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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
栗本薫亡き後のグインサーガシリーズだが雰囲気があるもののやはり本人のち著述が長かったため作風の変化に一抹の寂しさは否めない。
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投稿者:あむたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
グインサーガを読み続けて25年。きっと完結するものと思っていた物語が断ち切られ、本当にショックでした。
でも、プロジェクトが立ち上がり 恐る恐る読んでみて、最初は良かったのです。でも… 細かな表現が心に刺さって来る。
例えば、
『ひねこびたマリニアが白い花をうなだれさせ』
マリニアは、ケイロニアの可愛いお姫様。こんな表現は使って欲しくない!
それに、ヴァレリウスが焼き菓子 食べてるけど、魔道師って魔道食しか食べないんじゃ無かった?
リンダはパロが燃えてるのを見て失神してるけど、そんな弱い女性じゃない!
スニについての表現も、差別丸出し!
何と言うか、あとがきで
「栗本薫のコピーでは無く、あくまで『私の』グインを書こう」
というようにありましたが、数十年を掛けて読み続けて来た読者にとって読みたいのは、五代ゆうのグインなどでは無いのです。 そう言い切るのなら、自分独自のサーガを書けば良い。
栗本薫のグインサーガを愛し、登場人物を愛し、実際にどこかにそんな世界があるような気持ちで読み継いで来た読者にとっては、その世界を汚された気持ちです。
何より、この物語を引き継ぐ人たちの心に、もしこのサーガが大切に生きていたなら、こんな傲慢なもの言いも、登場人物を貶め 賤しめるような表現も、決して出来ないはずです。
また読者と同じように グインサーガを愛し、読み継いで来た人なら、自然に登場人物たちの性格や言葉遣いなどが 分かるはず。
懐かしい名前が現れ、物語が続いて行くなら読んで行きたい。 でも、グインサーガの世界を、まるでアモンの世界のようにドロドロに歪めてしまうのなら、むしろ自分の中に この世界を生かして行った方が良いのかもしれませんね。
真摯に後を継ごうとしたなら、栗本先生の魂が後押しして物語を完成させてくれるかな?と思ったのですが、悲しさしかありませんでした。
電子書籍
うんざり。
2014/01/06 17:31
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投稿者:きらりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
書き手が変わっても結局話しは進まない~またまた竜頭兵とパロって…せめてヤガの話しを進めて欲しかった。結末が知りたいのにまた話しが戻ってしまってまだまだ終らす気はなさそう。また何十年も掛かるのかな。うんざり。もう読むことはないな~。
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栗本薫の死によって止まっていたグイン・サーガ世界の時間が再び動き出した。より魔道色が強く、より冥く、より妖しく…。
「栗本グインしか認めない」という原理主義者もいるだろうが、あの人の”復活”も含めて、私はこの話の展開は善しとしたい。
今後の展開が楽しみになってきた。
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早速、一気読み。 まあ、栗本薫から五代ゆうさんと宵野ゆめさんと交互に連作のようですね。
今回、パロ編が始まりましたが、いきなり竜頭兵が出てきたり、なんとあの人が今度は悪役で出てきたりと、でも裏でヤンダルゾックがいそうな気もしますねえ。外伝1巻の巻がやっと終わったぐらいと同じ時間の様であるので、さて、その後グインの活躍はどうなるか?ある面はらはらどきどきはしてきます!結構、内容的には良いと思います。
もちろん栗本薫の旦那である今岡清氏が監修しているのでまあ、ひどく脱線することは無いでしょうがまあどうなることか。期待も込めて星4っつ!
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初期のグインみたいな、もしくはローダンシリーズみたいに展開が速く小気味好いね。でもストーリーが複雑になりそうだなぁ…次も楽しみにしてます!
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(No.13-54) グイン・サーガ、新著者で再開。
外伝的な「グイン・サーガ・ワールド」が何冊か出版されましたが、最初の一冊を買っただけでした。
こういうのは私が求めているものではない、と感じたからです。
別の著者による正編の続きが出版される・・・・、買うかどうか悩みました。
で、ともかく一冊買ってみました。
私が買った外伝では五代ゆうさんは書いてなくて他の著書も読んだことがないので、五代さん初読みです。
普段はなるべく「あとがき」を本文を読む前には読まないようにしているのですが、今回は読んじゃいました。
あとがきを読んでから本文に入ったのは、私にとっては良かったと思います。
多くの読者を抱える大河小説。当然それぞれの読者のイメージはあるわけで・・・。
栗本さんなら自分の小説なんだから何を書いても許されるけど、別の人がやるとなるとそうはいかないでしょう。
それをあえて引き受けた五代さんは、すごいと思います。
私なら、足が震えて立っていられないほどの緊張を強いられるのではないかと。
「どうあろうとあくまで『私の』グインを書こうという開き直りのような気持ち」五代さんの覚悟に感動しました。
そう、五代さんのグインなのね、そう思って私も覚悟して読み始めたのですが、意外なほど自然に物語の中に入っていけました。
だって、リンダ、マリウス、ヴァレリウス、リギア、イシュトヴァーン、みんな私が思っていたとおりに生き生きと行動しているんだから。
あなた達あれからも生きてたのね!懐かしくて嬉しくて、五代さんありがとうって思いました。
ただいきなり皆さんものすごく大変そうです!これからも生きてて欲しいんだけど。
この続編は、もう一人「宵野ゆめ」さんと交互に書くことになっているそうです。
五代さんは今回パロで再開した物語の舞台をヤガへ移行。
宵野さんは12月刊行の予告によれば舞台はサイロン。
両方のパートが影響し合い、リンクし合って進行する。
えっ~、それほんとにうまく行くの?ってちょっと心配だけど、だからこれからも買おうという気にもなるかな。
多くの人が関わっているらしいこのプロジェクト、成功して欲しいです。
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こ!この作品を待っていた!
賛否あるのは想像できるが、またこの世界に浸れるかと思うとたのしくてしかたがない
しかも・・・大丈夫?この展開というか設定というか・・・
でも、この裏切り方がグインサーガの醍醐味ですね!
益々生きているのが楽しくて仕方がない
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続編。
一遍の小説として、テンポがよく、気がついたら読み終わっていた感じ。その小説の中で、久々のキャラクターたちのその後を知ることが出来て嬉しく思います。
グイン・サーガに対する愛情あふれた内容だと思います。まさかの悪役登場という展開で、今後の続編が楽しみ。
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グインサーガ本伝の続編
フロリーが行ったヤガでの騒動の途中だったが、
五代ゆうさんがそのときのパロ、宵野ゆめさんがそのときのサイロン、からグインサーガを再び紡ぎ始めた。
物語が破綻しない様に、プロジェクトの中でよく連携してグインサーガの最後まで連れて行って欲しいと思う。
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2013/11/26 購入。五代ゆうのグイン・サーガ。ナリスが生きてるなんて、ほとんど禁じ手だと思うけど、読みたかった歴史ではある。
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かなりの覚悟を持ってのことでしょうね、この展開。
ま、長く書き続けていく中で、自分の色を徐々に出していくよりも、最初から「五代ゆう・グイン」というテイスト前面に出していくことの方が良いのでしょう。
中途半端に「栗本グイン」を標榜すると、後々変な派閥争いみたいになりそうですから。
派閥が出来るのは仕方ないですが、神格化みたくなるのはイヤなので。
しかし、この方法でグインが続くのであれば、完結はしないのでしょう。延々と語り継がれていく物語になりそうです。
まさに、サーガ。
イシュトはいつになったら、やんちゃ親分から抜け出せるのか?アリがヨシュア殺したせいか。彼さえイシュトの元で育っていてくれたら、頼りがいのある兄貴として、立派な男児となっていただろうに。
カメロンが夢見て、惚れてしまう男児にね。
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文章はともかくキャラの性格がかなり変わってるのはやはり違和感あるし、何より展開がもうムチャシヤガッテというかなんというか。
ただまあスピード感はあるかなあと、とりあえず次はまた違う人が書くみたいだし兎にも角にもしばらく様子見かなあと。
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グイン・サーガの続きを五代ゆうが書くというので、久々に買いました。グインは、栗本薫の最後の一冊をン年ぶりに買って以来。10代のころは大好きだったんだけどね。
五代ゆうなら面白いんじゃないかな、という期待以上。「面白かったころのグイン・サーガ」でした。
五代ゆうは、デビューの頃は読んでたんだけど、忙しくてご無沙汰になりつつ、息子妊娠中の2000年に、bk1(現honto)で、作家の高瀬彼方さんが『背水の陣』企画として、30冊仕入れて売れ残った分は自分で買い取りますっていう企画をしたときに買ったなぁ。あれも面白かった。『骨牌使い<フォーチュン・テラー>の鏡』だっけ。彼女はデビューの頃から超実力派でした。
次巻からは別の方と交互に書かれるそうですが、久方ぶりにちょー楽しみ。
でもね。パロの惨憺たる有様の描写を見て、ついつい「原作者がめちゃくちゃにしたシリーズを書き直すってこんな心境かしら」なんて思ってしまいましたよ。普通、作者は自分の作品をめちゃくちゃにしないよね! これ書くためには、迷走したあとの作品もすべて目を通さなきゃいけなかっただろうし、大変だっただろうなぁ。
ただ、五代ゆうが書いてくれるなら(交互でも)、原作者が望んだのとは違う方向だろうけど、ちゃんと物語が整合性を持って進むだろうし、安心して読める……んじゃないかな。
あのお方の復活とかいろいろありましたが、どうなるか、本当に楽しみ。
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物語世界へのリスペクトと愛を感じさせつつ、原作者の傀儡とならない意思を後書きで示す。
テンポも速く、諸々の描写は20巻代の頃を感じさせる。
今後も読みたいと思わせるに充分及第。