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設定の詳細が練りに練られてる感じを受ける。生物学とか進化論に関して素人だからかもしれないけど、読むのは多少難解。
そんなこと忘れさせるぐらい、スリリングな展開。コンゴの紛争地域からの脱出劇と進化した新人類の超越した存在感。かたや、日本で繰り広げられる逃亡劇。不治の病を治療する薬を10万人の子供を救う為に。
素敵だなって感じたのは、最悪の展開と最良の展開を韓国人留学生が天秤に掛ける場面。最高にクールでかっこいい!
明らかにブッシュ政権をモデルにしてる印象。戦争の残酷さや非情さが随所に表現にされてる。人間の愚かさも含めて。
主人公たちはそんな人間の善の部分。希望は、ある。
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しばらく積読でしたが、やっと読めました。
前半はよくある洋画的な感じもありますが、それでいて後半ちょっと意外な展開に。王道パターンが幾つか示される中で、そうくるかと。
どう繋がってくるのががぜん気になってきました。
エンディングで失速しないことを祈ります!
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久しぶりに読む手が止まらなくなる本に出会えた。コンゴ、日本、アメリカの視点から進んでいく物語。読めばわかるが、相当つくり込まれた作品。薬学、軍事、国際情勢、とても掘り下げられていて読んでいて不安定さが感じられない。なにより、テンポもよくて中だるみするような所がない。エンターテイメントとしてとても優れた作品だと思う。実写化するには思想やえげつない戦闘シーンが多くて難しいかも。内容は下巻で。
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タイトルだけ見た時、「虐殺器官」のような小説なのかと疑ったものでしたが、ある意味において共通した部分を持つ、まったく新しい冒険小説、なのかも知れないと思いました。
今、自分たちが享受している平和は、アフリカ等の未だ後進国に分類される多くの国々の存在によって成り立っている仮初のものでしかなく、現実には飽和しきっているのかも知れない。誰もが何となく気付きつつも目を逸らして日々を生きているという自覚があっても、具体的には何も行動に移せない自分を観察されているような、そんなゾッとしない現実が描かれています。ボリュームもあるので時間はかかりますが、面白さに一気読みでした。やはりこの作者の本は読み応えがあって考えさせられて、でも基本エンタメなので読みやすい♪
「見た目は貧相かも~」のセリフには、思わず画が浮かんで笑ってしまったw
ハイズマンレポートが現実にならない日を祈るばかりですが、もしなったとして、それを脅威とせず理解し合おうとする動きはきっとある、と思いたい。ただし、反対意見が圧倒的な中でそれを貫けるかどうかは甚だ心許ないww
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あっという間に読める。終盤に差し掛かるに比例して現実味が薄れていって残念だった。アフリカに新人類いるかもって一瞬思えた。
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http://takotakora.at.webry.info/201402/article_7.html
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単行本の時に話題だった本作、文庫本化なったので早速買って帰る。
難病の息子を抱えるアメリカ人の傭兵・イエーガーの章と、亡くなった父から謎の研究を残された日本人大学院生の研人の章が交互に語られ、それらにホワイトハウスに詰める分析官ルーベンスの項が挿まれ、畳み込むように物語は進む。
所々に創薬や進化論など生硬な話が挿まれ多少とっつきが悪いが、アクション映画もさながらのイエーガーの章は着々とミッション完了へと運び、冒険小説の王道とも言うべき巻き込まれ型の研人の章は、味方も敵も分からない中の逃亡譚に息が詰まる。
重なりだした2つのお話は、イエーガーたちの作戦遂行直前に新たな局面に事態が動き、思いもかけない次なる展開へ。下巻が楽しみ。
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面白かった!
前半の何が起こってる?的な謎も、後半の戦いも楽しめた♪
やはり、この著者は素晴らしです!
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文庫化待ってましたぁぁぁぁぁ! そして期待を裏切らない! 相変わらずの、一体どこまで入念に調べこんだんだという作りの深さ! 冒頭のホワイトハウスのやりとりだとか、研究室内の描写だとか、一体どこまでが想像で、どこまでが調査に基づくリアルな文章なんだろう? 各分野の専門領域をうやむやにすることなく説明した上で、それをただ垂れ流すんじゃなく、ストーリーの展開や盛り上げに存分に活かしているのが、感動を通り越して驚愕の域。イェーガーと研人の世界がここからどうクロスするのかも気になるところ。盛り上がってきたぁぁぁぁ、下巻にも期待します!
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最近では一番面白かった。タイムリーな話題でもある。映像向きで、すぐに映画になるのではないかと思う(ただし海外のシーンは日本映画だとリアリティーがなくなるので、米国と共同で制作してほしい)。いずれにせよ話の展開が小気味よく、大変読みやすかった。
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201401/待望の文庫化。高野作品にハズレないけど本作はずば抜けてる。一気読み。(続きは下巻で記載)
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異なる環境の、関わりの無い登場人物達が、人類の愚かさという大きなテーマの元でつながっていき、引き込まれていった。フィクションではあるが実際にあった歴史などを背景に描かれているため、考えさせられることが多い。面白いです。
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最高強度の暗号を破るかも知れぬ驚異的知性が存在する? 超人類は捕獲か抹殺すべきか?
いきなり冒頭からアメリカ合衆国大統領が出てきたり、特殊部隊(傭兵)やら、大学院生が唐突に事件に巻き込まれていく様など、めまぐるしく物語が猛スピードで展開していきます。
人類進化論を絡めた圧倒的な学術理論や、イラク戦争を引き合いにした人間たちの強欲さを掘り下げながらも、心拍数上がっちゃいっぱなしのストーリー展開は圧巻ですね。(いまのところ・・)
さらっとあらすじだけ見てしまうと、まるでB級ハリウッド映画(シュワちゃんとか出てきそうな。。)のエイリアン退治ものに思えましたが、なんだかリアリティーを持たせる為の仕掛けがたっぷり含まれています。
遺伝子構造や軍事、国家安全保障、ホワイトハウス・・・
相当な苦労を重ねて書き上げたんでしょうね。
下巻に入りますー ズッこけない結末を期待!
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上巻の頭半分は読みづらくて何度も脱落したけど、イェーガーたちがコンゴ入りしてからは一気に読めた!筆者の左翼っぷりが気になったけど、個人的感情をのぞけば、かなり楽しめるミステリー。ただ、筆者の思想から、韓国人が絶対に敵方じゃないってわかってしまうのがミステリーとしてはマイナス。誰もが怪しいほうがおもしろいんだけど。
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単行本の時から読みたいと思ってチェックしていたので、文庫本になったので、満を持して読み始めました!といったところです。
期待に違わず面白いので止められず、あっという間に上巻を読んでしまいました。下巻を読むのは明日以降にしよう。寝不足になるおそれあり。現世の人類対超人類の戦いの結末は?