0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ものだけではなくても、取り憑かれるのは人の心のあり方ですよね。ものはきっかけに過ぎない。怖いですね。
電子書籍
人の心の機微に踏み込む
2020/09/02 19:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
オカルトものミステリーもののカテゴリーに入るのであろうが怖さやグロテスクさがないところがいい。単なる復讐もの勧善懲悪ものでがなく、人の心の機微に踏み込むようなところはあるのがまたいい。
連作短編集という形式もこのようなストーリー構成によく合っている。
絵柄は流麗で各登場人物の描き分けがはっきりしていて私は大変にいいと思う。
電子書籍
面白い
2019/03/13 09:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の業をみせつけられるオカルトもの。
己の願いゆえに不幸になる人もいれば、断ち切ることで立ち直る人もいる。
CLAMPが描くホリックが好きな人にはドンピシャなのではないかと思う。
電子書籍
モノとの付き合い方
2019/02/14 08:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
骨董屋さんを題材にした漫画・小説は色々読んできましたが、
これは効果・効能にややパンチが効いてて、悪く言うと「結果が待てない派」の感じです。
どうなってもそれはそれ、と放置しておくほうが私好みではあります。
人間、生きていると必ず様々な物(物体)との付き合いが無意識に生まれます。
だから「断捨離」という言葉もあるし、それだけ難しいということの裏返しですよね。
手鏡にぬいぐるみ、眼鏡、万年筆。
どれも簡単には処分しがたいもので、誰かに譲りにくいものですからチョイスはうまいです。
そして後日譚があるのもいい。
手鏡の姉妹、万年筆と香炉の子、老眼鏡はどうなったのか。
表紙で一番大きな場所を陣取っているカスミさん(黒猫)、いいですね。
(大変だったわね、カスミさんも。)
電子書籍
瑠璃宮夢幻古物店
2017/02/09 18:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世にも○妙な物語を彷彿させるようなストーリーですが、世にも...よりだんぜんこっちが好きかなw。
不思議な世界へ誘ってくれるマンガです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な力をもつ古物を売る店主と、その道具に翻弄されるお客が織り成す物語。
お客が幸せになるか不幸になるかは、そのお客の使い方しだい。
不幸になった場合でも、のちのち再登場して、挽回することもあるのが特徴。
画力も高めだし、ストーリー案も面白い。が、読んだ際、全体として微妙。
おしいです・・・。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻に収録されている「手鏡」は醜い心は醜い顔に・・・という話を書いています。「顔の醜さ=心の醜さ」というステレオタイプの考えからなにかを捻り出して欲しかったな。その点が少し残念ですが、絵柄は綺麗で読みやすいです。猫ちゃんも可愛かった。
紙の本
悪くはないがもったいない
2015/03/23 02:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鯛足烏賊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界がきわめて狭いイメージ。様々な事件を間に挟んで、「そういえば」という展開ならともかく。各エピソードの間に一般的なエピソードを鋏んだ方が良さげ。この設定を早く消費したがっているように感じる。
投稿元:
レビューを見る
幸い、今のとこ、そんな経験はないのだが、幽霊か動く新鮮な死人に背後から抱きしめられた時に全身に広がる寒気と、この『瑠璃宮夢幻古物店』を読み終わった際に広がって、簡単に抜けなくなっているゾワゾワは近しいのではないか
単純な怖さじゃないモノが、緻密なストーリーの中に織り込まれている
内容は、“いわくつき”の古物を、心に重い悩みを抱えている人間が主役の女店主から買い、その古物を自分の器では扱いきれなくなり、破滅に到る流れを描いている
まぁ、『バベルハイムの商人』に近しい、と言ってもいい
なので、『バベルハイムの商人』に苦手意識を持っている読み手はあえて、こっちを読むと好きになれるやもしれん
人が手に入れて、使ってこそ、道具は道具になりうる。道具には善意も悪意もなく、即物的だ。詰まるところ、人は自分で自分を破滅に追いやっているのであり、その道具は分岐点に過ぎない。持ち主が、道具の魔力に負けない頑強な精神力さえ持っていれば、問題なかった。まぁ、心の強い人間ばかりが出てきたら、話が面白くならない訳だが
人は弱い、自分を上辺だけでも癒してくれる道具に振り回されても仕方ないのかも知れない、としみじみ思える
責任は、道具を売った人間でなく、道具を買うと自分の意志で決めた客が取らなきゃいけないのだ。だから、この妖しい店の店主・瑠璃宮真央のスタイルは真っ当だ
この『瑠璃宮夢幻古物店』と『バベルハイムの商人』、どちらにも互いに負けない良さがあるので、甲乙はつけづらい。ただ、どちらが面白いか、でなく、優位にするかと言えば、こちらだ。理由は一つ、瑠璃宮真央が美人だから。『黒犬』の優樹と言う漫画読みは、男より美しい女性を優遇するのですよ、えぇ
これはあくまで、私の勝手な推測ではあるが、店主の瑠璃宮真央は、かつて、強力な効果を持つ何らかの古物で、結果的にか、もしくは、自ら望んでか、は定かじゃないにしろ、今現在は人と人じゃないモノの中間に立っているんじゃないだろうか。でなきゃ、人と力を持つ古物を繋ぐ『存在』になれないはずだ
作品内に登場する品物は、各話に登場するキャラクターと縁があったからこそ、手に入ったものなので、欲しがった所で同じ物は私の元には訪れないだろうが、第一話に登場し、姉妹の関係性を粉々にした、銀細工の手鏡だけは御免蒙るな。逆に、縁があるなら来てほしい、と思ったのは消えない記憶を残せるアクリル製の万年筆かな
投稿元:
レビューを見る
不思議な古物を売るお店に訪れる人々のお話し。
ハッピーエンドかと思ったら結構可哀そうな終わり方。
でも読んでくうちに登場人物がニアミスしてきて
これからどぅなるのかちと気になる展開。
一冊でやめるつもりでしたが二巻も買ってみようか・・・
投稿元:
レビューを見る
不思議な力を持った古道具を扱う古物店のお話。
店長はどこか謎めいた女性・瑠璃宮真央。いわくのある古物を売る。そのあとはもう、道具を手にした人間次第。
道具は手にした人間によって良くも悪くもなるというお話で、前半は1話完結形式、後半は話が続いている。
1話目は心を映す鏡の話。道具の設定は目新しくないけれど、鏡をきっかけに吹き出る姉妹のやりとりが面白い。
2話目は過去を映す老眼鏡。幻だとわかっていても手放せない。
3話目、ぬいぐるみのお友達。ゆいかちゃん、超いい子!ほんのりあたたかいお話。一番好き。
4話目5話目、おじいちゃんの香炉。一家をまとめていた人が亡くなり、遺品を手放すことになったが、そのことについて家族の中で揉め事があり…。段々家族がひずんでいく、その過程が怖かった。
6話目、渡りの同業者・横溝ゆかり登場。どんな形であれお客様が幸せになれるものを売るのがモットー。真央さんよりもやりたいことがハッキリしているけれど、不気味さはどっちもどっち。2話で出てきた家族が再登場する。
7話目。4・5話で出てきた少女が瑠璃宮古物店へ、雇ってくれと押しかける。次巻へ続く。
6話目まではダークな雰囲気で良かったのに、7話目で少女が出てくることで賑やかな雰囲気に変わってしまう。また、6話・7話では今までに出てきた人物が再登場する。これがとても残念だった。不幸な道を辿った人を救いたいのかもしれないけれど、物語のその後を想像するという余韻に浸りたい私は、がっかりした。
投稿元:
レビューを見る
一番始めの「手鏡」の話が怖いなあ~と感じた。
使い手次第とは言うけど…
人間なのだから難しい。
人の様々な情を内面からえぐるような
ストーリーの連続に
哀しいような救いを求めたいような…。
そして、救いを求めたくなってしまう
自分の心の弱さを指摘されている様で、
ドキっとする。
投稿元:
レビューを見る
1話、2話、と読んでいくうちに、どんどんもやっとした気持ち悪さが残る作品だなぁ、と思ってましたが(3話だけ別格)6話目を読んだ途端続きが気になり、7話で早く2巻が出ないかな、という気になりました。
あと余談のカスミさん可愛い。
投稿元:
レビューを見る
不思議な力を持った道具を売る、古物店に関わる話。
一話完結の道具アイデア勝負の話かと思いきや、モリモリと以前の話の登場人物が関わるようになってきて、「欲望に振り回されてると不幸になるよ、人間って愚かだね」ものでも無さそうなので、おもしろい。
投稿元:
レビューを見る
ビブリア古書店は古書を巡っての妄念で事件が起こるけれども本作では物に宿った妄念が持ち主に影響を与えるって話。これはこれで悪くないんだけどざっと斜め読みしたくらいではは話の流れはわかっても肝心の何故そうなったのかまでは頭に入ってこない。