紙の本
そっくり
2016/02/12 21:03
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
名門ホテルのベテランコンシェルジュが、新米のフロント嬢とともに事件を解決。肩の凝らないミステリ短編集。いや、一応、ミステリの範疇なのだろう。「お嬢様の目は節穴ですか」の東川篤哉氏「謎解きはディナーのあとで」の亜流か。その程度の軽さ。
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盗まれた金の仏像をとり返して、駐日アメリカ大使の暗殺計画を阻止せよ、失踪した訪問販売員を捜してくれ。「たしかに、うけたまわりました」大規模ではないけれど、お客様にきわめて上質の時間を提供していると評判の「ホテルポラリス京都」。ベテランコンシェルジュの九鬼銀平が、新人フロント係の坂名麻奈を助手代わりに、持ち込まれる難題を次々に解決していく。
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大学をなかなか卒業できずに6年目になり、伯母の手で母の元を強引に引きずり出されて、ホテルポラリスのエグゼクティブスイートに長期逗留する大富豪のろくでなしのイケメンぼんぼん・桜小路清長によってもたらされる厄介ごとが主であるが、ベテランコンシェルジュの九鬼銀平がさらりと解決してしまう様は、まことに見事である。しかも、さりげなくお客さまを立て、いい気分にさせてしまうのは、コンシェルジュの鑑である。そんな九鬼にあこがれ、尊敬し、自分もいつかコンシェルジュになりたいと、九鬼の助手のように動く新人フロントマンの坂名麻奈も、まだまだ未熟ながらなかなか魅力的である。九鬼・坂名コンビと桜小路清長で一風変わったチームのようでもある。九鬼さんの手腕をもっと見たくなる一冊である。
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「ホテルポラリス京都」を舞台に、コンシェルジュの九鬼と、フロントの麻奈が、おそらく、ホテル業務とかけ離れた相談事を引き受け解決していくという短編集。
軽い娯楽的な読み物でした。
たまにはこういうのもいいね。
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お客様が持ち込む難題を、敏腕コンシェルジュが鮮やかに解き明かしていく連作短篇集。ミステリ色よりもギャグ、コメディ要素が強いのがこれまでの門井作品には無いところ。多少の物足りなさは感じるものの、肩の力を抜いて気楽に楽しめる作品
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ここまで、いろいろな頼みごとはないにしても、コンシェルジュって仕事は日々いろいろなことを、勉強していなくてはいけないんですね。
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うーん安楽探偵モノとしては中途半端な感じ。
京都が舞台なのに誰も京言葉を使ってないのも違和感。
門井作品は結構読んでるし、好きな作品も多いんだけど
これはいまひとつかな。
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天才シリーズ二作に比べると物足りなさを感じる作品だが、シリーズものとして今後も継続していくのかも。軽い読み物としてホテルのコンシェルジュという職業にスポットをあて、何でもありの展開が可能な作品群に繋がる予感を感じる。
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【収録作品】みだらな仏像/共産主義的自由競争/女たちのビフォーアフター/宿泊客ではないけれど/マダムス・ファミリー
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本のタイトル、表紙の絵に惹かれて読む。
門井さんの本は初めて。
えとー、普通にさくさく読め、普通に面白かったです。
伯母さんが一番面白かったかな。
事件がもっと面白かったら、もっといいのに(ゴメンなさい)、でした。
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▼図書館から借りてきました。本のタイトルとは裏腹に、想像していた内容と随分違っていたので、そこにまず驚きました。普通にコンシェルジュのお仕事物語を堪能するつもりでいたもので・・・。
▼ホテルの外の謎解きはコンシェルジュのお仕事じゃないよねぇー、コンシェルジュを桜小路家が私物化してるみたい・・・と思いながら読んでいました。こんな風にコンシェルジュにヘンな頼み事ばかりしてくる人が増えたりしないかしら?お客様も勘違いしてしまうのでは?なんて余計な心配もしてしまいました。
▼歩く圧政の伯母さんの性格は強烈ですが、清長のお母さんもなかなかトボけた人。子離れできていない母親に唖然・・・。母親と伯母が清長の腕を引っ張り合いとか、もう何だか言葉にもならなかったです。
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どんな相談にも乗ってくれるという名コンシェルジュが解き明かす、日常の謎短編集。こんな人がいてくれたら、便利?
「歩く圧政」と呼ばれる女傑やその甥のなんとも頼りないぼんぼんのキャラがなんだかいいなあ。ユーモラスで笑わされる部分も多いです。
お気に入りは「共産主義的自由競争」。あまりに物騒に思えた事件?の真相がなんとも微笑ましくってびっくり。しかしあの言い方は……勘違いしちゃうよそれは!
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ある種のコージーユーモア小説です。
物語が箱庭的で、謎解きも浮世離れしています。
癒し系で良いのでは。
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ホテルを訪れる、様々な人たちの悩みを解決する、ベテランコンシェルジュ「久鬼」。ホテルの客ではなくても、だれの依頼も断らない。どんな難題も引き受ける久鬼だが、持ち込まれる依頼は、無茶なものばかりで…。「久鬼」の推理は、みごとだし、どんな依頼も断らない、というところは、尊敬する。でも、持ち込まれる依頼が、あまりにもばかばかしかったり、深窓が、お粗末だったり。それに、久鬼以外のキャラクターには、魅力を感じない。
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ホテルを訪れる、様々な人たちの悩みを解決するコンシェルジュ、久鬼。
その依頼はおかしなものばかりで…。
ミステリとしては軽くてさらっと読める。
ただし久鬼以外のキャラがいらっとくる。なんかこう、あまりにも勝手で…。
とりあえずキョウトいきたい。
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京都のホテルポラリス京都のコンシェルジュ、九鬼さんとフロントの女の子が、上客の資産家の相談に答えていく。
5つの話。どれも小さな謎を解いていく、といった感じで、楽しくさらっと読めます。