紙の本
やっぱり好き!
2021/10/31 00:48
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回もどんどん引き込まれて、あっという間に読み終わりました。
新キャラクターが増えて楽しめますし、切ない真相が明らかになっても、チカの明るさとハルタの優しさが爽やかな気分にさせてくれます。
ますます好きになり、続きが気になって仕方ないです!
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〈ハルチカ〉シリーズ第四集。
2020/06/15 19:08
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投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
〈ハルチカ〉シリーズ第四集。テレビアニメ放送後ということで、アニメで興味を持った方向けのレビューです。
「エデンの谷」(アニメ第十一話)
突如、ハルタたちの前に姿を現したスナ○キン風のいでたちをした美女・山辺真琴。彼女の祖父が残したピアノの鍵のありかは?
本集では唯一アニメでも放映されたエピソード。タイトルにもなっている「エデンの谷」についての真琴の言葉はアニメではカットが多く、より残酷でシビアな指摘になっています。だからこそ、彼女の厳しさの裏の優しさや、困難を知りつつ前に進もうとする芹澤の決意が胸に迫ります。
「失踪ヘビーロッカー」(アニメ未放映)
ここから三篇は文化祭の話。
学年主席の優等生にして、ブラックリスト十傑の一人、甲田。アメリカ民謡クラブ(活動実態はハードロックとヘヴィメタル)部長の彼は、文化祭でのステージに向けて念入りに準備を重ねていた。
そして文化祭当日。甲田はタクシーに乗り、学校を目指し、到着寸前に……「車を止めるな。このまま町の中を走らせ続けろ!」はたして甲田に何が起こったのか?
チカとタクシー運転手との二元中継で、不可解なアメ民部長の言動の謎を探る、コミカルな傑作です。
「決闘戯曲」(アニメ未放映)
文化祭エピソードその二。演劇部の脚本担当が失踪した。未完成のシナリオを完成させるべくハルタとチカが挑むのは、片目、片足が不自由な男がいかにして圧倒的に不利な決闘に勝利したかという謎。映像という形で説得力が増すアイデアなので、アニメでも見てみたかった話です。
個性的な演劇部長・名越と、演劇部名誉部員(!)ハルタとチカのやりとりも、読みどころの一つ。「退出ゲーム」の狼少女が印象深い名女優マヤさんも相変わらず健在です。
「千年ジュリエット」(アニメ未放映)
「この学校は馬鹿の宝石箱だね」
演劇部の名越、発明部の萩本兄弟、地学研究会の麻生、初恋ソムリエ・朝霧、アメ民の甲田。ブラックリスト十傑勢ぞろいでお送りする、文化祭のフィナーレを飾る作品。
難病に苦しむ女性たちが病院内で密かに立ち上げた恋愛相談のウェブサイト。決して病に負けず明るく、前向きに生きた彼女たち。だが、そのメンバーは一人、また一人と欠けてゆき……。
そして最後に残った一人は、清水南高校の文化祭を訪れる。目的は吹奏楽部なのだが、不慣れな外出でトラブル続き。真琴やブラックリスト十傑に助けられ、ようやく吹奏楽部のある人物の元へたどり着くのだが……。
一つの時代の終わりと、新たなスタートを書いたしっとりとした佳作。ハルタたちの出番が少ないため難しいでしょうが、アニメの最終回はこっちでもよかったんじゃないかなあと思わせる泣かせる一編です。
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文化祭周辺の出来事
2022/09/25 10:56
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
菜休みが終わって、文化祭周辺で起こる出来事。
必ずしも、主人公目線ではない。
過去作品のキャラクターも出てきて、おもしろい。
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ハルチカシリーズ第4巻
2016/11/30 21:40
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投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハルチカシリーズの原作小説第4巻。この巻あたりから、アニメ化されていない話になってくるみたい。これまでは問題を解決して部員を増やす話ばかりだったけど、今回は清水南高校の吹奏楽部を外側から眺めるような話が多くて、これまでとは違った視点でのハルチカを楽しむことができた。
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ハルチカシリーズ第四弾。
▼収録作品
「イントロダクション」
「エデンの谷」
「失踪ヘビーロッカー」
「決闘戯曲」
「千年ジュリエット」
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ハルチカシリーズ第4弾。
テーマは「継承」。
全部違った切り口からでとても楽しかった。
「退出ゲーム」好きとしては「決闘戯曲」が一番ハルチカらしくて良い。
若者たちへ託された大切なもの、しかと受け取りました!
しかし、だがしかし。
何で装丁変えたし!
いや、可愛いけど!三巻まで揃ってたら可愛いけど!
こっちとしては突然のマレン!
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ハルチカシリーズの第4弾.今作はやや本流から外れてるような気がする.あとハルタっていつの間にかカミングアウトしてた?!!と前作までの記憶も曖昧に・・・・。4編からなる連作短編.僕はその中でも,茶目っ気のある結末の「エデンの谷」が一番好きだったな.
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相変わらず、良いテンポでかわいらしいのに、ちよっとだけ苦さあり。
吹奏楽部の甲子園、普門館って、このシリーズで知りました、。
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ハルチカシリーズ第4弾。
吹奏楽部にとっての甲子園である普門館出場を目指す、
ハルタとチカをはじめとした吹奏楽部員たちの青春に
日常の謎を交えたシリーズ。
ですが、今回は吹奏楽の方はちょっと小休止。
文化祭に絡んで発生した謎を解く連作短編集。
気に入ったのは2つ。
ひとつめは、身体的ハンデがありながらも決闘に必ず勝ってきた
大塚家の謎を描いた『決闘戯曲』。
ただし、このオチは残念。展開がかなり面白かっただけに余計に。
もうひとつは、表題作『千年ジュリエット』。
末期入院患者の女性たちが「ジュリエットの秘書」として
ブログに投稿された恋愛の悩み相談に乗るのだが・・・
といったお話。
さらに、それまでの話で伏線として残してた部分もしっかり回収。
おそらくほかの読者の皆さんからも表題作が一番人気だろうな。
さてさて、このシリーズはこの先どうなるんだろうなー。
今後の展開も楽しみだ。
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私の好きなハルチカシリーズ4巻!
ハルタとチカの活躍もっと欲しかったなぁというのが正直な感想。
そして草壁先生の活躍をもっと!
まあでも閑話休題的なお話だったのでありか。
推理のネタとかはやっぱり予想がつかなくて、「どうなっちゃうの⁈」というハラハラ感は楽しかった。
話で一番好きなのはやっぱり「エデンの谷」かなあ。後藤ちゃんに毎回笑ってしまう。
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ハルチカシリーズ4作目。
チカちゃんて、スゴイ。今まで、フツーとか思っててごめん。いや、一生懸命なところは可愛いしがんばれって思ってたけど、チカちゃん、実は天然にスゴイ子だったんだ。
吹奏楽部のメイン活動は休止して、文化祭にまつわるお話たち。個人的に好きなのは、演劇の脚本のエンドがないまま、脚本家が失踪してしまった「決闘戯曲」。当日になって、どういうエンドだったのかを探るお話です。それが、脚本の中で語られるミステリーを解決する種明かし部分なので、上演するためには、なんとか解くしかないわけです。謎自体は、物語と思えばコロンブスの卵的結末だけど、命のかかった決闘と思えばその知恵と機転の切れ味に唸ることになる。
日常系ミステリーといえど謎を解くわけなので、どうしても探偵役やその周囲には、理屈っぽさとか説明くささがついて回ることになりかねないのですが、このシリーズでは、ごくごくフツーの女子高生チカちゃんがいい意味でバカを入れていて、頭でっかちになりがちな部分を緩めていると思います。
チカちゃんはそういう役目なんだと思っていました。
が、この1冊のラストの1篇、そのまたラストでガツンとやられました。
「黒玉でもいいじゃん、打ち上げられなかったらただの玉」
若くって、楽天的であまり物事を深く考えるタチじゃないからこそのセリフかもしれない(むしろそうなんだろうと思う)。でも、特にこれといった問題のない環境で健康に育ってきたとしても、ナチュラルにそう思って、失敗恐れずに前向いて歩ける人ばかりじゃないよね。ハルタなんかも、私にはまだ奥は見えてこないのだけれど、チカちゃんのそういう部分が眩しく思えることってあるんじゃないかなって思う。それで救われるか、苦々しく思うことになるのかは、受け止める側次第。
ハルチカは引き気味で、吹奏楽部の外の人たちのお話ばかりですが、どれも「一歩前へ踏み出す」物語に思えます。青春だ。だけど、それが必要なのは、現在進行形で「青春」な人ばかりではないと思う。
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ハルチカシリーズ4作目。今回は、文化祭2日を舞台に、様々なトラブルと謎を解き明かしていくのですが、どちらかというと、箸休めのような感じでした。前回の空想オルガンの印象が強かったので、ちょっと残念。次回作に期待。
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ハルチカシリーズ4段
吹奏楽部の夏の大会も終わって、一息ついた、と思ったら今度は文化祭に関して一冊まとめてあります。
ヘビーロッカーは読んだあとにタイトルをもっかい見ると「ああ!」ってなって面白いです。
チカちゃん視点だけじゃなくて、今回は他の人の視点もあります。お決まりの三角関係の話がそういえば少なかったな-と今気づきました。
表題にもなっている千年ジュリエットは、最後の種明かしがまた驚きで、そしてはつのさんのテイストがでていてすごくじんわりしました。
やっぱりこの人の本はすごく好きだ、と思います。
今まで持っていた文庫と装丁が違ってて最初全然気付けませんでした(苦笑)
前のさわやかポップな感じの表紙も好きだったので、少し残念です。
表紙のはマレンですよね。かっこいいです!
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ハルチカシリーズ第4弾、今回の舞台は文化祭!!
鍵盤ハーモニカを持つスナフキン(女)が登場し、
ハルチカコンビがヤキモキして・・・
日野原会長や生徒会ブラックリスト十傑が所々で活躍!?
そして吹奏楽部には今回も変な奴らが集まってくる。
~・・・・・・この学校は馬鹿の宝石箱ね(麻生美里)~
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このシリーズは、作品の冒頭に置かれた「大人になったチカが高校時代を回想するモノローグ」が好きです。
作品内の狂騒的なムードと「過ぎ去ってしまったかけがえのない時間」を慈しむかの様な落ち着いたムードの対比が作品に深みを与えていると思います。
もしも出来ることならば、シリーズの最後は津原泰水の「ルピナス探偵団シリーズ」のように、大人になったメンバー達が再集合して最後の謎に挑戦する、そんな形で飾って欲しいと思います。