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時代背景は約30年前のものであるがカード破産は今でも社会問題になる部分もあるのでそれ程違和感はなかった。 しかし喬子の背景を考えると殺人をしてまで戸籍を乗っ取るような悪人には思えず、最後に実は・・みたいな展開を思い描いていたが本間の推理通りの結末だった様子。小説の終わりが様々なその後のストーリーを想像させる書き方で作者の力を感じた。
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忽然と姿を消してしまった甥の婚約者。彼女は何故行方をくらませてしまったのか。甥に頼まれて彼女の行方を追う休職中の刑事。カード破産とをからみあわせたミステリー。
うまい、おもしろい、びっくり、宮部みゆきの代表作。お薦め。終わりかたも最高、納得、あとに引くおもしろさ。
ドラマ化された時は財前直美が主人公の女性をやった。はまり役。
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最後にゾクゾクと来た本は今まででこの一冊。
宮部さんの頭の中はどうなっているのかほんとに不思議。
Myベスト10の一冊です!
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(2001.08.13読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)amazon
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。
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求職中の刑事、本間は甥っ子にたのまれて、彼の婚約者・彰子を捜すことになった。 いくら探しても掴めない足取り。唯一つきとめた自己破産したという過去。 そこから、あらたな事実が解き明かされて行く。 山本周五郎賞受賞作品。
かなりの評価を得ている作品であるのに、私は面白いとは感じられなかった。
弁護士の、「破産に追い込まれるような人たちは、非常に生真面目で・・・」という語りがとにかくくどい。 あまりにも自己破産者に肩入れしすぎてて、借りるときに、ちゃんと考えるべきでしょ!と反感を抱いてしまった。 また、たくまし過ぎる彰子に、過去の悲惨さを感じなかった。
本間親子のやりとりは、ほのぼのとして、暖かい気持ちになれた。宮部先生は、子供の使い方(いい方が悪いですが・・・)が、とても上手だと思う。
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初めて読んだ宮部作品です。SF系は苦手なので宮部作品では本作とスナーク狩りが好きです。別人?と疑うあたりから一気に物語にひきこまれました。カードローンの功罪については全くその通りだと感心しました。
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基本的に私はこういう社会派っぽいのは好きではないのだけど、これは面白く読めました。
ものすごい殺人事件が起きてどうの、とかいう話じゃないんだよね。いなくなった人を捜して、淡々と物語が進む。犯人は物語が終わっても出てくるわけじゃないし、いなくなった人も最後の最後まで顔が見えない。けど、謎はちゃんと解決するし、隣にあるような身近な恐怖を味わえる。
切り口もよかったし、なにより女史は文章がうまいので、ぐいぐいひきこまれてしまいます。
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あまり読書をしない私でも一気に読めた。文章がスーッと頭に入ってくる感じ。自己破産は、自分では大丈夫と思っていても起こってしまうこともあるなんて!なんだか意外だった。他人に成りすまして生きるという設定がスリリング。手続き等をうまく利用すれば、他人に成り変わって生きることが可能だと思うと恐い。自分の名前が知らないところで語られていることって、現代社会なら本当にありそうだ。にしても、どうすればこんなに入り組んだストーリーを作り上げることができるんだろう。
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結構おもしろく、どんどん読み進めた。人と人との信頼における関係もすごく好感が持てたし、展開もおもしろかったと思う。
でも話にはいまいち実感がなかった。あまりにも自分から遠くい。本当にこういう世界ってあるのかなぁって。不幸な人が多すぎる・・・と思ってしまった。
いくらきれいな心を持っていてもどうも自分の力では逃げられない、避けられない状況でねじまげられてしまった。そんな状況があったら世の中本当に不公平すぎるなーと思ってしまう。そう思うと結構ブルーになる話でもあった。
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宮部みゆきを初めて読みました。淡々としている感じなのにふと気づいたら半分以上読んでいてびっくり!知らず知らずに引き込まれていきました。それにしてもカードって怖いね( ̄▽ ̄;A気をつけなくちゃ・・・これから宮部みゆきどんどん読んでいきたいな。と思います。
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休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。徹底的にォ取りを消して自らの意思で失踪。謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていたのね。ミステリー史に残る傑作です!!!直木賞じゃないのが不思議なんだよね。
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これは宮部氏の代表作と言っていいと思います。
自己破産や戸籍…難しいことが多く、何度も読み返しました。
でも、何度読んでも読みごたえのある素晴らしい作品です。
徐々に核心に迫っていく緊張感が最後まで続きます。
そして女の執念の悲しさに涙します。
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遠戚の男性から失踪した婚約者の捜索を頼まれた休職中の刑事本間。
彼女はなぜ自ら姿を消したのか?
その足取りを探っているうちに、本間はある犯罪の気配を感じ取っていく。
謎をとく鍵は「カード破産」。
クレジットカードが普及している現代社会の問題点・落とし穴を突く作品。
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おもしろいですね。そんなにおもおもしくないし。
個人差もあると思いますがラストはちょっと消化不良。
まぁそこが心に残るといえばそれまでだが。
10年前にこの本に出会っていたらもっと
感動していたかも。
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休職中の刑事が、遠縁の男性から婚約者の行方を捜してほしいと依頼される。婚約者は自らの意志で、徹底的に足跡を消して
失踪している。一体何故・・。
うちが初めて、宮部みゆきという人を知った作品。実際に起きてもおかしくない内容の話し。かなり衝撃を受けた覚えがある。