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投稿者:Qた - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人でも「爆笑」って使ってました。テレビや新聞等でも使われている言葉が実は間違った使い方だという日本語がたくさんありました。
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良い。ユニークな本。
著者は日本語に詳しく、だからこそ誤用に我慢できない
らしい。
誤用なのに大多数が使うともはや誤用とは言えなくなる。
言葉はいきものと言われる所以だ。
誤用かどうかの判断も難しい。
目から鱗が落ちる事例が沢山あった。
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小谷野敦さんの新著ということで衝動買い。しかし、小谷野節は弱めか。
なかなか雑学的・ウンチク的参考にはなった。
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日ごろ使っている言葉も、それが「当たり前」と思って考えない事も多いですが、著書を読んでみると色々と間違われている言葉も。それを使う本人も聞く相手も、気付かないという事が一番怖いと事は間違いないと。当たり前と思っている言葉を振り返るに良い一冊。
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タイトルといい、主に学者の誤用例を実名であげていることといい、挑発的な一冊。当たり障りのないバカ丁寧な物言いが世にあふれているなかで、あえてこういう書き方をするのが著者のスタイルなのだろう。
明らかな誤用から、なんだかイヤだと思うものまでたくさんの言葉があげられているが、それほど新味はないし、掘り下げてあるわけでもないのが物足りない。
その中で、そうなの!と思ったのが、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」について。すごく好きな日本語タイトルなんだけど、「キャッチャー」なんだから(わざとだろうけど)誤訳だと思ってきたが、これは「捕手」って意味じゃなく、動詞に「er」をつけて名詞化する用法だそうな。知らなかったなあ。
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「けりをつける」の意味は知っていても「けり」が何かを考えたことがありませんでした。
鳬(けり。「ケリリ」と鳴く鳥)だそうです。助動詞の「けり」と音が同じために当てられたとのこと。
年をとると流行語以外で新しく言葉を知る機会は減ってくるので、この本で新しい知識を得られたのは楽しいことでした。
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えらそうな書き方だけど、内容的にはそれなりに面白い。今(14年)の言葉も入ってるので決して古い言葉ばかりではなかったのは読んでて意外だった。と思って最後に著者の紹介を見たらなんや若いんだって(あくまでも自分基準ですが)納得した。
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20140203 爆笑やsuite roomや宅急便などあーそうなんだ!っと驚くものが随所にある。ただ、第一部の気持ちの悪い日本語は、例文があったほうがより分かりやすかった。
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作者の本を初めて読んだ。色々な言葉を間違ってるやら嫌いやら評していて面白い。
最初は、高学歴のいけすかないおっさんだなと思って読んでいたけど、読んでるうちにだんだん好ましく思えてきた。
「○○と言っている奴は誰だ、出てきて私と決闘せよ」とかチャーミング。
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普段気にせずに使っていた言葉が実は違う意味で使ってしまっていたと…。間違いに気がついた言葉もいくつかありました。外来語編も面白かったです。
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「顧みて他を言う」⇒関係ないことを言って誤魔化す。「泰山鳴動鼠一匹」正しくは大山。古代ローマのホラティウスの警句である。「ぬきんでる」は「擢んでる」と書く。「青田刈り」は正しくは「青田買い」。「根気強い」は「根気よく」と「粘り強く」を混ぜこぜになった言葉。「博打を打つ」は「博奕を打つ」の誤り。「存じ上げない」の対象は人。「破瓜」は処女が破れるのではなく八+八で女性の十六歳。あるいは八×八で男性の64歳のこと。宅急便はヤマト運輸の商標であり一般名詞は宅配便。「田吾作椋十」=「張三李四」。オクラは英語でイクラはロシア語・・・・・・・。おもしろすぎる。
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タイトル買いである。第一部の誤用編が、本書の趣旨であるところの日本語の頭の悪い使い方で、公の場や文章での誤用を怒っているのに対し、第二部以降は雑学・豆知識に終始する感があった。まあ、それでも本書で初めて本来の意味を知ったものも少なくなかった。差別語狩りは私も嫌いである。「いちいち言葉を法律にのっとって考える必要はないのである。」にも賛成だ。また、本書では主題として取り上げられてはいないが漢字かな混じりの交ぜ書きも嫌いであることを読みながら考えていた。
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言葉には五月蠅い方だと思っていた自分だが、教わることが多かった。
「ひもとく」は本来「繙く」と書く。これは知っていたが、「ぬきんでる」を「擢る」と書くのは知らなかった。
ほか「キャスティングボート」も「〜ボード」と思い込んでいた。嗚呼、日暮れて道遠し。
ただ、これだけ間違いに拘泥する小谷野氏でも「ウルトラマンがいた時代」では「『帰ってきたウルトラマン』のヒロインは水沢アキ」等々、大間違いをやらかすのが不思議だ。
人間、専門外には疎いという一例か。他山の石としたい。
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文章を書いたり、話したりしていると「この言葉の使い方は
これでいいのか?」と感じることがしばしばある。
日本語って難しいよね。だって、「日本」と書いても読みが
「ニホン」だったり「ニッポン」だったりするのだし、『日本
書紀』は「ニホンショキ」なのに、『続日本紀』になると
「ショクニホンギ」になって「キ」が濁るんだもの。
電話オペレーターの仕事をしていた時は「鑑みて」を「考える」
と同義語で使っている同僚がいてイラっとしたしな。
言葉の使い方が気になる。だから本書も日本語の誤用例集かと思っ
たのだが、言葉に関するエッセイ・雑学といった感じかな。
誤用しやすい言葉もいくつか取り上げられているのだが、取り上げ
らている言葉に対しての著者の好き嫌い、そして言葉を使う人への
個人攻撃なので、読み手側も好き嫌いがはっきりするのではないか
と感じた。
個人攻撃の部分はさらっと読み流して、雑学として受け取った方が
いいかもしれない。
一時、雑誌などで盛んに「勝ち組」「負け組」という言葉が使われて
いたが元々の使われ方や、埼玉県熊谷市は「くまがや」ではなく
「くまがい」が正しいとかは他でも読んだ気がする。
私が気になっているのは「天皇陛下」に対して「皇后さま」と言う
テレビの呼称。「天皇陛下」と呼ぶなら「皇后陛下」だろう思うの
だが、NHKさえ「皇后さま」って言うんだよな。
また、政治家がよく口にする「粛々と」も気になるし、「ダイバー
シティ」「レガシー」などの外来語も気になると言うか気に障る。
「多様性」「遺産」でいいじゃないか。
いずれにしろ、やっぱり日本語は難しいと思うのよ。言葉は時代と
共に変わっていく。「全然」論争のような例もあるから、間違いと
されていた使い方でも時を経ると正しい使い方になることもあるの
だからね。
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著者が鋭い口調で誤用されている日本語を喝破していく一冊。「自作自演」や「大盤振舞」など、私も誤用していた言葉があったので大変勉強になった。
「看護婦」のくだりは"爆"笑した。