側面がこれでもかというほど浮かび上がっている。
ツイッターを見ていてたまに、彼にとって、言葉は本当に友達なんだなあという感覚を覚えることがある。
どんなにぞんざいな若者言葉を使ったって、彼の言葉は彼を裏切らないし、彼もまた言葉を信じていて決して裏切ったりしない。
そんな彼の誠実さや、彼と言葉の距離感がまた、こう、胸をぐっと摑んできて、こっちが心臓痒くなる感じがいい!(失礼
すごく歳の離れた従兄弟を見ているような、あるいは普段あまり会えない甥っ子を見ているような読み方をしてすみません。
彼の信頼を寄せる言葉でもって、誰かをたくさん楽しませたいという気持ちがビンビン伝わってくる本作を読めば、彼が直木賞を受賞したのも頷けまする。
彼の小説しか読んだことのなかった人は、エッセイやツイッターから受ける印象に大きなギャップを覚えることもあるだろう。
そしてそのギャップを愛おしく感じる人は多いはずだ。私もそうだ。
しかし私はぜひ、今後彼にそのギャップをもう一つの側面として大事にするのではなく、上手く小説に溶け込ませて新たな朝井リョウを見たいと切望してしまうのであった。
はあ、でもこういう青臭いエッセイをだんだん書いてくれなくなってしまうんだろうなあ~(どこまでも親戚のおばちゃん視点読み
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想像以上にバカなエピソードが多すぎて笑いながら読みました。
これは人前で開いてはいけない本だと思います。
くだらなくてバカでほとんどノリとテンションだけで日々を過ごす大学時代、私にも経験があるので、「こいつバカだなw」と思いながら同時に「でも私も似たようなことしてたわ…」と反省したり。
私の周りにもなかなかのバカ大学生(勉強ができないという意味ではなく)が揃っていたので当時のことを思い出させてもらいました。
大学生の子を持つ親御さんが読んでショックを受けなければいいですが…笑
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朝井リョウさんのエッセイ。
書き方にユーモアがいっぱい散りばめられてあって、素直におもしろかった。
やらなくてもいい、とタイトルに銘打っていますが、本書に書かれている体験談は貴重、奇抜なものが多く、総じて「著者が大学生のときに経験したおもしろい話」みたいな内容です。
読みやすくて、著者の人柄も知れるので、いい本やと思います。
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朝井リョウさん、すかした感じの若者なのかなって勝手な思い込みだったのが、一編目から崩れた。
賢いのに、馬鹿なことをするのが何より好きというW大生のイメージのまま。これも勝手な思い込みだけれど・・・。
「FP講座」の件がいちばんのツボだった。