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とても美味しい短編集。食事を通じて、幸せだったり少し悲しかったりする出来事がほんわかと浮かんでくる。
こういう風に、食べ物と記憶が結びつくような食事を沢山したい。
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短編集ですが、全てのお話にぶれがなく、もっと読みたい気持ちで一冊読み終えました。泣けるお話がいくつかありました。
きりたんぽ鍋はせつないけど、面白かった。ぞうきん味の鍋を供えられたお父さん・・・。
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心が温まるご飯の話!と思って飛びついた一冊でした。
……が、ダメでした。
人生の節目のようなタイミングでの食事風景を書いた短編集。どれも、「死」や「別れ」に繋がっています。
「死」は扱い次第で、読者の涙を容易に誘うことができる。感動的な作品なんだろうな、と思います。
でも、わたしとしては、温かくて美味しいご飯にいらぬ水を差された感じでイヤでした。
きっと、もっと年齢を重ねて、「死」や「別れ」とちゃんと向き合えるようになったら、また感想が変わってくるんだろうな、と思います。
なので、本棚で少し休ませてみようかな。
一編だけ、「親父のぶたばら飯」は、出てくるご飯の描写がどれも本当に美味しそうで、かつ、唯一前向きなお話なので大好きです!
真夜中に読んでいたので、登場人物が実に美味しそうに食べていてちょっと涙目でした(笑)
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口の中に広がる旨みが、何とも切ない、食べ物の話。
こういう言い方は失礼かもしれないけれど、小川さんの作品も大人になったなあ…と思う。
『バーバのかき氷』
孫娘。老人が最後に口にする…
『親父のぶたばら飯』
油ギトギトでうまそう!
一緒においしいもの食べる幸せ。
『さよなら松茸』
切ない。
美味し過ぎるのが切ない。
哀しくても舌は正直。
『こーちゃんのおみそ汁』
映画になった話かと思った。
割と王道かな。
『いとしのハートコロリット』
途中から、「もしかして?」と思ったけれど、切ないというかやり切れない。
でも、本人は幸せなのかな?
『ポルクの晩餐』
…ちょっと、ぶたぶたさん?
こんな男と何してるの?(笑)
『季節はずれのきりたんぽ』
割と王道だけど、オチがつきました。
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誰かと食べる料理。
思い出、きっかけ、いろんな場面で何気ない料理がその場を飾っていて、日常なかの暖かい雰囲気がふわりと描かれていて。その食べ物がどうとか味とかではなく、状況や気持ちと一緒にある料理の姿がさりげなく暖かくいるのがなんだか良かった。
ヒリヒリする気持ちも隠れてて、いろんなひとをいろんなことを大切にしたいなとも思ったり。
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料理がちゃんとした場所を与えられている
そんな物語を読むと
“お腹いっぱい~~”というような
とっても豊かな気持ちになるのです~
“食べることは生きること”
そう言った私に
出会ったころ(小学生~>_<)から食通で
思うところがあって若くして教師を辞めたのち
栄養士の資格を取って外国のレストランとかに
働きに行っていた友人が
食べ物は人を幸せにすると私は思ってると!
“食堂かたつむり”の作者小川糸さんも
食べ物の場面が生き生きとしていて
大好きな作家さんです~
北書店さんの
“食”をテーマにした本棚で見つけた一冊~
“季節はずれのきりたんぽ”の題名に惹かれて
買いました~
私“きりたんぽ”が
大~大~~大好き~~~
一緒に美味しい食事ができる相手が一番いい
“親父のぶたばら飯”は
美味しい真実をついてます~
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おいしいごはんにまつわるエピソード短編集。
亡くなった母から教わった味噌汁の話は、なんだかノンフィクションで聞いたことがある気も。祖母のかき氷は、私も祖母の亡くなるまでの1年に立ち会ったことがあったので、臭いや仔細な描写に共感ができた。若いカップルが父の好きだった中華を食べる話は、これからの2人の生活を思うと微笑ましい。お別れ旅行の松茸の話は、もう愛し合うことのない2人なのになぜかあったかく、だからこそとても寂しい。亡くなった父のきりたんぽの話は、耳かきのところで泣きそうになった。人はいつ死ぬか分からない、ああしてやれたらよかった、という話に弱い。きりたんぽに薬湯が混ざってて不味かったっていうのも可笑しいけど、どこか悲しい雰囲気があった。一番好きな話。
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小川糸さんの食卓をめぐる7つの物語。なかでも『こーちゃんのお味噌汁』が良かった。明日嫁に行く娘が父親と囲む最後の食卓。とてもあたたかい話に涙腺が緩みました。
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食べ物をテーマにした、7編の短編集。
小川さんの描く食べ物はどれも本当においしそう。
一番食べてみたいのは、2編目の「ぶたばら飯」。
こんな彼氏がいてくれたらいいなぁ。
「生きることは食べること」だと思うから、大切な人と一緒に食事をするということは、とても素敵なことだと思う。
でも、楽しいときばかりじゃない。
辛いとき、悲しいときの食事もある。
食べているときだけでも、楽しい気分になれたら、幸せなのかもしれない。
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あつあつなのにまずかき氷で、その後加速する感じ。前にペットを食べる話だったからなんとなく苦手だったけど、これは平気だった。
わたしは美味しいものを食べてる時も、嫌なこと、苦しいことは忘れない。忘れなくておいしく食べる。
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小川さんの食事に関する短編7話。こーちゃんのみそ汁でボロ泣きしました。本当にほっこり。会社でお昼休憩中に読んだのでなんだか照れくさかったです。読んで本当によかった。
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食べることは生きること。
泣いても、食べる。
怒っても、食べる。
食べることはコミュニケーション。
好みには人となりが表れ、
食べ方にはそのひとの育ちかたが見える。
人に対しても、食に対しても「こうありたい」と思うことがたくさん詰まってる。
心にも美味しい一冊。
それにしても、食欲そそられる~!!
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食べ物、食卓を軸にした7つの物語です。
切ない話やぶっ飛んだ話、ほっとする話などが書かれてます。何よりも食べ物の描写がすごい。食べて見たくなります。作者が『食堂かたつむり』の人と知り、納得しました。
さあ、あなたも、あつあつを召し上がれ♪
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食べ物にまつわるいくつかの短いお話。浮気のゲイカップルが心中するためにパリを旅行する話が印象に残ってる、話のどうこうより、愛人のポルク(作中で躾のゆきとどいた豚と表現されている。)の、品の良さと明るさが好ましかった。
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臨月のためか中々小説を読むことに集中できない。頭がボーッとしてる?
そんななかサクサク読めた短編集。
食べ物に関する本、好き