紙の本
あざとい
2015/11/18 22:45
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投稿者:アキコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中まで、どこか堀江敏幸を思わせる
静かな子育て小説かと思いきや、
主人公の40歳小説家がモテすぎて不自然。
恋愛要素はそんなに要らなかったかな。
最後にきっちり落としすぎて、多少鼻白む。
良くも悪くも軽い石田衣良だなぁという感じでした。
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石田衣良作品って、タイトルでいつもなんとなくつまらなそう…と思ってしまって読まないできたけれど、今回は作家さんのおはなしだったので、読んでしまった!w 印税のこととか、出版社の裏事情みたいなものが少しのぞけて、参考になりましたw
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とっても楽しく読めた。一人の作家と彼を取り巻く日常がとても良くて心温まる。
子供のカケルの存在がとても大きかった。生意気なんだけれども憎めなくて良い奴だ。
最後の方では活字が滲んで読みにくい程うるうるきてしまった。
大好き!こういう作品。
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妻を亡くして息子と二人暮らしの売れない小説家。小説を生み出す苦しみ、家事に育児の日常と少し離れたところでの創作活動。作家にもあれやこれやがあるんですね。耕平先生はテンションは高くないけど淡々とお父さんと作家をやっていて好感が持てます。落ち込むこともあるけれど、がんばってねおとうさん!!
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なんだかちょっとリアルな作家の生活も垣間見える話。
ところどころ泣けるエピソードがいっぱい。
子どもって大人が思ってる以上にいろいろ考えてるんだなって
思いました。
弱音をはきながらも成長していくステキなあったかい父子に
ほっこり。
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これは文庫が出たら買わなきゃ、と思ってた。
買って読み返した。
以前とは違う意味で胸に迫った。
また時間が経ってから読もうと思う。
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2012/12/31読了。
2012年最後に読んだ本でした。
流れはなんとなくよめてしまったけど、でも心あたたかくなるお話だった。
カケルくんがいいよなー。
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奥さんに先立たれた男性と子供のお話で
ずっと、重版のかからない作家のお話で
神楽坂に住む人の心の模様を描いたお話で
軽くやさしく読みやすい文章の中に、
ぐっと泣きそうになること、つらくなっちゃうこと
思わず笑ってしまうことが、たくさん詰まっているような
そんなお話でした
最後はちょっといいように物事が進み過ぎ?とも思うけど
そうじゃないと、ただただつらいだけだなぁとも思う
人生、いいことも悪いことも、楽しいことも辛いことも
たくさん、たくさん、たくさんなんだよと、ちょっとセンチ
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たまに石田先生の本を読むのですが、どうして好きになれないのか分かりました。内容が綺麗すぎるんですよ。人間ってそんなに綺麗なもんじゃないです。出てくる人みんな良い人じゃ本当につまらない。謎の真相ももったいぶってる感じがします。せっかくいい題材なのに生かしきれてないと思います。
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なんだか石田衣良っぽくない
と読み始めに錯覚させられた作品
ストーリーは10年目の作家が文学賞をとるまでの話
その中に妻の死、息子の子育てなどの問題が散りばめられている
一気に読んでしまったが、他の作品の方が個人的には好ましいと思う
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小説家になりたいと思わせてくれる本。
今生きている世界の狭さに鬱屈しているときに、小説家という別の世界を見せてくれた。
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石田衣良さんは、私のお気に入りの作家さん。
大学生のときに衣良さんの作品に出会い、それまでの自分の狭い世界観をグワッと押し広げていただきました。
“どんな人間にも、善人にも悪人にも、その人自身の尊い物語がある”
衣良さんの作品を読んでいると、そんなことを気づかされるように思います。
この作品は、売れない小説家とその一人息子を軸に描かれる物語。小説家という点で、衣良さんの私小説なのかなと思わされる面が多少なりともある気がします。真実がどうであれ、主人公が感じている、世間の小説家イメージと自分自身とのギャップというのは、多くの職業作家の方々が感じていることなのかもしれませんね。
衣良さんの作風で好きなところは、何気ない日常の風景が、鮮やかなな言葉遣いで丹念に描かれているところ。特に食事のシーンなどは、食材の瑞々しさが伝わってくるような雰囲気があります。そこに集う登場人物たちの心情もより際立って見えるような気がして、衣良さんの作品の中でも、食事やお酒を囲むシーンは特にお気に入りです。
そんなシーンを挟みながら、綴られる親子の物語。ラストで主人公はさまざまな苦しみや悲しみをおさめる場所を心の中に見つけ、大きな転機を迎えます。そのラストシーンで、おもわず涙がこぼれてしまいました。親子2人の爽やかな笑顔が目の前に浮かんでくるような気がしたから。ささやかだけどとても大切な幸福が心に沁みて、泣けてしまったのかもしれません。
帯に書かれた本文からの引用。
「このタンポポは自分ではないか。誰にも気づかれなくても、花を咲かせることはできる。すべての花にその花の美しさがあるなら、作家だって同じではないか」
“作家”の部分を、“人間”に変えても同じことがいえると思います。世界にとって大半の人の人生はとても無力だけど、それでも生きて、何色かの花を咲かせることはできるはず。多くの人が気づかなくても、どこかで誰かが見てくれているかもしれない。いや、たとえ誰にも気づかれなくても、自分らしく花を咲かせることができたらそれでいい。自分自身が後悔しないように生きていくことが大事なのではないか。そんなふうに思います。
本を読んで涙が出たのは久しぶりでした。読後に爽やかな温もりを届けてくださったことに感謝しています。
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チッチが超人です。
一人で暮らしを支えて、子育てもきちんとして…(ごはんをしっかり作っているだけでもすごい!)
子どものいない私ですが、仕事がたてこむとごはんも適当になり、旦那さんに申し訳ない私としては、尊敬以外のなにものでもない…
そして、青田さんの周囲の人がみんなあたたかくてほっこりします。
私の大好きな本たちは、こんなあたたかい人たちにつくられているんだなあ。となんか嬉しくなる。
落ち込みと立ち直りが交互にやってくる感じ、なんだかリアルです。私もそういうとこあるなあ。
なんだかにっこりしたり、しんみりしたり、ほろりときたり、さらりと読めるけどいい本でした。
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良かったです。。
ラスト…泣きそうになりました(´;ω;`)ウゥゥ
読み終わった後、あたたかくなりますね(#^^#)
カケルくんの最初のケンカのシーン…
カケルくん。。強いなと思いました。ほめてやりたい。。笑
設定は違うけど、読んでいる時バクマンに似ているなと思いました!
マンガと小説。。目指す道は同じなところが…(〃ノωノ)
この小説を読んでから、重版の意味が分かったり(今までどういう意味か分からなかった^^;)
色々と勉強になった本でした!
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この世界はありふれた感情や当たり前の言葉で実際はできている。伝えたい気持ちがこもっているなら、言葉の形などなんでもいい。