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4編がどれも切ない。
巧妙なトリックを期待して読んだら期待はずれかも。
でも、加賀刑事とは違う意味で人間味が増した湯川先生もいいと思う。
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子供の犯罪、肉親が亡くなった悲しみ、復讐といつもの東野圭吾の要素がふんだんに取り混ぜられ、そしてガリレオには必須の特殊な科学技術をつかったトリック、そして今回はさらに偽装トリックまでとりませ、そして湯川博士の人間性まで追い詰める、傑作でした。真夏の方程式より、こっちの方が、長編にするネタとしてもふさわしかったのでは?と思います。ドラマも2-3話つかって猛射つがクライマックスでしょうね。湯川博士のセリフは全部福山の声で脳内変換されます。内海刑事も柴咲コウの声になります。ドラマはその点が残念です。
曲球るも、結局みんないい人でよいお話でした。
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冒頭の事件と本筋がどうからんでくるのかを楽しみに読む。装置が大がかりになるほど逆にチープ感がただようのはドラマ化の時の変な印象が残ってるせいだな。
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ガリレオシリーズ、短編があまり好きではないので、今回もどうかしら?と思いながら読みました。
「曲球る」と「猛射つ」が良かったかな?
「猛射つ」では、湯川先生の教え子に対する愛情が感じられてよかった。
バドミントンをする私としては、湯川先生がバドミントン部だったという話が出てくるところが好き。
ガリレオ7に続き、この作品もドラマに使えそうですね。
「猛射つ」の教え子役は松坂桃李さんがいいななどと思いつつ読んでいました。
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今回の短編集は4作中4作でハートフルな湯川先生を楽しむことができた。
その分、事件性やトリックの部分のボリュームは抑えられていたが、湯川先生の人間味を深く感じ取れておもしろかった。
特に最後の「猛射つ」は短編と言うより準長編とも呼べる長さで、
ラストは湯川先生の「科学」に対する強い信念が表現されており、
理系出身の東野圭吾らしさが光っていた。
また、理系出身の僕も共感せずにはいられなかった。
一方で、科学トリックネタが尽きてきた印象はぬぐえない。
ラストはガリレオシリーズ終了とも取れる表現で締めくくられている。
個人的には次回作を大いに期待しているのだが・・・
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ガリレオシリーズの短編はこれがほんとにほんとの最後な気がする。それくらい出来はよい。やっぱ東野圭吾はいいなーと思ってしまうほど、ラストの「猛射つ」はよかった。
ガリレオシリーズが愛されるのって登場人物の魅力だと思うんですよ。わたしは東野圭吾の最高傑作はやっぱり容疑者Xの献身だと思っていて、それ以降発表する作品にあれを、あれ以前の作品を超えるものがないし、なにかと実写化してるのも気に食わないし、ガリレオシリーズにドラマからのぽっと出内海薫が出てきたのも気に食わなかったけれども、湯川と草薙のキャラクターが良すぎるから、みんな、わたしも含め読み続けるんだろうな。
そう改めておもうほどに今作の湯川・草薙コンビはとてもよかった。
他の作家さんのシリーズとか飽き飽きしてもういいよ、終わらせてよ、って思うことが多いけれど、東野圭吾氏の描くシリーズ(このガリレオもだし、加賀恭一郎シリーズも)はもっと、もっと書いて、読ませて欲しいって強く思うからすごい。
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噂ではガリレオシリーズ最終作?とも言われている第8弾。第7弾に続き、計4作品の短編集となっている。4作のうち、全体の半数近いページを占めた第4章の『猛射つ』が一番良かった。まぁ『容疑者Xの献身』並に切ないしハッピーエンドでもないんだけど。他の作品もいつも通りの安定感で楽しめたけれど、個人的には長編作品の方が好みだなと改めて思った。締めくくりでガリレオはNYに飛び立ってしまったが、いつかまた戻ってきてほしい。
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ガリレオシリーズ8作目、短編が3作と中篇と呼べなくも無い1作の計4作です。今回は全体的に技術や反応、法則などとと言われるものが人の心に与える影響、を考えさせられるお話だったように思います。
どちらかといえばこのシリーズではトリックそのもの、またはトリックを暴く方法論としての科学技術が、もう少し人間の内へ組み込まれた印象でした。特に最後の中篇は技術にたいして人間が取るべき距離について考えさせられたように思います。全てが終わった後、湯川准教授の内側に去来しているものがどんな感情だったのか、聞いてみたい衝動に駆られました。
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今までの作品にも言えることだけれども、傑作揃いのガリレオシリーズの中でもこれは傑作だ!と思う話は、いつも湯川先生が切ない(TT)
今回の書き下ろし短編集も、最後の話がそうだった。
こういう話を読むたびにミステリファンとしては傑作を喜ぶのだが、
湯川ファンとしては、湯川先生と草薙刑事の友情を心配してしまう。
内海は正直、いてもいなくてもいいんだけれど。
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ガリレオシリーズ初の完全書き下ろし、「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」の4編収録。
おもしろさは、ガリレオ7の2倍はあると思います。個人的に。
殺人事件や科学トリックより、人間ドラマがおもしろいです。
そして「猛射つ」はガリレオのラストを飾るにふさわしい傑作!!!!
手に汗握る展開は実写で再現したらドキドキしそう…!
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7がすごく軽かったので、それよりは少しだけ重いかな?と思った。
あまりに湯川が人間臭くなってしまってるかなぁと思ったり思わなかったり。
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【収録作品】第一章 透視す みとおす/第二章 曲球る まがる/第三章 念波る おくる/第四章 猛射つ うつ
人間くさい湯川に好感が持てる。
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ガリレオシリーズの本。ドラマ化された話も2つあります。
最後のエピソードは科学/技術に善も悪もないというところが強調されていて、 うんうんと思いながら読みました。使う人の心がけ次第ですべてが変わる。最終的には人なのだと改めて考えさせられました。この話に出会えただけでこの本は読んだ価値がありました。
ブログはコチラ。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4510509.html
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前作からガリレオ短編の精度がどんどん上がっていると感じる。
些細な事件の裏にあるものを科学で説き明かしたり、人を救ったりと湯川が加賀化してきてる感じ。
「真夏の方程式」では、そこに違和感を覚えてしまったが、短編だとしっくりくるという不思議。
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ガリレオシリーズ第8弾。
「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」
相変わらず安定感があるストーリー。ただマンネリしている感もあり、もう一つのシリーズの加賀刑事との区分けがなくなっている。人情物語のようなストーリーだけでなく、もっとロジカルに犯人を追い詰めるような展開も欲しい。