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鬼の橋 みんなのレビュー

文庫 第3回児童文学ファンタジー大賞 受賞作品

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みんなのレビュー23件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (9件)
  • 星 4 (8件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
23 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

平安時代、少年小野篁を主人公とした物語。

2022/03/04 18:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

小野篁が幼少の頃。女の子と鬼と篁の絆の物語。優しい人と一緒にいるとね、鬼も優しくなるんです。妹を亡くした古井戸から冥界の入口へと迷い込んだ篁は死んだはずの坂上田村麻呂と出会う。はじめ篁がいけ好かないというか感情移入しにくいなと思っていたら、彼の成長と共に心安くなる巧さ。歴史ファンタジーの魅力を堪能した。加えて鬼の悲しみとか、生殺与奪の権とか出てきて、これは鬼滅の元ネタ?とか思ってしまった。いずれにしろ、鬼滅好きな人に、と勧めたら子どもたちがぐっと食いついてた。

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紙の本

読むたびに味わいが深まる歴史ファンタジー

2021/02/07 19:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る

『鬼の橋』は第3回児童文学ファンタジー大賞の大賞受賞作品である。1997年度に大賞受賞後、翌年10月に福音館書店から初版が出版されている。物語の舞台は平安時代の京都、主人公は、妹を亡くし失意の日々を送る少年篁である。ある日妹が落ちた古井戸から冥界の入り口へと迷い込む。そこでは、すでに死んだはずの征夷大将軍坂上田村麻呂が、いまだあの世への橋を渡れないまま、鬼から都を護っていた。
 妹の死への負い目を背負い、大人になれない篁、両親に死に別れ、深い孤独を抱えて生きている阿子那、人を無惨に食い殺すという悪行を重ねてきた鬼の非天丸、三人が平安の世で、ある橋を通して出会い、それぞれの負い目や過去の罪や孤独感を乗り越えて生きていく。小野篁を中心とした物語であるが、阿子那と非天丸の関係抜きには語れない物語である。
小野篁や坂上田村麻呂という実在の人物を登場させることを通して、読者は平安時代にまつわる様々なイメージを喚起しながら、物語世界に入ることができる。確固たる時代考証に裏付けられており、平安時代の精神を巧みに描き出している。篁、阿子那、非天丸の三者がそれぞれの物語を生きている。それぞれの物語が、作者の心の闇のフィルターを通して描かれているため、読者の心に響く。
 橋について考えさせられる作品でもある。非天丸が「橋はあると思えばある、ないと思えばない。」という。橋は本来つながっていない場所をつなぐものであり、境界線上にある。篁が蹴り飛ばした橋は、父である岑守を象徴しているのではないか。自分に元服を強い、妹の存在を忘れるように言い、篁の抱える心の負い目に寄り添おうとはしない冷徹な父、そんな父を篁は敬いつつ、疎ましく思っていた。篁も父の心に寄り添えなかった。しかし、橋を通して、阿子那や非天丸と出会い、あの世の橋を通して、坂上田村麻呂と出会い、この世の橋の大切さを理解するようになり、父の心に寄り添ってゆく。阿子那にとって、また、非天丸にとっての橋は…。
 かつての友を追い切れず、あの世の橋の手前で泣いている坂上田村麻呂の姿が印象に残る。田村麻呂は、日本初の征夷大将軍であり、蝦夷の英雄、阿弓流為との対決や鬼退治の英雄として語り継がれている。歴史上の英雄である田村麻呂が物語の中で一人寂しく泣く姿に、人間誰もが抱えている潜在的な不安感や疎外感や孤独感が象徴されているのではないか。そんな弱さを抱えて生きているのが人間なのだ。『鬼の橋』は読むたびに味わいが深まる作品だ。

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紙の本

鬼の橋

2016/07/26 07:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供が読んでいました。ホラーものなのかなと思っていましたが子供の話を聞いたら、けっこうぶっとんだお話でおもしろそうでした。

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2014/01/18 00:41

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2014/02/14 12:02

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2015/05/13 23:48

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2017/08/16 12:28

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2018/05/24 17:47

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2019/12/06 09:14

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2020/06/23 09:18

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2020/06/13 20:22

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2021/01/20 21:41

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2021/07/18 21:04

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2021/08/02 17:54

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2021/08/27 22:50

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