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朝井リョウと言えば、最近映画化された『桐島、部活やめるってよ』を代表作とする、若手人気作家の一人。多数の著作で高校生の青春をさわやかに、そしてリアルに表現している。
・・・まあしかし彼の本領はそんなもんじゃない!
この本こそが「朝井リョウ」!ぶっちぎりの傑作です(断言)。
田舎から上京してきた「THE・おのぼりさん」大学生の著者が、振り返ると恥ずかしすぎて悶えてしまうような経験を綴り、さらに自らつっこむという、まさに自虐エッセイ!
こんな恥部をさらさねばならないとは、作家とは大変なものである。うん。
同年代の作家ということもあり、ところどころ出てくるフレーズや表現は「分かる分かるちょーウケる!」の嵐。時には中二病くさく、時にはノリツッコミも見事に決め、面白おかしく、というか爆笑モノのエッセイに仕上がっている。
笑いに厳しいと自負する私でさえ、常ににやにや。しかも電車の中で読んだものだから、ただの不審者に映ったことだろう。
ほかの著作はほっといて笑、とりあえずこれ読んで!
それまでの朝井リョウへのイメージが音を立てて崩れ落ちる。
そしてこう思うのだ。
「彼もこちら側の人間だったのか…」と。
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とにかく面白い!
電車の中で読まなくてよかった(笑)
「桐島~」の読者のどれだけが著者がこんなに面白い人だと予想できただろう。
そのギャップはいい意味で私の想像を裏切ってくれました!
自由すぎる大学生活に、学生ならではの馬鹿っぽさ溢れるユーモアがたっぷりつまった一冊。
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やばい、おもしろすぎた。公共の場で読んではいけません。吹き出すこと必至(笑)。
大学生活って、楽しいよな〜ってしみじみ思えるので、今、受験生な息子のモチベーションを上げるべく、息子にも読ませました(笑)。ゲラゲラ笑ってましたが、上がったかな?
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ビジネス書みたいなタイトルだけど、エッセイでした。
思わず吹き出す面白さ。
いや、くだらないなあ。学生さんだなあ。いいなあ、学生って。うらやましい。っていう気分を満喫できるエッセイ。
全部のエピソードにダメ感がただようのが面白いけれど、特にカットモデルの話、面白かった。田舎者にとって、カットモデルってちょっとうかれるんですよ、わかりますよ!
受験についてくる母の話も面白すぎる。
これからも、まだまだ面白エピソードが出てきそう。
もっと、年齢を重ねておじさんになってからも、このダメ感が失われないといいなあ。
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読む場所として、家を選択した自分にご褒美をあげたい♪
もし電車やカフェで読もうものなら
数分に1度、狂気のように笑い転げるヘンなおばさんとして目をそむけられ、
家でも、もし娘がいる時間帯だったら、「ママうるさーい!2階に行って読むがいい!」
と、お気に入りのソファから追い払われること必至でした!
笑いの発作の被害が及び、イヤ耳をして廊下に避難した猫たちとは
金のだし入りササミスティックをもって和解するとして
噴き出さずにはいられない、とてつもなく楽しい本です♪
エッセイでこんなに笑ったのは、三浦しをんさん以来かもしれない。。。
早稲田大学の名物イベント100キロハイクに、片手にワイングラスを持ち
バスローブ姿で参加して、疲労困憊のところを雨に降られ
図らずもバスローブの驚異の吸水力を身をもって体験する破目に陥ったり
オープン科目を受講していたつもりが、間違って
他学部の専門的な授業を受けていたことに期末試験まで気づかなかったり
北海道での夏フェスに、仲間とレンタカーに乗って参加するべく準備していたのに
一般車は青函トンネルを通行できないことに直前で気付いて
使い道のなくなった5万2千円のチケットで涙を拭いたり、と
弱冠20歳ですばる新人賞を受賞し、学生作家として輝かしいデビューを飾って
「きっと才気あふれる、特別なオーラを纏った素敵男子なんだわ♪」という
勝手な「朝井リョウ像」をみごとにひっくり返してくれるエピソードの数々。
在学中になぜか依頼されて書いた就活エッセイに
ツッコミという名の添削(しかも本文よりこの添削部分がおもしろい♪)を加えて掲載し
見返し(表)に、四角いゴシックできっちりと書かれたプロフィールを
見返し(裏)ではコミカルな丸い字体で情けなさ全開ムードで上書きしてしまう、
そのセンスとサービス精神がたまらない1冊です♪
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「桐島、部活やめるってよ」で注目の作家、朝井リョウの初エッセイ。1989年に生まれ、早稲田大学在学中に作家としてデビューした著者の描く学生生活・・・。これから学生になる人、将来の東京での大学生活に夢を抱いている人、朝井リョウの小説から本人に興味を持った人、それぞれに期待を裏切る内容かもしれませんが、最初から最後まで笑える一冊です。クスリ、ニヤリから爆笑までいろいろあります。
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今年の直木賞候補作家・朝井リョウのエッセイ。
三浦しをんばりに「笑いの神」に愛されているとしか思えない抱腹なエッセイでした。尋常じゃなく笑えるので部屋で一人で読むことを強くお勧めします。周りから見たら完ぺき変な人になるので笑
いつか三浦しをんと朝井リョウの対談をどこかの出版社が企画してくれないかなー。絶対面白いと思うんだけど。
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どこかの誰かが言っていたが、「本を開き初めの一文で好き嫌いが決まる。」と。
まさしく、この本がそれ!
だって本の一番最初の文が、「私はお腹が弱い。」
このような文章で始まる本、しをんさんでも(失礼だが)なかったよ!!
思わず、中2の妹に「見て!この本、いきなり衝撃的なカミングアウトではじまったよー!」と叫ぶ。
それくらい、衝撃的だった…。
今をときめく、「朝井リョウ」
「桐島、部活やめるってよ」でデビュー。しかも、映画化&早稲田大学卒業!
てっきり、「真面目なお兄さん。」みたいなイメージだったが、見事に覆された。
そして、著者の紹介文も面白い。初めの分は、真面目に書いてあるが
後ろの分は、サービス精神の塊♪
全部、笑わされたが一番気に入って印象に残ってるのが「スマートフォン」
朝井さんが高校生の時から、ずっと使っていたケータイが壊れた。そこから、事件が始まった・・・。
これには、ホントに面白い。
他にも、地獄の500キロバイクも面白かった。
なぜ、トイレットペーパーを持っていく選択をするのか。
お腹が弱い人は大変だ・・・と、つくづく感じました。
そして、本の帯が一番驚いたかも。
その驚いたのがこちら。赤字でこう書いてあった。
「こんなバカやってても就職できるんだと勇気が湧く。」
何とも失礼な・・・!と、読み始める前は感じたが、読み終わりもう一度本の帯を見ていると・・・。
「ああ。この人も同じ考えなんだ。」と共感できることが多々あった(●^o^●)
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エッセイ集。何度噴出しそうになったことか。著者の書き方が上手いのかな~。
学生時代、やらなくてもいいこともっと経験しとくべきだったのかも…なんて思ってしまった。
何のためにもならないけどこれはかなりオススメ。
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爆笑!
朝井リョウって、こんな人だったの?
「少女は卒業しない」の後だと、ギャップが‥
「チア男子!」の後なら、まあ繋がるかな。
学生時代に体験したことをそのまま描いているエッセー。
ダンス部だったそうですが、部活そのものは出てきません。
ダンス部ののりのいいメンバーが一緒というケースはあります。
早稲田大学では、100キロハイクという催しがあるのだそう。
仮装で埼玉から大学まで歩き、仮装をも競う。
バスローブでワイングラスを持つという仮装で電車に乗って目的地へ。
仮装に本気の人たちはこんなもんじゃなかったという。
途中から足はたまらなく痛み、駐車場で痛み止めを飲みシップを貼りまくり、寝転んで休む。
雨が降り出し、バスローブは驚異の吸水力を実証するとは‥!
島で花火を見ようという企画が、嵐で島に接岸できずに東京まで一度戻り、23時間船に乗り続けたという。
これはその後すぐに、大島まで行き、無事に夏を楽しむことはできたのだが。
レンタカーでコンサートに行こうという北海道旅行の計画が、無残に流れるにいたるいきさつやら。
就職活動について書くように2年生のときに求められ、何もわからずに適当にでっち上げたエッセイを収録、自分で突っ込みまくってあります。
就職については、すでに小説家デビューしていたので意外に思われることもあったとか。
(いやそりゃ‥冷静に考えれば、小説を書き続けられる保証はないし、まして売れ続ける保証もないもの)
それに経験豊富なほうがネタに困らない‥?
学生時代の経験からして、すでにネタを超えている感じだけど~
京都まで自転車で行こうと二人で企画し、一日100キロ以下という計画を立てる。‥連日?!正気か~っていう。
途中で友人に連絡を入れたら「頭悪いね」と言われてしまう。
出会った人に「自転車で東京から来た」と答えたら、ドン引きされたり。
それでも何とか行けてしまった体力がすごい!実行できたのだから無謀とも言い切れない‥
けど!
しかし、やっと就職したばかり。若いねー!
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学生時代の面白エピソードエッセイ。気軽に楽しく読めてよかった。30になって忘れかけてた懐かしきモラトリアム時代、あの感覚。
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爆笑しながら本読むなんていつぶりだ。参考になったようなならなかったような…ならなかったな。エッセイって面白いなー
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連休中は、ちまちま少しずつ読めるエッセイを、と思って借りてきたのに。
あっさり読み切ってしまった。
学生作家だった朝井リョウくんが大学時代のエピソードを綴った、何度も吹き出してしまうこと必至のエッセイ集。
まず、裏カバーの作者略歴に笑いをこらえきれず、いきなりの下ネタカミングアウトにやられる。
ほんと、公共の場では読めないっす。
いや~、心底たのしそうだなぁ。
全力でおバカだなぁ。
もすこし、なんていうか繊細で感受性が強すぎるようなイメージがあったけど、普通にノリのいい大学生だったんだなぁ。
すでに懐かしい目になってしまう自分が悲しい…
しかし、大学の単位も取りつつ、バイトもしつつ、執筆もしつつ、就活もしつつ、こんなおバカでリア充な学生生活をエンジョイ!して、エッセイまで書いていたとは。
この人、何者だろう?
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『桐島、部活やめるってよ』の朝井リョウによるエッセイ。
自虐ネタが面白い。
(しかも、19個しかネタがない)
けれど、これらは全部、学生時代に必要な経験だろう。
「学生時代にしかできない20のこと」でもあるのだ。
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「桐島、部活やめるってよ」の作者である朝井リョウの初のエッセイ集。と言っても小説は書店でタイトルを見た記憶は勿論あるが実は一度も朝井の小説は読んだ事はない。ただ某書評でこのエッセイが爆笑というので釣られて購入。
早稲田在学中の、仮装しての120Km強行行軍、東京から京都までの自転車旅、陸路で行けるとばかり信じ切っていた北海道旅行がお盆でフェリーが取れず行けなくなった失敗談とかそれなりに愚かな学生生活は楽しめる内容ではある。しかしながら、じゃあ爆笑に次ぐ爆笑かというと実はそうでもない。書き方が真面目なのだろうか、話題としてはそれなりに面白いのだろうが何か今一つ笑いとしてははじけない。やはり書評に騙されたか・・・。
小説家の青春時代の馬鹿さ加減を描いたものとしては東野圭吾の「あの頃ぼくらはアホでした」があるが、逆にこちらは爆笑の連続。東野圭吾の大阪人としての刷り込まれた吉本の血とDNAが一つ一つの話題に必ずオチを付けずには居られないのか、とにかく爆笑を呼ぶのである。其れに比べると朝井は岐阜県出身だから笑いという面では大阪人には微妙に負けているであろうか。
それとも作家としてのウソを書く能力の訓練がまだ足らないのであろうか?如何せん朝井の小説を読んだことが無いのでそこのところの判断は保留としよう。