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『へんな古代生物』の直後に読んでみる。出演者重複多数。
進化についての一つの説を中心にして、
38億年間で数多の生物が現れては消えていった地球の様子を
短時間で追える。まぁ分からない言葉や考え方は雰囲気で。
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生物史の本は好んでよく読む。生命の歴史の中で、様々な生物が現れては消えていった。絶滅していった、種の方がはるかに多いだろう。それらの絶滅していった生物たちをイラストで見るのは楽しい。
生物の進化については、ダーウィンの自然選択説から、通説は違う方向に行っているようだ。私もそれの方がより納得できるような気がする。時折難しい箇所もあるが、楽しい本だ。
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早稲田大学国際教養学部で生物学者(構造主義生物学)の池田清彦による書。
38億年に渡る生物の進化の歴史を総括しつつも、詳しく説明する『38億年生物進化の歴史』。
ある時代にどんな生物が棲息していたかを明らかにする古生物学を中心に、進化論(進化のメカニズムを明らかにする研究)を織り交ぜながら生物進化の旅を体験させてもらえる。
著者は、本書を書いた理由(の一つ)を『進化史を画するような大きな出来事は、遺伝子の突然変異、自然選択、性選択、遺伝的浮動といったネオダーウィニズムの概念装置では解読不可能なことを、生物の進化史に即してはっきり示したかった』としておられるが、その目論みはかなり成功しているように思われる。
進化そのものを遺伝子のみで解説するのではなく、遺伝子の使い方を制御しているシステムについて、かなり納得できる形で解説がなされている。
古生物学については、難しい用語(というか、生物の学名)など、慣れていないのでややこしく、イメージでいない箇所もいくらかあった。
また、冒頭の遺伝子に関わる解説はやや難解な面もあったが、全体として、楽しめた。
生物の多様化について、「適応放散」「生態学的収斂」を用いての解説はかなり面白かった。
また、ニッチ(生態的地位)については、アフォーダンス理論(←本書には出てこないが)と絡み合わせて考えても面白いかと思った。
本書は、38億年の生物進化について、おおまかに、
■生命の誕生と原核生物の登場
■原核生物から真核生物への進化
■多細胞性物の出現
■多細胞性物の多様化
に分けて解説してある。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
約38億年前、地球に生命が出現した―。だが、そもそも生命はなぜ生れたのか。地球に生息する多種多様な生物は、どのような現象を経て今日の数に至ったのか。遺伝子の突然変異や自然選択といった旧来の「ネオダーウィニズム」では決して明らかにできなかった進化の本質。あなたに繋がる生命の歴史3800000000年を200ページでわかりやすく解説する、画期的で刺激的な進化史講座。
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【目次】
第1章 無生物から生物がいかにして生まれたのか
第2章 シアノバクテリアの繁栄と真核生物の出現
第3章 多様化――単細胞から多細胞生物へ
第4章 カンブリア大爆発
第5章 動物や植物が陸に上がりはじめた時代
第6章 「魚に進化した魚」と「魚以外に進化した魚」
第7章 両生類から爬虫類へ
第8章 恐竜の進化と、鳥の起源
第9章 爬虫類と哺乳類のあいだ
第10章 ほんとうの哺乳類
第11章 様々な有蹄類たち
第12章 ヒトはどのようにヒトになったか
終章 進化とは何か
あとがき
文庫版あとがき
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先週、古代生物のちょっと軽い本を読んだので、今度はすこしだけまじめに生物進化の話を勉強。
全体を通じた池田先生の主張は、僕らが生物で習ったような、突然変異と環境適応といったネオダーウィニズムでは、大きな進化は説明できないとのこと。(p238)
よくわかんないけど今じゃそれが常識らしい。
その他おもしろかった点。
(1)原始的な種が単線的に徐々に進化して現代人になったのではなく、何種もでたうちの一種が生き残って現代人となり、他の種はなんらかの理由で絶滅した。(p212)
(2)DNA分析をして、クジラとカバが系統が近いことがわかった。(p194)
(3)環境に即して徐々に形がかわるのではなく、形が変わってからそれに即する場所を動物は探してきた。(p108)
魚のひれの骨に足のようなものが先にできて、それにあう陸上へ移った、人間も二足歩行ができるタイプが生まれたから、森から草原にでていった、というのが池田先生の主張。
それなりに、もっともだと思う。素人だから判断できないけど。
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「ダーウィンの自然選択説」以上に合理的な進化の説明があるという著者の主張(現在の主流らしいです)をもとに生命誕生から哺乳類までの進化について駆け足で説明する内容です。
非常に興味深く読む事ができました。
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ブックオカのイベントBook at Meでブックカバーをいただいたので読んでみた。
完全文系の私には難しい...
年代順に分かり易く書かれてるみたいだけど、途中から興味が続かず、ざっと読んでしまった。
ただ挿絵を見てるだけでも面白いです。まるでSFの世界。
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これまでの進化の歴史を振り返る必要があったがこの本で良い復習ができたと思う。次はもう少し専門的な本を読んでみたい。
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細部まで記憶は定かでないが、カンブリア大爆発の前、鏡映対称ではない生物がたくさんいたけれど、それは自然と数を減らしていった。
つまり、鏡映対称でないと生き残ることが難しかったということだ。
この話で頭に浮かんだのはタレント佐々木希の存在だ。
人間の顔は左右で異なるのが大多数であるが、佐々木希はかなり鏡映対称に近いという。
彼女を可愛いと思うのは、進化の歴史をたどってきた生物として当然のことなのかもしれない。
個人的に進化論には興味があったが特に昆虫の話のところは惹かれた。
著者のテレビでの活躍からこの本を手に取ったが、著者の陽気な人柄を見ているからこそ、あとがきでの痛烈な皮肉が心地よく、声を出して笑ってしまった。
生き物はシステムをリセットして組み替えることはできないということは、福本伸一先生も「生物と無生物の間」で表現は違うかもしれないけど同じことを言っていた気がした。
学者さんって素敵だなぁ。
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正直理解できたのは半分くらい。専門用語、特に固有名が出てくるともうダメ。それでもあきらめず読み続けたのは、最新の進化についての考え方が魅力的だったから。ダーウィニズムが時代遅れなんて知らなかったよ。