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おもしろい!久々に夢中になってページをめくった。『素数の音楽』という本を読んで、人類がこれまでどれだけ素数の壁に挑んできたか、そして未だに素数は謎に満ちた数であるということを知った。また、現代社会が素数によってうまく回っていること、素数が謎であるからセキュリティ保護が成り立っていることを学んだ。この素数の解読をはじめとする人智を越える様々な諸問題を一瞬のうちに解明させることのできる新人類の発生、それに怯える現生人類のトップがどのような判断をし、どのような行動に出るのか…下巻が楽しみです!
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タイトル買いをしてしまって後悔。
全然読み進められない。
冒頭から外国文学の翻訳本みたいな文体でうまく話に入り込めず。
フィクションだから作り話でいいのかもしれないけど、読むのがつらい。
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待望の文庫化だったので、書店で見かけて迷わず購入。テレビCMも放送されていておおよそのあらすじは知ってはいましたが、予想以上に惹き込まれました。
謎が浮上して、明らかになってはまた新たな疑問点がわき上がり… 終止「この先どうなるんだ?」という興味が尽きません。特に、一番頼りなげな大学院生・古賀研人は、国家機関に対抗できるような人のツテも何もなく、大丈夫か?と心配でならないし、コンゴに潜入するチームもこんな少人数で大丈夫か?と(名前もシングルトン、マイヤーズ、イェーガーと酒の名前みたいで偽名っぽくて怪しいし…)不安要素タップリ。
最終的にどのような結末を迎えるのかがとても気になっている今現在です。
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面白い。久しぶりに読み応えのある本。(上下巻読了)
タイトルから想像したのとは大分違った話だった。そういう意味でも先が読めなくて面白かった。
出てくる人は、どうしようもない人間もいるが、基本は普通の良心を持った人々、にも関わらず。世界はいい方向になっていくわけではないのか。
システムの問題なのか、人間の性質の問題なのか、なんだろうか。もともと人間の持っている排他的な性向は今のような多くの人々が関連する世界に対応できていないのかな。
ガンダムではないがニュータイプの出現が必要なのかも。
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最初はゆったりだったのに、途中から一気に話が加速。目が離せない。遺伝子の話やら化学系の説明やらがふんだんに出てきますが、わかりやすいというか、話のスピードと信憑性に拍車をかけていてうまい。下巻でどのような結末を迎えるのか・・・。非常に楽しみです。
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設定の詳細が練りに練られてる感じを受ける。生物学とか進化論に関して素人だからかもしれないけど、読むのは多少難解。
そんなこと忘れさせるぐらい、スリリングな展開。コンゴの紛争地域からの脱出劇と進化した新人類の超越した存在感。かたや、日本で繰り広げられる逃亡劇。不治の病を治療する薬を10万人の子供を救う為に。
素敵だなって感じたのは、最悪の展開と最良の展開を韓国人留学生が天秤に掛ける場面。最高にクールでかっこいい!
明らかにブッシュ政権をモデルにしてる印象。戦争の残酷さや非情さが随所に表現にされてる。人間の愚かさも含めて。
主人公たちはそんな人間の善の部分。希望は、ある。
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しばらく積読でしたが、やっと読めました。
前半はよくある洋画的な感じもありますが、それでいて後半ちょっと意外な展開に。王道パターンが幾つか示される中で、そうくるかと。
どう繋がってくるのががぜん気になってきました。
エンディングで失速しないことを祈ります!
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久しぶりに読む手が止まらなくなる本に出会えた。コンゴ、日本、アメリカの視点から進んでいく物語。読めばわかるが、相当つくり込まれた作品。薬学、軍事、国際情勢、とても掘り下げられていて読んでいて不安定さが感じられない。なにより、テンポもよくて中だるみするような所がない。エンターテイメントとしてとても優れた作品だと思う。実写化するには思想やえげつない戦闘シーンが多くて難しいかも。内容は下巻で。
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タイトルだけ見た時、「虐殺器官」のような小説なのかと疑ったものでしたが、ある意味において共通した部分を持つ、まったく新しい冒険小説、なのかも知れないと思いました。
今、自分たちが享受している平和は、アフリカ等の未だ後進国に分類される多くの国々の存在によって成り立っている仮初のものでしかなく、現実には飽和しきっているのかも知れない。誰もが何となく気付きつつも目を逸らして日々を生きているという自覚があっても、具体的には何も行動に移せない自分を観察されているような、そんなゾッとしない現実が描かれています。ボリュームもあるので時間はかかりますが、面白さに一気読みでした。やはりこの作者の本は読み応えがあって考えさせられて、でも基本エンタメなので読みやすい♪
「見た目は貧相かも~」のセリフには、思わず画が浮かんで笑ってしまったw
ハイズマンレポートが現実にならない日を祈るばかりですが、もしなったとして、それを脅威とせず理解し合おうとする動きはきっとある、と思いたい。ただし、反対意見が圧倒的な中でそれを貫けるかどうかは甚だ心許ないww
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あっという間に読める。終盤に差し掛かるに比例して現実味が薄れていって残念だった。アフリカに新人類いるかもって一瞬思えた。
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http://takotakora.at.webry.info/201402/article_7.html
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単行本の時に話題だった本作、文庫本化なったので早速買って帰る。
難病の息子を抱えるアメリカ人の傭兵・イエーガーの章と、亡くなった父から謎の研究を残された日本人大学院生の研人の章が交互に語られ、それらにホワイトハウスに詰める分析官ルーベンスの項が挿まれ、畳み込むように物語は進む。
所々に創薬や進化論など生硬な話が挿まれ多少とっつきが悪いが、アクション映画もさながらのイエーガーの章は着々とミッション完了へと運び、冒険小説の王道とも言うべき巻き込まれ型の研人の章は、味方も敵も分からない中の逃亡譚に息が詰まる。
重なりだした2つのお話は、イエーガーたちの作戦遂行直前に新たな局面に事態が動き、思いもかけない次なる展開へ。下巻が楽しみ。
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面白かった!
前半の何が起こってる?的な謎も、後半の戦いも楽しめた♪
やはり、この著者は素晴らしです!
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文庫化待ってましたぁぁぁぁぁ! そして期待を裏切らない! 相変わらずの、一体どこまで入念に調べこんだんだという作りの深さ! 冒頭のホワイトハウスのやりとりだとか、研究室内の描写だとか、一体どこまでが想像で、どこまでが調査に基づくリアルな文章なんだろう? 各分野の専門領域をうやむやにすることなく説明した上で、それをただ垂れ流すんじゃなく、ストーリーの展開や盛り上げに存分に活かしているのが、感動を通り越して驚愕の域。イェーガーと研人の世界がここからどうクロスするのかも気になるところ。盛り上がってきたぁぁぁぁ、下巻にも期待します!
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最近では一番面白かった。タイムリーな話題でもある。映像向きで、すぐに映画になるのではないかと思う(ただし海外のシーンは日本映画だとリアリティーがなくなるので、米国と共同で制作してほしい)。いずれにせよ話の展開が小気味よく、大変読みやすかった。