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紙の本
リーディングマラソンへようこそ。(三分冊まとめての書評です)
2017/12/27 10:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い。めっぽう長い。こんなに長い小説を読んだのは、
風と共に去りぬ以来だ。
それなのに、飽きさせずに読ませてしまうのは、宮部ワールドの
真骨頂であろう。
三分冊なので長いだろうと覚悟はしていた。700ページと
聞きかじっていたので、それなら頑張ろうと思ったわたしが
浅はかだった。まさか、一冊あたりのページ数だったとは。
三分冊総数で2,000ページ超。
もし、これまでの読破最長記録の更新を狙うのであれば
お薦めである。吸引力の強さはいつもどおりで、
挫折しにくいからだ。
題名はソロモンの偽証。ソロモンと名付けた意図は
よく分からないが、偽証とある通り裁判ものである。
「第I部 事件」「第II部 決意」「第III部 法廷」
この長編の最大の特徴は、行間から文章があふれている
というところだ。連続ドラマでも見ているようである。
様々な見せ場を作り、ぐいぐい引き込まれるが、
物語の解釈はがっちり固められている。
だから再読は厳しい気がするが、内容は充分すぎるほど
楽しめる。長編読破狙いでもいいし、文字ドラマを
見るつもりでもいい。そんな楽しみ方をする作品だと感じた。
<とっかかりを紹介しますが、気になる方は
以後を読み飛ばして下さい>
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雪の降りつもったクリスマスの日。
城東三中の野田健一は通用門から中に入る。
何かがおかしい。一面に覆われた雪のせいだけではない。
野田は気づく。
雪の中から腕がつき出ていた。
そして、その腕の先には、雪で凍りついた柏木卓也の
見開かれた目があった。
学校は騒然とする。様々な憶測が飛ぶ。
保護者会は学校を吊るし上げにかかる。
およそ想定されるであろう学校と保護者たちの動き。
大人たちに翻弄される生徒たち。
事件性の証拠が見つからないため、自殺という結論に
なりかけた時、告発状が届いた。
柏木卓也は殺されたと。
事件の真相は何か。
警察は、マスコミは、取り巻く大人たちはどう動くのか。
中学生たちは、様々な困難を乗り越えながら、一歩一歩、
真実への道を歩み始める。
ページ数の割には、びっくりするほどどんどん読めると思う。
紙の本
おもしろかった
2016/06/06 21:31
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろかったです。2巻も読みたいです。
14歳の少年の死が始まりで次々と事件が!?
気持ち悪いと感じる人がぽろぽろと。これらの人は最後に笑っていてほしくないと思ってしまった…。リアルにもこういう人はいるのでしょうね、関わりたくないわー。
紙の本
長い
2016/01/17 23:59
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生の転落死。他殺か、自殺か。告発状が届いて新たな局面に。小説とはいえ、昨今の中学生は、これほど考えが洲生んでいるのだろうか。それはとにかく、宮部氏の作品は長いのが、どうも。面白ければとにかく、外れると…
紙の本
わくわくを予感
2015/03/22 05:29
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部さんの文章に安心しきっていて気づけば読み終わっている。冒頭のフィリップ・K・ディックの「子どもって何も知らない。だけど子どもはほんとは何でも知ってるんだ、知りすぎるくらい。」この言葉がすべて。第2部でからの展開が待ち遠しい。