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みんなのレビュー23件

みんなの評価4.2

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
23 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

理想の女性

2020/05/27 00:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る

何年振りか、またページを繰ってこんな風だったかと考えた。
 以前読んだのは、英語の勉強をしている時で、イギリス英語とアメリカ英語の使い分けが出来るNHKの講師が、コックニーの発音も実演をして見せて、興味をそそられたのがきっかけだった。その講師は、大変きれいなクィーンズイングリッシュを話す方で、あんな英語を話せたらいいだろうなと憧れた。
 だからだろう。この本を原作とした「マイ・フェア・レディー」の映画を観た時の感動は忘れない。オードリー・ヘップバーンのイライザは、わたしにとって理想のイライザになったのだ。
 ただ、この話の根底に、シェークスピアの頃と変わらない、愚かで劣る女性を「躾ける」のは男なのだといった空気を感じるのだけは、どうにも排除出来なかった。
 もとの、「ピグマリオン」がギリシャ神話の中の話で、理想の女性を女神に求めた男であるのを考えるなら、純粋に女性に愛情を注ぐ話の方が好ましいなと思うのは、文学よりも、情に流されているからか?

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紙の本

バーナード・ショーの皮肉の視点

2024/02/02 09:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は音声学について世に知らしめるために書いたと作者が序文で言っており、また音声学が課題としている、英語におけるアルファベット表記と発音の不一致性についても延々と論じていて、英語を勉強するときに感じるモヤモヤ感の理由だと理解できた。英語は合理的であって難しくないといった態度で教えられるたびに懐疑的になり、そのせいで英語が苦手になったのだということが裏付けられた思いだ。
そして英語は正しい教授法によって学べば身につくし、そうでなければ美しい発音どころか、英語を形成する背景文化までもが歪んで身についてしまうのであり、その悪例が世の中には満ち満ちているという警鐘までもが語られている。
この音声学の教授ヒギンズが、下町で生まれ育った訛りのひどい花売り娘イライザを、上流婦人としてふさわしい英語を話せるようにできるか賭けをすることになる。その結果、イライザは必要なボキャブラリーとともに、上流社会の常識や自尊心の持ち方から、当時の最先端の人権意識までものにしてしまう。それはヴァージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」が、社会情勢からその裏側まで熟知した上で家庭や社交を仕切っているのと同じく、この時代の新しい女性像を打ち出しているのだろう。ショーはフェミニズムの先駆け的な女性観を持っていたとも言えそうだ。そしてイライザは環境によって育まれてきた、下町らしい勝ち気で自己主張の強い性格も相まって、ヒギンズからの扱いの不当さへの反発、そして今後の自分の生き方について激しく主張、対立する。
だいたいヒギンズは専門分野では超絶有能なのだが、性格の方が粗雑すぎて、とてもロマンスが生まれるような関係が構築できそうにはないのだ。そうであってもイライザとヒギンズの間には、特別で強い絆が生まれている。その奇妙な関係がどんな騒動を巻き起こすことになるのかは触れられていない。
登場するヒギンズの母親やイライザの父親も、世の中をダロウェイ夫人並みに達観している上に正論で子供たちを煽りまくる存在で、新しい時代のロールモデル的な存在であり、実は頭脳明晰であるはず主人公や、彼のように旧い価値観から脱せてない男性女性全般が、時代に取り残されているというアイロニーなのかもしれない。
オードリー・ヘップバーン主演の「マイファレディ」は、何十年か前にTVで見たきりで、スペインの雨は主に平野に降るとか歌ってたり、スパゲッティをズルズルすすって食べるシーンとかしかもはや覚えてなくて、ラストがどうなったのか恥ずかしながら全然わからない。原作とかけ離れた展開であってもそれはいいのだが、ただこのはすっぱで強情でお茶目なイライザがどのように表されていたのかは気になる。軽いコメディのシンデレラストーリーだと思っていたけど、原作者の社会認識を知ってから観ればまた趣きも違ってきそうだ。

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イライザとヒンギスの関係は?

2024/02/01 11:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

言うまでもないことだが、「ピグマリオン」は映画「マイ・フェア・レディ」の原作、正確には間にミュージカル・マイフェアレディを挟んでいるという方が正しいのか。映画版のオードリーヘップバーン演じるイライザとレックスハリソン演じるヒンギス教授がなかなかいい感じになってエンドを迎えているので、てっきり私は二人は最後には結ばれるのだと思っていたけれど、作者自らの後日譚によると、二人の間は友達関係以上にはならず(というよりイライザは最後までヒンギスを心底すきになれなかった)、やはりフレディと結婚するのだ。ショーはヒンギスとイライザが結ばれるという結末が勝手に噂になっているのを知ってわざわざ後日譚を書き足したのだという、私もイライザとヒンギスが結ばれない方がいいと思っていたので作者の後日譚に大満足だ

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紙の本

考えさせられる物語

2018/11/30 09:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wanko - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書が苦手なわたしでも読みやすかったです。いろいろと考えさせられる物語でした。ジェンダーや女性の問題を訴えかけているように思います。

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2014/04/30 22:25

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2014/08/15 23:08

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2015/10/29 10:48

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2015/04/28 12:50

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2015/09/21 10:17

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2015/09/24 14:18

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2016/11/09 23:47

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2018/03/04 13:14

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2018/08/02 10:58

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2019/01/13 20:42

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2019/06/29 19:55

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