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資本主義の終焉と歴史の危機 みんなのレビュー

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みんなのレビュー204件

みんなの評価4.1

評価内訳

197 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

脱成長という成長

2014/06/21 10:42

11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロシアや中国の前時代的・帝国主義的な領土拡大の動き、それに対し自国経済ばかり慮って煮え切らない欧米諸国の対応、地球資源が枯渇するまで収奪していく人類の姿勢等々に漠然とした不安を誰しも感じているのではないでしょうか。一方、今の日本の閉塞状況を、金融緩和や相変わらずの公共事業依存のアベノミクスで打破できるのでしょうか。
 本書は、このようなバラバラに起きているように見える事象を、「利子率革命」「空間革命」「価格革命」といったキーワードで、理論的・歴史的に検証・分析し、資本主義の終焉という結論に至っています。とにかく、迫力かつ説得力のある内容に、あっという間に読み終わりました。特に、第3章のアベノミクス批判は、そのとおりと納得しました。人類は資本主義の限界に気が付き、修正できるのでしょうか。読後は、日本の未来、地球の未来を悲観し暗澹たる気持ちとなりました。

 ただ、本書はポスト資本主義への言及は、次のように避けていて、物足りなさを感じました。
 「その先にどのようなシステムをつくるべきなのかは、私自身にもわかりません。定常状態のイメージこそ語ったものの、それを支える政治体制や思想、文化の明確な姿は、21世紀のホッブズやデカルトを待たなければならないのでしょう(209ページ)」
 本書では現状分析と問題提起に止まるとしても、次回作は不十分でも構わないので、水野氏なりの仮説を出してもらいたいものです。批判だけなら、もっともらしく理由づけをすれば良いわけで、創造的な仮説を示すことこそが学者の本来の仕事だと思うのです。水野氏には逃げないでもらいたいものです。

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電子書籍

結論どおりになるのか?

2015/05/04 00:27

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RN205 - この投稿者のレビュー一覧を見る

非常に大きな視点から俯瞰的に資本主義を解剖していく著者の手腕は、明確なロジックに裏付けされており傾聴に十分値する内容。著者は資本主義の終焉及び脱成長社会を結論として想定しているが、果たしてそうなるだろうか。人間の成長への希求は無尽蔵で、あらたな成長空間の創設が待っているように思えてならない。現実の動きを注意深く見守りたくさせる好著。

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紙の本

これからの世界がどうなっていくか…

2017/03/10 17:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tori96 - この投稿者のレビュー一覧を見る

世界各国の経済史を通観し、金利に着目しながら現在のグローバル経済と資本主義について、鋭い論述をしている点が興味深い。タイトルから一瞬仰々しい内容かと思いきや、あくまで新書なのでわかりやすく読みやすい内容だと感じた。EUもアメリカも新たな局面に立つ今、これからの世界がどうなっていくのか、考える一助となると思う。

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紙の本

資本主義の終焉と歴史の危機

2015/10/25 14:40

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hideさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

リーマンショック後、世界各国は低金利経済に陥り、政策金利は、概ね0の状態が続く。利子率の歴史からは、極めて異常な状態である。著者はこれを、利子率=資本利潤率から、世界中に投資が行き渡りフロンティアがなくなってしまい、資本に投資機会が見つけられない状態、つまり「資本主義というシステムの死」と分析している。今の時代には新しいシステムが必要であるが、日本のアベノミクスをはじめ先進国は成長重視の政策を採って、かえって中間層の没落、格差の拡大を強めている。現在が長期の利子率革命の時代にあることを認識し、新たなシステムの追求に着手するべきであると著者は警告している。
本書を読んで、最近アメリカが金利上げを試みたが、未遂に終わった原因は大局的にはこのことによるものと思う。

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紙の本

売れている理由が分かる

2015/09/23 17:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さんぴん - この投稿者のレビュー一覧を見る

資本主義の本質は金利にあり、その金利を下げて、お金をじゃぶじゃぶ市場に流す今の政策を痛烈に批判しており、一読の価値あり。買い。

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電子書籍

フロンティアはもうないのか?

2020/07/02 12:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

「フロンティアがなければ資本主義は死ぬ」という著者の主張は説得力がありそうな主張に見える。この説の根拠として、利子率と仮定してみて、過去数百年間の利率(=資本利益率)の推移と、実物空間 電脳空間のフロンティアの量の推移の相関を挙げている。さらに実感としての最近の資本主義経済の手詰まり感がある。
疑問点3点
1.電脳空間フロンティアはITバブル崩壊で縮小してしまったのか?最近AIブームは一過性のもので終わるのか?
2.電脳経済と実物経済を分けているがこれは妥当か?例えば今読んだ電子書籍はどちらか?
3.問題点は分かったが対策は?みんな平等に貧しい共産主義社会か?

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紙の本

グローバル資本主義の生き詰まりが新システムを生むのか?

2017/08/10 16:00

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「16世紀の価格革命が封建的生産様式を資本主義的生産様式に置き換えた」が、「1995年の国際資本の完全自由化の進展」により、「21世紀の価格革命」が始まった。「グローバリゼーションによって加速した近代資本主義に生じたバブル危機、国内格差、環境問題など」の危機の発生は、「資本主義とは異なるシステム構築のチャンス」であり、「それを構築した国が次の覇権を握る」ことになり、「日本がその可能性を最も秘めている。」その一方で、盤石な近代システムを前提として、「定常状態となったゼロ金利、ゼロインフレ」を活かすことと逆行する政策をとる現政権の危険性を説く。成長戦略に与しない著者の主張は一つの有力な見解ではあるが、新たなシステムは見いだせていないとの結論となっている。問題提起のみで終わっているのが残念だ。

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紙の本

今後は…

2015/12/25 08:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

新自由主義・市場原理主義による資本主義の行き着く先が上手く書かれていたと思う。今後の経済体制の仕組みを考えることが非常に重要だということがよく分かる。小説「人類資金」合わせて読みたい。

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2014/03/22 09:11

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2014/06/07 22:56

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2014/03/27 12:02

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2014/03/27 14:04

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2014/04/03 21:17

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2014/04/10 08:41

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2014/04/16 11:51

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