紙の本
楽しみな作家
2012/12/04 22:08
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投稿者:kumisou - この投稿者のレビュー一覧を見る
話によって、好き嫌いはありますが、私は楽しく読めて、今後の作品も読みたいと思いました。
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架空の職業もでてくる短編集
ちょっと今までの吉原ものとはちょっと違う。
最後の桜を咲かせる話は好きだな。。。
感想かくと色々ネタバレになりそうなのでやめる
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3つの裏稼業…作者が考えた架空の職業らしいけど、まるで実の仕事のように話にしっくり馴染んでいた。実はこれに似た職業あったのかもね…なんて友達と話してしまったほど笑 連作になっていて読みやすい。各々の主人公も花魁だけでなく商人などもいて、吉原の小さな街に関わる人に満遍なくスポットが当たってる。ちょっとずつ皆が悲しい、寂しい思いをするけれど…。
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吉原を取り巻く人々のお話。創作の職業を用いたお話もあります。
読み終わった感想は、因果応報。
鵜呑みにするばかりじゃなくてもっとちゃんと調べられたら。。。
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江戸吉原を舞台に連作七編からなる小説。
吉原が題材になっている作品って、惚れた腫れたの物語が多いと思うのですが
この小説は何だか一味違う!
遊女たちだけにスポットを当てずに、吉原で働く人たち、その家族目線などで話が進んでいくので飽きずに読めました。
連作なので、話が繋がっていくところも面白かったです。
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花魁以外の吉原で働く人に焦点が当たっているのがあたらしい。
城端絹の話など取材が感じられるところが作者が信用できて感じよく読めた。
盲目のつかみの桜の女の子の話が秀逸
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吉原を舞台にした7編の連作短編集。
遊女よりも、そこに関わる人々の方が主役かな。
閨房の秘技を躾け、妓を遊女に仕立て上げる上ゲ屋、年季を重ねてなまってきた 妓の錆をとり、心身の張りを保つ術を仕込む保チ屋、妓の心を見張り、間夫の芽を絶つ目 付など、裏稼業の男衆が登場。
上ゲ屋、保チ屋、目付などは架空の生業。
今でいうスカウトマン兼実技講習が上ゲ屋、メンタルトレーナー兼美容整形医的な保チ屋かな。
設定とかは面白いんだけど、何だろう。
含みがない。ディテールがあり過ぎて、想像させられない。多分、漫画にした方が良いな、こりゃ。
吉原を題材にしたものは多々あるが、未だ『さゆり』を越える一冊にはお目にかかれず。
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多分、いい本です。
だけど同じ「女郎もの」として、中島氏の「ひやかし」も一緒に図書館で借りて、私はこちらより「ひやかし」のが良かったので
「てのひら ひらひら」は☆3つかな。
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遊女に仕立てるのが「上ゲ屋(あげや)」、年季半ばで磨き直すのが「保チ屋(ほちや)」、合間にあって妓の心を見張り、間夫の芽を絶つのが「目付」・・・。江戸吉原を舞台にした連作7話。私には全く理解不能な世界ですw。志川節子 著「手のひら、ひらひら」、2012.10発行。
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「煌」が良かった志川節子。この作品も良いぞ。
吉原の花魁をめぐる7つの連作短編、女郎を仕立てる「上げゲ屋」、心身に疲れの見える花魁を整え治す「保チ屋」など、ちょっと大人な職業(架空の物です、念のため)の男たちが出てくる。「おぉ、これは官能系」と思いきや、そういうシーンはサラりと躱して吉原独特の世界を巡る人々の機微を上手に切り取って描く。
ところどころダレてしまうところもあるんだが、要所要所の締め方は見事で、特に冒頭の短編を、最後の収録短編で収束させるやり方は「上手いなぁ」と思わせる。
染里の、ぬぐってもぬぐっても落ちなかったくすみ、深いよなぁ…。切ないね。
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遊郭モノではあるが、遊女ではなく閨での技を仕込む人や、番頭目付など遊郭を取り巻く人々に焦点を当てている。7つの物語からなる連作短編。
どのお話もめでたしめでたしとは言い難く、全話を通して悲哀な感じが漂うが、『穴惑い』でお露が金貨をぶちまける場面には胸のすく思いがした。最終編はあっさりと終ってしまい少し拍子抜け。