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良い本でした。とても面白かった。
子供向けなのでしょうかね。読みやすかったです。
人間は自由への欲望がある。
争いをしないための1つの方法が「自由の相互承認」(ヘーゲル)
問いの形のマジックと一般化の罠
ニーチェ ニヒリズム
一般解は無い。納得解を求めればよい。
Ex 生きる意味 勉強する意味
いじめは自己不全感と閉鎖性が原因の1つ
人間関係の流動性が大事
ブックガイド 参考文献
知識ゼロからのニーチェ入門 幻冬舎 2012年
竹田青 藤野美奈子
図解哲学がわかる本 竹田青嗣
社会契約論 ルソー 桑原武夫訳 岩波文庫1954年
法の哲学 ヘーゲル 藤野渉訳 中公クラシックス2001
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学校教育の最上位の目的は自由の相互承認の感度を高めること。
そのために学校として何ができるのか示唆に富んだ本だった。
自由の相互承認というとちょっと難しいが
幸せとか、なりたい自分になるとか、そんなことだと思う。
学校としての制度の限界もあるが、
今、自分にできる、アプローチできることは何かを考える。
現状に満足せずに、現状を問い直す。
このスタンスが大切だと思った。
例えば、自由進度の学習や、探求型の学習は
取り組めること。
ただ自分が良い、惹かれた、から
取り組むのではなく、なぜ取り組むのか。
そこを自分が納得していることが大切だと思う。
上滑りの言葉でなく、腹落ちした自分の言葉で
語ることは必ず聞いてる人には伝わるものだ。
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孫を育てる子どもたちに、読んでもらいたい内容だ。
わたし自身も初めて知った根本的な勉強することの意味。学校に行く意味。こういうことを分かった上で、あるいは見つめたうえで、学ぶことができたら(もちろんそういったことを実現しょうとする環境も必要)きっと子どもたちは、もっと多様な姿勢で意欲的に学ぶことに向かっていける。
中学生向けに書かれているので、子どもに直接読ませたいが、彼らの生きる環境をになっている親にまず読んでもらいたいと思った一冊。
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勉強に対する考え方をわかりやすく教えてくれる本
勉強するのは自由になるため
めちゃくちゃしっくりくる(^^)
だからこそ、勉強って本来楽しいもののはずなのに、なんで勉強嫌いがおおいんだろう
勉強して自由が得られた経験が少ないから?
そもそも身になる勉強をする機会がないから?
私は生涯勉強だと思っているので、死ぬまで自由を追求する\( ˆoˆ )/
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皆分かり易い回答を求めているので、それを提供してくれる人が求められる社会ですが、そんな中、「一般化の罠」や、「問いかけの罠」を紹介しつつタイトルの問いに絶対的な回答はないことを示し、その上でニーチェのニヒリズムへの対応策から、「自由になるためだ」という一つの解を示すというのは非常に好感が持てました。
また、何故学校に行かなくてはいけないの?の回答についても、学校に行く理由を「自由の相互承認」の感覚を得るためとまとめていたのは面白いと感じました。
個人的には皆それぞれが学力や、自由の相互承認の感覚を身に付けるためには、横並びではなく、それぞれに合った速度での学習の方が、不満がなくてよいんじゃないかと思ったりしますけどね。現状の一つの教室に30名ほどの子供を集めて同じスピードで学習させるってのは粗いやり方な気がしています。
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自由の相互承認 の感覚を磨く為に学校に行く という考え方が目から鱗だった。
子どもも大人も、学校に行く意味をそのように捉えている人がどのくらい居るだろうか。
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誰もが一度は疑問に思うことで、子どもから聞かれたらどう答えたらいいだろうと思っていたこと。答えではなく納得解が提示されていたが、なるほど納得できた。個人の経験を世間一般論に置き換える「一般化のワナ」と、二者択一でどちらが正しいかを対立させる「問い方のマジック」で語られがちだが、絶対的な正解は存在しないと認めることが大事らしい。自らが自由に生きるため、他者の自由も尊重するために、その子なりの答えを見つけられるよう手助けできたらいいな。読みものとして面白い本だった。
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なるほどなーと思いました。学歴が必要なのはわかります。しかし、私の疑問の本質は、なぜつまらない学校の勉強をしないといけないのか?でした。解像度が上がりました。答えとして、人間は自由への渇望があるから拘束されるのがキツい。これが腑に落ちました。
勉強することでメリットとして学歴があると選ぶことが出来ます。これが自分の選択肢の自由度に繋がります。なので勉強は必要だと感じました。
自分がやりたいことに近づくには、力がいる。その力を得るのが勉強でした。
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哲学的視点
『納得解(誰もが納得できる解答)』
から見た 勉強の重要性を
わかりやすく解説している いい本でした。
また、子供達が集団で一緒に勉強する
小・中学校などの義務教育制度で学ぶことの
メリットとデメリット、
そして そのデメリットを解決するための
著者からの提案も示されており
今後の 日本義務教育の改善に期待できそう
に感じました。
教育学の専門家が読むには
物足りなく感じるかもしれませんが、
子供や学生、子供を持つ親御さんの中で
『勉強ってなんだろう、
なんのために学校に行くの?』
と疑問に思った人に
ぜひ オススメしたい本です。