紙の本
アメリカ中心
2016/03/12 20:49
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にいるとアメリカやヨーロッパのニュースは結構入ってくる。
しかしアメリカやヨーロッパにいると日本のニュースはテレビではほとんど見ない。
日本で見ているニュースの価値って何なのだろう
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「ハゲタカ」シリーズの第4弾。
前作で、中国の国策ファンドとの間で、
日本のアカマ自動車に対する熾烈な買収合戦を行っていたその裏で、
アメリカの金融危機(サブプライム~リーマンショック)に乗じて、
鷲津が、アメリカのシンボリック企業の買収を画策するストーリー。
ぶっちゃけ、
リーマンショック絡みにお話には、若干の今更感もありましたが…、
よくよく考えてみますと、
前作を原作とした劇場版の制作途中で、リーマンショックが発生し、
急遽、劇場版の脚本を、
リーマンショックを絡めた内容に書き換えた経緯はありましたが…、
まだ、小説の方では、リーマンショックを扱っていませんから、
企業経済小説としては、やっておかないと…といぅことでそぅか…。
鷲津は、リーマンショックの機に何をしていたのか…?、
といぅ命題に対して、とても興味深い面白いお話でした。
上巻は、サブプライムショック~リーマンショックまでの間の、
鷲津と、その対抗勢力との、いわば画策合戦的な内容でしたが、
やはり、実際に起こった史実をトレースしなければならないだけに、
長い長いプロローグといった印象も、強かったかもしれませんが…、
下巻は、いよいよこのリーマンショックに乗じて、
投資銀行の救済とシンボリック企業の買収といぅ、
シリーズ史上でも最大級の本場のメガディールに、
日本人の鷲津が、どのよぅに挑んでいくのか…?、
といぅ、「ハゲタカ」らしぃ展開が楽しめました。
投資銀行の救済とシンボリック企業の買収のスキームは、
当時、話題となったエポックメイキング的なスキームであり、
ファイナンシャル的にも、妥当な落とし所だったと思います。
これに、鷲津の日本人としてのマインドがうまく絡められており、
最後の種明かしでは、胸が熱くなるシーンもありましたが…、
その心境の変化が、次回作以降の弱点となるのかどぅか…??
お話や登場する人物、組織の幅の広さから、
これまでの集大成的な印象もありましたが、
最後の、記者の北村の移動先が、
次回作の伏線の1つになるのでそぅか…??
面白かったです。
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面白かったな〜。
もうシリーズ4作目になるのに飽きない。
サブプライムローンによるリーマンショックを題材に鷲津が活躍する。
周りの人のキャラクターも定着してきて鷲津本人が登場しない場面も面白く読める様になってきてるから、これが「人気シリーズ」ってことなんだなって思う。
次作の楽しみ。
映像化もぜひ!
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面白かった!ハゲタカシリーズ復活した! やはり現実世界が揺れると筆者も乗ってくるのだな、と。結構実名が多かったがそこはどうなんだろ。ま、とにかく良かった。
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読み終えるのが惜しくてダラダラと読んでしまった。ハゲタカシリーズはホンマに素晴らしい作品やと改めて思う。
上巻と比較するとスピード感が乏しくなったけど、それでも心理面や駆け引き具合が見事に書かれていて面白いの一言。
リーマーショックとは何だったのか?
米国の言うGreedとは?
良い作品でした。
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「ハゲタカ」シリーズの第4作。アメリカの軍産ファンドとの戦いや中国の国家ファンドとの戦いを題材にした前2作は、あまりにも荒唐無稽すぎてちょっとついていきにくい感じだったのですが、この本はサブプライムローン問題、リーマンショックという現実に起きた金融事件を題材にして、史実をうまくなぞりながら、第1作からメインに登場する架空のアメリカの投資銀行ゴールドバーグ・コールズや、この巻で初出のアメリカン・ドリームという架空のアメリカを代表するメーカーが金融危機に巻き込まれて苦しむ様子を、実にリアルに描いてくれていて非常に面白かったです。
物語のほとんどがアメリカでの出来事の描写ですが、主人公の鷲津が大活躍で、ストーリーの起伏や意外性も大きく、十二分に堪能できました。ハゲタカシリーズでは、第1作に匹敵するおもしろさだと思いました。
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真山仁の昨年(2013年)に出版された最新作「グリード」を読みました。
真山仁といえば、映画やTVドラマにもなったハゲタカシリーズが有名。天才投資家・鷲津政彦が企業のバイアウト<買収>を仕掛ける経済ミステリー。経済もので、なぜミステリーと銘打つかは一連のシリーズを読んでもらえれば(もしくはTVドラマと映画化されている「ハゲタカ」シリーズを観てもらえれば)分かりますが、単純に買い叩くだけではなく、企業も血の通った人間が事業を起こしてやるもの。売上や利益というのはもちろんなんですが、企業が作りだす文化や産業構造、従業員の夢・生活も含めて、買った買われたでは括れない人間ドラマが詰っている。「ハゲタカ」シリーズはそうした経済と人とをうまくつないだ作品として、とても面白いと感じています。
今回、鷲津が現れたのはリーマンショック直前の2007年アメリカ。サブプライムローン債から生み出された複雑な金融商品は投資会社に大きな利益をもたらしていたが、足元ではローン返済に苦しみ、破産を余儀なくされている多くのアメリカ人たちがいた。強欲(グリード)に魅せられた金融トップ界とは裏腹に、足元の現実が徐々に金融商品の崩壊と企業破産の連鎖という暗雲こめた未来が待っているのだった。鷲津はそんなアメリカ崩壊となる中で、どんな一手を繰り出そうとしているのか。。
シリーズの最初は1990年後半のバブル崩壊によって苦しんだ日本企業の再生というところから始まりました。不況にあえぐ社会情勢とは別に、今は名前を聞くと懐かしく感じる”村上ファンド”などのような新進気鋭の投資ファンドが、いわゆる”モノ言う株主”として多くの企業を買収<バイアウト>していく中で、それを模した本シリーズが出てきたように思います。翻って、今はアベノミクスによる好景気で、不況という言葉はどこ知らずという感覚に我々は陥っています。でも、原発問題や未だに低い雇用・就職率など足元を見ると、やはり経済情勢はいつ危機に陥るか(バブル崩壊なんか一気でしたからね)分かりません。経済が崩壊し、企業が危機に陥ると、一番困るのがそこにいる人たちの生活。基本はエンターテイメント小説ながらも、資本主義社会で、経済の下に生きることを余儀なくしている私たちにとって、こういう現実はいつ起こっても不思議でないと感じずにはいられません。
それでもミステリーながら、そこに生きる人間性というところに追求する姿勢はいい作品だなと思わされます。最後の最後で鷲津の狙いが分かり、それが冒頭に戻ってくるという構成もいいな。鷲津さん、やっぱりカッコよすぎます。
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リーマンショックの前夜から当日までの投資銀行にいるものとその余波で右往左往するアメリカンドリーム社のCEOと
の攻防戦。確かにリーマンの時の内部の状況は大変であったと思うが、冷静に見れば、誰かほかの読者も言っていたがちょっと鷲津の動きが前の話よりあっと驚くようなところが少ないな。 FBIが出てきたり、最後に大統領が出てきたりで話は大きいけど、内容は前の巻の方が良かった気がする。
今後の活躍に期待!
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読了。
やはりスケールのある小説を読むのは刺激になる。
改めてリーマンショックについて勉強してみよう。
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ご存知、ハゲタカの最新作。リーマンショックの米国で鷲津政彦が暴れまわります!大友啓史監督でいつ制作してくれるのか今から楽しみ。ほぼ2日で読破しました。
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金融業界にいた身としてはリーマンショック時の実際の金融機関を彷彿とさせる描写がたくさんあった。
しかし、ハゲタカなどは映像で見るとテンポが良く面白いが、同じ経済小説の分類である、黒木亮のトップレフトの方が金融機関のテクニカルな業務面の描写が詳細であり、より面白い気がする。
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ストーリーの疾走感が半端なかった。最後の最後まで、結末が読めずに、想像の上を行くフィナーレ。ゴールデンイーグルの真髄が存分に味わえる極上の一冊かと
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リーマンショックに題材をとっているが、GEをモデルにした会社の買収という話を絡めたあたりからプロットとしては迷走し始める。
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アメリカについて、自分の仕事について見直すいいきっかけになりました。物事の本質を忘れてはならないなと、、、
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2013/12/18
もうねぇ、ヤバイっす!
強欲主義にはdisagreeやけどテンポよくて痛快やわ!
正味、仕事のいろははハゲタカ時代からの豆タンクに教えてもらった気がする。