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色好みの蔵前札差、西門屋慶左衛門が主人公のシリーズ第三弾。
慶左衛門、おきん、お六の旅は思わぬ連れを得て金毘羅さんへ。
とうとう蘇った慶左衛門は二人の目を盗んで土地の女たちと交わろうとあれこれ画策する。
旅路の顛末はやや飽きが来てしまったが、蔵前に戻ってきてからの彼らの身に起こったあれこれと始末のつけ方は林流でなかなか。
おきんとお六の間に芽生えた不思議な連帯感もいい味が出ていた。
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まったくもって、ただただ、あきれるほどの、娯楽もの!艶笑ものがたり。
何かを求める必要なんてない!
ひたすらに楽しもう!
苦笑いも含めて、笑いながら。
林真理子、いいね。
このシリーズを書くときには、きっと林真理子は、江戸時代の町中、長屋住まいの売れないので仕方なく艶物を書いている芝居書きになりきっているんだろうなあ。
くだらないことを、ここまで徹底的にお芝居風に仕上げる力量をほめたい。
にしても、おきん、気風がよくて、最高!
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【すべての女を虜にする、江戸随一の色男!】天下の色男・慶左衛門、伊勢参りで自慢のモノがついに回復、京都で大坂で金比羅で、さあ色欲全快! 痛快エロティック時代小説。