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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
漆作家である著者の食器棚がすごい。
まあ仕事でもあるから増えるか。
能登のおいしいものも紹介されています。
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『漆塗師物語』で著者の育ちと能登での職人としての修業を読み、『名前のない道』で知人との交流を読んだ。今回の『能登ごはん便りうちの食器棚』は交流編の続きの位置づけだろう。
とんぼの本という写真が主体の本にしては全体に盛り込みたい内容が多過ぎかな。器と作家の話と能登の四季の料理でそれぞれ一冊の本になるところを、合本にした感じ。
今、作り手と使い手との絆が求められているなかで、長い作家との交流は、羨ましいかぎりだ。使い続けて見えたことなどもっとよみたかった。
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前半の食器棚・器(1984年以降の毎年の代表うつわ)・赤木家全うつわと、後半の能登の生活の文章は、コンテンツの違いから分離した感じがある。
それでもいろんな愛おしさが伝わってくる愛しくなる本。
うつわノートで紹介されていた。
http://utsuwanote.exblog.jp/18713086/
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輪島塗の塗師、赤木明登家の食器棚をそのまま展示するという展覧会が千葉の美術館As it isで開かれており、この本は、その展覧会カタログも兼ねているそうだ。30年にわたって赤木夫妻が好きで使ってきた食器が、ひとつひとつ、写真で紹介されている。これらの食器は、買い求めたものも、友人たちからのいただきものもあるとのこと。巻末にお二人の輪島での暮らしから、四季にわたって、日々の暮らしのエッセイが付されている。写真を見ていると、実際の食器に出会ってみたいと思うが、千葉はちょっと遠い・・・
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赤木家の食器棚、30年の歴史。大げさに聞こえるけど、家族のごはんを一生懸命つくりつづけてきた主婦にとって、食器棚は大切な大切な自分にとっての味方であり相棒。その気持ちはとてもよくわかるし、すんなり理解できる。とても個人的な器の歴史だけれど、だからこそ、とても読み応えがある。そもそも食卓って個人的なものだし。
赤木智子さんみたいな妻、そしてお母さんになりたいなーといつも思う。人間としての器が違いすぎて、なれないけども(笑)
塗物師の赤木明登さんの書く文章も好き。
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◆きっかけ
ICOU ATELIER SALONから送られてきた3月の案内で、店主が「うつわを買い足す時にカタログ的に眺めてしまう一冊。企画展中の広川絵麻さんのことを知ったのもこの本からです」と紹介していて気になって。2017/3/29
◆感想
図書館。ふーんという感じで、ざっと読み。ねぎ餅、作ってみよう。2017/7/18