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ぼちぼち。
いつも通りの木下半太のコミカルサスペンス。コミカルサスペンス?うん、そう言うとこか。
ほんまぼちぼち。
たまにはいいかもね。
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何かに影響を多分に受けたことは間違いないな。木下半太氏。
今回含め近著のテイストが、クライムサスペンスややハードボイルド寄りになっている。
銃器の名称や、拷問等、これまでにはなかった描写。
ただ、疾走感、展開速度は維持されている。気持ち良い限り。
映画化よりもワンクールのドラマに良いだろうな。
今回のクライマックスは、ほろりとさせる。いつものドタバタとは違い、きっちりとしまっているし。
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文庫化にあたり副題をつけたらしいがつけなかった方が良いと思った。絵本探偵という肩書きは何も意味をなしていなかったし、羽田もいきなりすごい探偵だったと言われてもそのエピソードが一切なかったのでよく分からない人で終わってしまった。全体的に薄っぺらい物語だった。
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主人公の探偵は想像を絶する情けないキャラでしたね。
ほとんど活躍してないし。
その代わりか、やり過ぎやろってくらいすっきり仕事をこなす刑事がいて、当たり前の如く裏切りを重ねてくれました。
気持ち良さは中々のものです。
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毎度おなじみ木下半太劇場。スピード感があるものの、展開にやや無理がある。インパクト重視なので合理的な考察を挟んではいけない。漫画を読むような気持ちで読めばそこそこの満足感。
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オーシティ。かつて「大阪」と呼ばれたこの場所は、今や世界一のギャンブルシティに変貌し、欲望に覆われた街と化していた。絵本探偵・羽田誠は、優しい目の極悪刑事・愛染から謎のターゲット“耳”を追うよう強要される。リミット3日、人質は…キン●マ!?しゃべくり続ける殺し屋夫婦、超人的な聴覚を持つ盲目の娘ー最後に笑うのは誰なのか?
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大阪をモデルにした架空都市での物語。各章が別の登場人物の視点で描かれており、特に探偵が主役という感じはしない。探偵の元妻の正体は意外。
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拷問がエゲツない。テレビなんかで戯画化して描かれる大阪を、もっと極端にして推し進めていったらこんな風にもなるか。カーペンターズで繋がる縁。