思考を整理するのにおすすめの1冊
2020/07/10 20:48
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投稿者:わくわく - この投稿者のレビュー一覧を見る
値段が若干割高に感じるかもしれませんが、どのような仕事・ビジネスにおいても共通するような物事の考え方が紹介されていて、非常に役立ちました
問題解決 あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
2015/08/30 22:36
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投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
NGO活動に関わっていると、どうしても「組織運営」や「問題解決」について関心を持つようになる。我々が所属している組織の現状はこうで、どんな問題を抱えており、その問題を解決するためにはどうしたらいいか?ということを、絶えず考えざるを得ないのだ。
書店のビジネス本コーナーに足を運ぶと、組織運営のための本がありとあらゆるところに、うずたかく積まれている。ところがそれらの多くは、著者の体験に頼ったことばかりで、理論的な蓄積に基づく書物がないことに不満を感じていた。この本は、理論的なアプローチで「組織の問題を解決する」コンセプトで書かれた本である。
読んでいて理屈っぽさを感じるかもしれないのは、著者二人の専攻が理系出身である事が大きい(ただし高田貴久氏は東大1類中退→京都大学法学部卒業という経歴)。彼らは長らく企業業務コンサル業務に関わり、人事制度・企業風土改善等の分野で実績を残してきた。本書は企業・組織内において「問題の見つけ方」「問題の切り分け方」「対策の実行」「検討」等について、懇切丁寧に解説してくれる。それらの多くはこれまで知らなかった見方が多く含まれており、TOYOTA、ソニー、三菱商事など社員研修の教科書として採用されているのも納得である。もっとも、この本で新たな知見を得たところで、社員にその気や能力がなかったら意味がないのは当然のことなのだが。
とても役に立ちます
2022/10/03 22:38
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投稿者:y - この投稿者のレビュー一覧を見る
知り合いに勧められて購入しましたが章立てが分かりやすく、内容もとてもためになりました。何度も読み返して問題解決を実践したいです。
ストーリー仕立ての進行
2019/01/14 20:11
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投稿者:obiwan0623 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三枝匡氏の「V字回復の経営」の線を、狙ったのでしょうか。シンプルなタイトルに反して、中身は冗長な印象を受けました。もう少し、ソリッドな説明による解決手法の開陳を期待していたので、少し残念でした。
問題解決の入門書としては、斉藤嘉則氏の「問題解決プロフェッショナル」の方をお勧めします。
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有名企業が採用した人気講座のエッセンスをテキストにしたものである。問題解決は手順を正しく適用することで解決するとし、その手順を抜け漏れなく、ありがちな誤りとともに示したものである。
この本の対象読者は、何度か失敗の経験がある、問題の解決はしたが再発防止までには至らずに同じ失敗を繰り返した、という人である。問題意識の低い、無い人にはさっぱり響かないだろう。逆に一度でも痛い目を見ていれば
、なるほど教科書的はそういうやり方があるのかとヒザをうつ内容だ。
本の筆者がコンサルタントということもあり、問題が発生している会社の本業における問題解決をおもに扱っているという前提だと考えるべき。期間限定のプロジェクトとではいくつかの追加がいる。もしプロジェクトの問題解決を求めているなら、IPAのプロジェクトマネージャーの試験対策を勉強した方が実践的であり効率的であると思う。リスク管理、コミュニケーション管理などが抜けているからだ。
主要業務の改善であれば昔からQCがあり、手順を教えるのであればその七つ道具のことについて何らか触れるべきだろう。結局のところ問題を解決しない理由はかけたコストに見合う改善が得られる確証がないことに尽きると思う。そのためのパレート図の説明がないのは読んでいて疑問だった。
この本の趣旨は、How思考から抜け出せなのだが、この本の流れはHow思考なのである。o(^_-)O 想像だが、この講座はかなりの盛況だそうだが、講座と本は圧倒的に異なる部分がある。それはオフレコである。つまり、講座ではイロイロとぶっちゃけているので、受講者はそのトラブルの真っ只中に自分を置ける。それでこの整然とした内容はマッチするだろう。
個人的な願いなのだが、改訂版ではこのあたりの盛り込み、そして、問題を起こすヒトや組織の典型を明らかにし、優先順位の高いものから具体的に示して欲しい。教科書ならぜんじゅつのものや、PMP関連があるからだ。それよりも、勘どころについて考えさせる読み物、ケーススタディに徹して欲しい。その方が面白そうだ。
結局のところ問題とは、リソースが不足して起こるのである。少ないリソースで解決するには、段取り八分の法則通り上流工程の品質を上げ、感度分析をして優先順位の高いものから解決するしかない。見える化も大事で、工程表、体制図、そして設計図書の類の過不足をなくし正確にすることだ。
最近自分のプロジェクトがプチ炎上した当事者としてはちょっと生々しさが足りなく感じたのだろうと考える。
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2014/3/28
問題解決の3ステップ(P.30)
WHEREで問題を特定し、
WHYで原因を究明し、
HOWで対策を立案する。
HOW指示(P.41)
WHERE指示やWHY指示で行う。
トヨタの8ステップ(P. 48)
分解と深堀(P. 79)
分解は、同じ次元でその問題を単に切り分けること。
深堀は、別次元でその問題が発生する因果関係、理由について掘り下げること。
問題解決の効果を高める(P. 151)
①主たる原因に手を打つ
②全体に影響が出るように手を打つ
③浅すぎず深すぎないところに手を打つ
④立場とリソースを考え、分担しながら手を打つ
対策の実現性を高める(P. 151)
⑤単にやっていないだけの原因に手を打つ
⑥入ってくる矢印が少ない原因に手を打つ
⑦下にある原因を避けて手を打つ
検討の効率を高める(P. 151)
⑧悪循環を断ち切るように手を打つ
⑨いくつかの原因にまとめて手を打つ
→理想は一網打尽。手軽で分かりやすい対策を考える。
SPROモデル(P.179)
Strategy:戦略
Process:業務(営業・製品設計・生産技術)
Resource:資源(人・モノ・カネ・情報)
Organization:組織
あるべき姿設定の流れ(P. 193)
KGIを設定する(Key Goal Indicator)
強い情報と弱い情報(P. 226)
外部情報⇔内部情報
第三者情報⇔当事者情報
定量情報⇔定性情報
直接情報⇔関節情報
権威者情報⇔非権威者情報
多サンプル情報⇔少サンプル情報
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実にためになる本だ。職場の全員に読んでもらいたい。
これを理解し実践することで、全ての生産性が劇的に進化することだろう。
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問題解決に関するスキルを全体的に学べる。既知の知識も多かったが、改めて問題解決の全体の流れを俯瞰できた。
1.問題解決の手順
WHERE、WHY、HOWの順で考える。WHEREとはファクトのこと。
いきなり対策ありきで考えないこと。
2.問題を特定する。
・問題と原因は違う。分解❌深掘りで漏れなくダブりなく問題を特定する。
3.原因を追求する
何故何故分析をする。因果構造図を作る。
手を打つべき原因を特定する。
①主な原因に手を打つ
②全体に影響が出るように手を打つ
③浅すぎず深すぎないところに手を打つ
④立場とリソースを考えて分担して手を打つ
⑤単にやってない原因に手を打つ
⑥入ってくる矢印が少ない原因に手を打つ
⑦悪循環を参考に断ち切るように手を打つ
⑧いくつかの原因にまとめて手を打つ
4.あるべき姿を設定する
あるべき姿には、発生型(会議室にコーヒーがこぼれてる)と設定型(会議室にホワイトボードがない)がある。
あるべき姿は、目的、内部環境、外部環境から考える。内部環境とはできること。外部環境とはやるべきこと。
目的はベクトルの向きであり、目標はベクトルの長さ。
目的は具体的に決める。相手を主語にして書くこと。自分たちのやることの羅列にならないこと。
あるべきすがたのチェックポイント。
・実現可能な将来の姿
・具体的に
・矛盾が生じないように
・目的、内部環境、外部環境との関連性
あるべき姿とのギャップが課題
現状認識は
・前回の状況
・横引きの現状
のどちらか
問題解決の流れは課題であるWHATからWHERE、WHY、HOWとなる
環境分析にはフレームワークを活用する。鳥の目。俯瞰する。
次に虫の目。現場に近い強い情報を集める。
5.対策を立案する
・成果につながる
・分かりやすい
・着実に実行できる
のが良い対策
6.対策を実行する
既存の枠組みを活用する
KPIツリーや活動マップを作る
7.成果を評価して定着させる
PDCAのアクションとは
・今の現状問題解決の完遂
・組織に根付かせる、標準化
・新たな問題解決に取り組むことと定義する
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「ストーリー+解説」という形式で、問題解決の方法について語られています。フレームワークだけでなく、事例やありがちな過ちなども書かれていて、非常に勉強になります。
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思考の順番
1どこに問題?
2なぜ問題?
3どう解決?
ちなみにトヨタにはトヨタ8ステップとして8つもある。
1について
問題の「全体」をまず把握し、ついで適切に絞り込み、論拠をつけて問題を特定する。
2について
これをしないと、単にコインの裏返しをしたような対策になる。・・が問題だから・・の逆になるように頑張ろう、という感じ。
分析する時は正しい日本語で。「駐車場が狭い」と「駐車場が狭くなった」では意味が違う。
また政府とか社会とかに責任を負わせるのはよくなく、自分を主語にして考えるように。
問題について
問題には2種類ある。だれが見ても問題なものと、問題かどうか見方が分かれるもの。
後者については、「視点を定め」「具体化し」「指標化」することが大切。
視点定め:①大目的wil、②内部環境can、③外部環境must
具体化:目的を具体化する。だれが、なにをどうする。
指標化:KGI
目的とはベクトルの向き、目標とはベクトルの長さ
目的を具体化するときは、自分がこうする、というスタンスではなく、相手がこうしてくれる、というスタイルで書くとよい。
対策するときは、思いつきではなく、論理的に行うように。また一部の人だけではなく、仕組化できるように。
素早く着実にやりぬく。そのために既存の枠組みを活用する。小さな問題解決を行う。タイミングも大切。
他に読みたい本
ロジカルプレゼンテーション
イシューからはじめよ
世界の経営学者はいま何を考えているのか
PERSONAL MBA
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問題解決の手順が、物語風の具体例と解説文を交互に挟みながら説明されている。
先にTOC 思考プロセス関係の本を読んでいたが、共通する部分が多い。ザ・ゴール2が小説形式で読みやすかったものの、手法の全体像が捉えにくかったという問題を、解説文をはさむことで改善している感じ。
where -> why -> how の順での問題解決は納得させられた。
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日々仕事や生活において身に降り掛かる大小様々な問題
その問題に対して、私達はどのようにアプローチしているのだろうか?また、どのようにアプローチするか学んだことがあるだろうか?
本書では問題解決のための基本となるアプローチが丁寧に紹介されている。
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問題解決をテーマにした本の中でも秀逸だと思う。
書いてある問題解決の手法は、一般的だが、具体例が多く、理解しやすい。
全体を通して架空の話とその解説で内容が進み、これが実践のイメージを膨らませてくれる。
お薦めです。
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問題解決の手段や考え方がまとまっていてとても勉強になった。
またとても納得感のある説明で、今後自分の思考に取り入れていきたいと思った。
特に1〜4章は繰り返し読んでおきたい。
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ハガケン
【概要】
「問題」という概念は分析によってあらわになるものである
【評価】
75点
ある程度仕事を覚えた上で、その仕事の見方を変える本(ロジカルシンキングを読んだ後でないとダメ)
【どんな時に読みたいか】
作業や組織に疑問を感じたとき
【自由記述】
ロジカルに考えられるような知識を入れた後に、では実際にどのようにして使用するか「実体験を交えて」記載されている。内容もかなり重いため、覚悟をもって読む必要あり。裏に目次もあるので、そこだけ読むことも可能。ロジカルシンキングが教科書なら、これは参考書。PDCA。