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う〜ん…何がって言うのも難しいんだけど、ちょっと合わなかったなぁ。読後感があまり好きな感じではなかったです。旦那さんへの愛情は、とても微笑ましかったです。
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「ムー」に時々特集を組まれている、私の生まれ故郷、青森県弘前市とその近郊が舞台。
主人公のイタコは、生年と実家が、私の弘前の祖母の生年と家が近い。
そして私自身、弘前市とその近郊で過した年月が長い。
幼い頃に祖母や母に聞かされた古い話や私自身の記憶が物語り世界に溶け込み、今は臨終の床にいる祖母の若かりし日の弘前の世界に浸ることができた。
クリスマスの夜に読了。
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読みやすいけど、わかりにくいと言ったところかな。状況が把握しづらいような気がする。私の読解力不足でしょうか。
などと言いつつ2作目も読んでしまったが。続きがあれば読むかどうか迷うところ。
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ホラーなのかな?たぶん違うだろうな。最も印象に残ったのは「ほんじなし」という語に「甲斐性なし」という漢字をあてていたことでした。そう言われれば、そうかな。なるほど、甲斐性なしか、と思いました。「ほんじなし」を他の語に置き換えるのは難しいのですが、雰囲気は伝えていると思います。高橋克彦とか遠野物語とか、太宰治とか、岩手、弘前、そうですね、北東北の雰囲気をよく伝えているように思いました。私にはよく合いました。
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1作目より千歳が活躍し、代わりに幸代の存在が薄くなった。朱川湊人さんの『かたみ歌』は面白く読めたので昭和初期の雰囲気や妖の話は嫌いじゃないはずなのに、この作品に限っては全体に漂う陰鬱さ・後味の悪さが苦手。事件の発端がほぼ痴情のもつれだからか。「馬市にて」と「逢魔が時」はそう嫌でもなかったが。
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前作同様、今作も短編で構成されているので飽きもせずすらすら読めました。前作より千歳が活躍したり旦那さんとの過去の話が読めたりと面白かったです。
舞台は東北。昭和初期の東北というとやはりどこか薄暗い印象ですが、その原因は昭和の歴史だったり東北独特の風土が関係してるのかなと解説を読んであらためて思いました。そういった点を踏まえて読むともっと細かい部分までイメージできるのかなと思いました。
ミステリーであってミステリーでない。怪奇小説であって怪奇小説でない。
幽霊が出てくるのに怖くない。
分類不能なジャンルで不思議な話ですが、その分あれこれ考えず本の世界にどっぷり浸かれる話でした。
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もっと軽めのものかと思っていたのに、意外にグロい部分もゾクッとする部分もあって少し驚きました。対象に、明るく好感が持てる主人公のイタコの千歳。そのバランスも好みで良かったです。
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ほんわかする日常の中におどろおどろしい怖いものが顔を出すが、だいたいは千歳たちが解決してくれる安心感。その中で、一話目「魔所」や、三話目「白い虫」は、正体不明の怖さが残っているところが好み。特に「白い虫」はシリーズと独立して読める短編として存在感があった。今回は一作目よりもいろいろな登場人物たちにスポットがあたり、彼らのゆっくりとした日常を想像するのも楽しかった。キャラに愛着が出てきて続きがもっと読みたいです。
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ますますホラー臭が強くなった。
オシラサマなどの土俗民話の話が増えてきて、ますます面白くなってきた感じ。
安子ちゃんもただならぬものを持っている気がするので、今後の活躍が楽しみ。
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タイトルから怪談ものと思いきや怪奇よりもメインはミステリーの連作集。
たましくるシリーズ2作目である。
数々の謎は霊的なものと思わせて実は裏に人の悪意が隠れている。
本シリーズに登場する霊達は無力で儚くむしろ人の方が圧倒的に残酷で恐ろしいと思わせる。
しかし前作に比べると今回書かれる怪異は霊というより妖怪的な印象。
『魔所』の薫物さま、エピローグの『逢魔ヶ時』の死神には背筋が寒くなった。『白い虫』の虫も三尸の事には違いないのだろうが結局正体不明でなんだか気色が悪い。
前作に比べてメイン2人の出番が少なく感じた。
高雄の想いもいまだ実っていないところを見ると続刊は出るのかな?出たら読みたいが。
『これはこの世のことならず』の冒頭が好き。夕方の西日に照らされながら人形と息子の位牌で誰もいない婚礼の儀式行う黒留袖の女性。おどろおどろしくも引き込まれた場面。
今回の表紙絵(文庫版)は前作とうってかわって春だろうか。空の青と新緑の緑に千歳の着物の赤紫の矢絣が映えていてとても素敵。