紙の本
永遠の0に比べたら少し劣るかな
2012/09/11 08:32
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投稿者:hsd - この投稿者のレビュー一覧を見る
永遠の0に比べたら少し劣るかな
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一気に読みました
2017/09/27 09:22
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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気作家の作品だけあり、非常に読み易く一気に読破しました。自分の出世の裏には、亡き友人の命を賭けた支援があった。まさしく、影法師の表題通りの内容でした。
人は色々な繋がりの中で生きているんだという事を、改めて
感じました。
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時代小説は、苦手な方だったのですが…
2022/09/28 13:52
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんどん引き込まれて読み進めました。竹馬の友である、武士の壮大な友情物語です。要所要所で、友が手助けをしてくれていたのですね。
その本筋とは別に、生まれた家で将来がほぼ決まってしまう時代はいやだなと思った。食べるお米が全てで、貧困すぎる。男の嫉妬もヒドかった。現代の汚職にも繋がっている気がした。
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昔の友情物語
2019/05/11 16:02
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投稿者:てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
御馬廻役の家に生まれた秀才で将来有望の彦四郎と下士の家に生まれた勘一の友情物語で「永遠の0」ほどは泣けませんでした。
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愚直な男たちの生き様
2014/02/10 10:31
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこか心の片隅で計算してしまう女には真似できないのかもしれません。(決して女性を卑下しているのではなく、女性として羨ましく思ってしまうからです)
二人の男のどちらがどうという次元の話ではなく、愚直すぎた二人だからこそ、お互いに分かりすぎていたからこそ、相手を敬愛していたからこそ・・・涙が止まりませんね。
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ページをめくるごとに盛り上がる
2013/08/24 09:50
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投稿者:パパゲーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
影法師という題名が、最後によくわかります。物語の展開が、先を読まないとわからないので、読んで納得するか、うーんとなるかは、読者次第でしょう。
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2012/6/16 Amazonより届く。
2019/4/19〜4/24
百田さんの時代もの。同じ武士階級の中での身分差別など、司馬氏の竜馬がゆくを彷彿させる。男の友情、陰と陽に分かれる運命、その間に一人の女性、と書けば、陳腐な感じはするが、そこは百田さん。本当に「物語」を作るのがうまい。袋綴じにされていたもう一つの結末。甲乙つけ難いが、袋綴じの内容は蛇足であろう。無しを支持する。同じジャンルの小説は書かない、と公言されているので、もう時代物は読めないのだろうか。
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作品ごとに手法や切り口を変えてきている作者が、今度は時代小説というジャンルでアプローチしてきた作品。一言で言えば友情物語ではあるが、最後になるまで彦四郎という人物の本当の姿(真意)を具象化させない描写、そして何よりも彦四郎視点で語らない点では「永遠の0」にも通ずるものを感じた。
その意味では、家族愛をテーマに描いた「永遠0」と同じような手法を用いて、友情をテーマに描いた作品とも言えなくない。
ま、単に"友情"だけでもないのだが。。。。
とは言っても、決して二番煎じだけで終わるような作品ではない!
戸田勘一という男の半生を追いながら、その節目節目に絡んでくる彦四郎との友情物語。それだけならどこかの青春小説にもなりそうだが、本作の舞台を江戸時代に設定したことから、その時代における庶民の生活風景や社会事情、そして当時の武士の生き様など、今回もその世界観を追求したリアリティある描写で非常に読み応えがある!!
また、その辺の時代考証も説明調ではなく、2人の男の生き様を描く中に織り交ぜたり、勘一の出世の要因と絡めたりするなどで巧く表現している点が好ましい。
ただ、彼の取った行いは時代小説としても"できすぎ"って感は少しあるかも。。。。
表題である「影法師」に相応しく実にすばらしい人物だと思うが、ここまで自己犠牲を払って他人のためだけに尽くす人物像は美しくあるものの人間味に欠けて見えてしまうのは穿った見方だろうか。
「永遠の0」の宮部久蔵の確固たる己の信念には説得力があり納得できたのだが、彦四郎の「想い」には時代が違うと言えばそれまでではあるものの、そこまでの共感はできなかったかと。。。。
それと、巻末の袋綴じについて。これは賛否両論だろうが、個人的には単行本時の判断が正しかった気がしないでもない。
ストーリーの中にも伏線はあったのだから、最後に補足説明をせずとも読者の感受性に委ねるだけの余韻があった方が良かったかも。
…作品の出来が良かっただけに、ちょっと高望みしすぎなのかもしれないが。。。。
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絶賛された永遠のゼロと同じ様な構成の時代もの。タイトルそのものが話の内容を網羅しているといってもよい話となっているが、その影法師たることに徹した友人の動機の書き込みが足らないので、正直、ゼロ程は素直に感心できないことと、ゼロの成功譚にのって描いている感が拭えなくのが残念。何故、主人公よりの才能豊かな友人が影法師に徹することを選んだのかが全く伝わらない。袋とじを読むと護ると誓った女性のためとも読めるが、それだけでは、ここまでの滅私の動機になるとは、とても思えず残念。袋とじは単行本時は収録されなかったらしいが、正直、そこまで恋愛も書き込んでいない筈なので、蛇足感がぬぐえず、無い方が良かっただろうし、描くとしても、ここまで直截的に描かない方が良かったと思う。
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江戸時代、とある小さな藩を舞台にした物語。
『永遠の0』でも感じた流れるような筆致に導かれ、一気に読了。
- 武士の子が泣くものではない
とある男の死が伝えられるシーンから始まり、
物語は語り手・勘一の回想シーンへと入っていきます。
軸になるのは勘一の竹馬の友、彦四郎、
士とは友とは、ここまでひたむきになれるものなのか。
- 奴もまた影のように生きた。しかし奴は儂と違い、人を生かした。
様々な形にこめられた想いを知った時、ただ泣けました。
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竹馬の友、とはここまでの自己犠牲までも受け入れるものか、と思えば、自分には絶対に無理なのだが。単に哀しくも美しき友情物語、的な括りはしたくないお話でした。
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百田尚樹さんの作品は何が違うのだろうか。文体に癖があるわけでもなく、独特の世界観を匂わせるでもなく、自然と引き込まれていく。
この作品にも人の中にある強さ、優しさ、潔さが滲み出ている。
ストーリーとしての面白さももちろんあるが、それを上回る理屈では語れない感覚を味わえました。ゆっくりとした状態で読んでほしい。
読み終え心の奥が温かくなった。そしてゆっくりと感動が体全体に伝わってきた。読み進め、クライマックスで感動がピークに達するのではなく、本を閉じた後にジワリジワリと感動に包まれました。
余韻を味わえる小説、初めてです。
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百田さんらしい、男の生き様、人間観はとてもいい。
勘一と彦四郎の友情や、彦四郎のみねに対する愛情には胸を打たれた。が・・・
もう一歩、彦四郎という人間に近づいてみたかった、というのが正直な感想。
あれだけの行動を、ただ献身という言葉だけで説明してしまうのにはやはり無理があると思う。余りある才能に恵まれながらも、影として生きることをあえて選んだのは、それが勘一だったからなのか。彦四郎にとって自分の人生っていったい何だったんだろう。
読んだ後にも、彦四郎という人に引きずられ、小説の中をうろうろしている感じがする。もしかしてこれも百田さんの思うツボだったりして。
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永遠の0 から始まり、ホント百田尚樹さんという作家は一つとして同じジャンルの作品がないからスゴイ。
この時代小説も読み応えがあり一気に読了。国の大局を見据えた熱い友情を描いた作品。
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登場人物が出来過ぎ。勘一、彦四郎、みねを始めとして、悪役を除いてはみんな非の打ち所がない。
人はもっとずるくて弱くて自己中で我儘なものじゃないのか?
袋とじは賛否両論だろうが、あれですら私には美し過ぎる。
あ~なんとも自分の心は汚れてしまったものよ。。。ピュアな心で読めたらきっと星五つであったろうに。