紙の本
どこへ行くの?
2017/01/29 21:24
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪しい雰囲気の夜、子どもたちがいろんな方法でどこかに出かけていきます。
ただ普通に家から出るだけではないところが余計に怪しい雰囲気を増しています。
「どこへ行くのだろう?」というワクワク感がありますが、到着した場所はそう不思議でも怪しくもない気も…それにしても深夜にすごい食欲ですね。
紙の本
独特の怪しいムード
2016/04/20 20:02
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗い背景に大きく描かれる動物と子どもたち。絵のタッチは何だかちょっと不気味にも感じる怪しげな雰囲気。でも何となく目を吸い寄せられる。
動物に連れられて来たり、木馬を引いて歩いて来たりした子どもたちが、真夜中にりんごの木から実をとるという不思議な設定も、この絵がよく生かしている感じ。
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独特の絵のせいか、内容のわりに怖い感じがする。
登場人物の子どもの表情がなく、のっぺらい。
ただ、作者が岡本太郎祈念現代芸術大賞記念展出品とあるように、
怖いけど印象に残る絵である。
恐らく、これを読んだ子どもも、こわごわとしながら読み、
ずっと脳裏に残るのではないか。
子どもは怖いものが好きだから、宮部みゆきや京極夏彦のこわい絵本
シリーズのように、読み聞かせでは受ける絵本かもしれなし。
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満月の夜、集まる子どもたち。良い子はぐっすり寝る時間なのに、動物らに連れられて(連れてきて)、ある場所を目指す。
そこはリンゴの木。みんなでリンゴを食べ尽す。お腹いっぱいになって、明け方には帰途につく。今度の満月にまた会おう。
無心に無邪気に食べ尽されるリンゴ。
大人は 何があったのか 知らない。
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[墨田区図書館]
表紙の絵からも感じますが、不思議な感じのする本です。子供によっては表紙からして"怖く"感じてしまいますが、ストーリー自体は様々な子供たちが夜に集い、その後に子供たちのいた痕跡の残る木が一本佇む、というだけで、特に怖い要素はありません。
ただ、それまでに集ってくる子供達の情景と表情、そして彼らが集う木の夜と朝の描写の違い、これは単に作者の絵のテイストというだけでなく、"夜"(と"朝")を意識した、無言の語りかけを感じる深みがあります。
読んでいてなぜか、川端誠さんの「うえきばちです」
http://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4776402505
を思い出しました。見返してみると、絵柄が特に似ているわけではないし、なぜどこが、と考えてもわからないのですが、わけのわからないシュールさに共通点を覚えたのかしら??
軽部さんのリストを見てみると、これまでの本よりもより洗練されたスタイリッシュさを感じる今回の本。強いて言えば「こっそりどこかに」
http://booklog.jp/item/1/4860951107
が絵も内容も似ているような。せっかく"夜"を得意?とする方のようなのでこの本も、そして普通?の幼児本の気配がする、他の作品も読み比べしてみたいな。
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奇妙で幻想的な絵が印象的な絵本。
どこか怖い雰囲気がずっと残っており、この読後感は他の絵本ではなかなか味わえないと思う。
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≪県立図書館≫
絵に見入っていってしまう。
満月の夜、子どもだけの時間。
おじさん、残念だったね。
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「この夜を、私たちは待っていた」
大人達は知らない、
満月の夜の密やかな愉しみ
闇の絵の名手、軽部武宏の新境地!
帯の文が秀逸ですね。
妖しくて愛らしい“闇の絵”という表現がすごく合っています!
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1歳6か月
何となく借りてみた本。表紙の月にひかれて。
何となく怖いような絵。初めての作者。
まんげつの夜にこどもたちがおもちゃと一緒にあつまり、りんごを食べる。朝には、リンゴの木からは全部なくなっている。
怖いような絵だが、それがいいのか暗い背景に光って見えるこどもがいいのか、何度か気に入って読んでいた。
たぬきの腕時計がお気に入り。いろんな細かいところに気が付くなぁと。
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読んでいる内は、絵が絵だけに結構不気味。
でも、赤い実が林檎とわかり、最初と最後のページのオチで笑える。
次の満月の夜には、どこに集まってどんないたずらをするのかしらと、わくわくしてくる。
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子ども達が満月の夜に集まってりんごを食べてしまう話なのだが、集まるまでりんごをもぎ取る姿がそこはかとなく不気味に描かれている。一読目は最後のページの意味が分からなかったが、次にじっくりと見ると最初と最後で対比させているのだと分かった。