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紙の本
愛ゆえに
2015/09/18 16:31
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
パルティシオン大陸から遠く離れた死潮(グラニカ)より来たる怪精(ファンタズマ)に対抗するため、シローフォノ軍が生み出した贋人(ギニヨル)である《木霊(ドリュアス)》メリッサと《氷姫(グラス・レーヌ)》ユズカは、《七頭龍(キリム)》を宿す人間であるアルトゥール・ドルークと出会い、人間になる方法を探して、かつて第四クレイドルの研究員だったディニタ・イングリスを探していた。
しかし、シローフォノ軍の三等星(ペトルーシュカ)狩り部隊である《贋人狩り》の《スター・ダスト》に襲われ、メリッサはそのコアであるマテリエを真っ二つにされ、動かなくなってしまった。
残されたユズカを連れ、アルトゥールはせめて彼女だけでも人間にしようと、ティニタ・イングリスを探し求め、情報屋《妖猫(アダンダラ)》ミヌーの言葉に従い、ジャッロ・コリーナ市へとやってきた。
メリッサがいた時は姉妹兄弟として何の意識もすることなくやってこれたアルトゥールだったが、ユズカとキスをしてしまった後では、彼女を一人の女性として意識せずにはいられない。しかし、ユズカがあくまで兄を望むのであれば、その思いは押し殺さなければならない。そんな葛藤を抱える彼の前に、かつてユズカのストーカーだった《雷鷲(ワキンヤン)》ロドリクが現れ、彼らの仕事の妨害をしてくる。
シリーズ最終巻、残念ながら打ち切りの模様。ファンタジア文庫なのにファンタジーが少なくなっている昨今、頑張って欲しかったのだが、売れなかったのであれば致し方なし。萌えるシチュエーションを優先する最近の風潮の中では、苦境に立たされてしまったのであろう。
そんなわけで、おそらく当初の予定からは筋立てが大きく変わり、かなりご都合主義のハッピーエンドになっている気がする。その点は何か残念。
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