紙の本
ひとまずの終わり
2015/11/30 23:01
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投稿者:ADUMA - この投稿者のレビュー一覧を見る
芝村裕吏氏の送る新たな戦記、ひとまずの最終巻である。
この巻の見所(と言うと色々怒られそうな気もするが)と言えば、
現代戦における局地戦、その最も派手で大規模な想定戦が描かれる所ではなかろうか。
戦力、殊地上戦力が現実で加速度的に供給力を下げる中にあって、局地戦における千人単位での動員はまず考えられない。
そんな現実にあって、かくも大規模な地上決戦を描いてみせる所はフィクションとしての正しく面目躍如と言えるだろう。
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投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
展開が淡白なのはいいんですが、最後の最後まで似非ラブコメが続くのはなんなんでしょうか
意味不明な描写がダラダラ繰り返され、流石にイラっとします
結局どうにも白ける終わり方でした
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人民解放軍14万人 VS 3000人の子供たち アラタたちを切り捨てる西側諸国、裏切るミャンマー軍── 四面楚歌の状況の中、人民解放軍の大攻勢が開始される……! この劣勢(マージナル)な局面で、新田良太(イヌワシ)の作戦指揮(オペレーション)が暁を呼ぶ──。
芝村裕吏が贈る英雄譚、ついにクライマックス!
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完結。楽しいシリーズでした。
ふつーの日本人にして傭兵、子どもたちを使うオペレーター、しかし子ども思いの親バカ、という設定と、戦術描写が素敵でした。
どうせなら最後は、びっくりするような場所で平穏に過ごしてる描写とかがあったりするとうれしかったけど…「また何かあるかも」とか言ってるし期待してようかな。
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シリーズ最終巻 ということで物語が大きく動く・・・のだが盛り上がりは微妙。
ゲーム攻略のような戦争ってコンセプトがどこかに行ったまま主人公の能力凄いね(棒)で、かつ、女性キャラのほとんどが主人公に好意を寄せてってそれなんてエロゲ?となってしまっては盛り上がるはずも無いよなって印象。
コンセプトを魅力的に見せる手法は1巻で出尽くしてて後は方向性が定まらないまま惰性で進んでたにしては綺麗に終わらせたんじゃないかな。
とりあえず1巻は面白かった。それだけ。
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買ったのは大分前だけどようやっと読了。
いちおうハッピーエンドかつ懸念された犠牲者が出なかったのは良かったけどでもこうなると余計ソフィのアレがなあと。
作者的には必要だったんだろうけど個人的にはアレのおかげでアラタとジブリールのラブコメを素直に楽しめなくなったんだよねえ。
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最終巻。
ここまでずっと読んできた自分を満足させてくれる,心地よい終わり方をしてくれますね。
エピローグ,ジブリールと程度寄り添っているようにみえて,アラタの性格上進展はないんだろうなと思わせられます。これからのジブリールの苦悩を思うと、、 と,想像を掻き立てられる終わりでした。
もうちょっとシリーズが続いてくれていたら!
それにしても回収しきれていない伏線がたくさんあるような気がするのですが,自分の読みが足りないだけなのかと怖くなってきます。(ソフィの件とか,花束とか)
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最終巻も続きが気になって一気読み。
敵が4万から14万に。主要キャラの誰も死ななくてよかった…。
最後は一応?ジブリールが報われたようでよかった。
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大団円のはずなのに、期待していたほど気持ちを高ぶらせてもらえていない感がずっとつきまとっていました。アラタの感情の起伏があまり現れていないのが、その要因なのかと思います。
しかしそれは、取り乱して感情的になることが不利な戦局を招くため、常に冷静であろうとする姿勢のためとも考えられます。そう思うと、まるでAIのように感情を押し殺したアラタの一人称の文体から漂う必死さに、切なさすら感じてきます。
そこは良いとして、見どころの一つであるアラタの用兵のすごさについては、前巻と同様マクロな戦局になったぶん伝わりづらくなってる気が…… また、実際にドンパチする現場から離れたところでの描写が増えたため、危険性の減退に比例して緊張感が減ってしまったことも、没入感が薄れた要因なのかも。
とりあえず、最後には戦争もジブリールとの関係もひと段落したようで、ほっとした雰囲気の漂うエピローグにちょっと安心。けれど、アラタの物語の終わりは子供達が戦争以外の手段で糧を得ていくことにあると思うので、そこに至るにはまだまだ未解決のことが多い = まだまだ物語は続くはず。
ということで、続きのお話に期待しています。
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大団円。芝村さんらしいファンタジー。手段と目的が明確化していてわかりやすい。これまでの鬱憤を晴らしてくれる内容。