紙の本
国境を越えて活躍
2020/09/04 11:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界で活躍する日本人を次々と発掘する、著者の人を見る目に敬服します。演出からプロデュース業までの、エネルギッシュな人柄も伝わってきました。
投稿元:
レビューを見る
【私がハリウッドに紹介できた俳優、できなかった俳優】渡辺謙や菊地凛子を抜擢し、NHK朝ドラの米国人ヒロインも発掘したキャスティング・ディレクターが教える、ハリウッドの舞台裏!
投稿元:
レビューを見る
20150123読了
「ラスト・サムライ」や「終戦のエンペラー」のキャスティングに関しての話も。異文化をつなぐのはたやすいことではなくて、こうやって二か国に足をかけながら世代交代していく立ち位置にいる人たちに支えられている。
投稿元:
レビューを見る
奈良橋陽子さんの持つ肩書は作詞家、プロデューサー、英会話学校の経営など多岐にわたるわたるがやはり一番はキャスティング・ディレクターだろう。
耳慣れない言葉だけれど、ハリウッド映画では欠かせない仕事だと言う。
この本ではキャスティング・ディレクターの仕事内容や裏話を余すところなく紹介している。
何しろ生い立ちからしてすごい。
大正時代に海外滞在歴のある祖母を持ち、父親は外交官。
自身は幼いころの大部分をカナダで過ごしていることもあり、感性が日本人のそれとはやはり違うのだろう。
ほほーっ、ゴダイゴの作詞って奈良橋さんだったの!?
ガンダーラも、ビューティフル・ネームも、999も!!
で、この人が今や“世界の渡辺謙”をハリウッドに紹介したのか。
「ラスト・サムライ」だけでなく、あの作品も、この作品も!
うん、単純に面白かった。
こんな職業があるんだ!とか、日本とアメリカのエージェントってこんなに違うんだ!とか、ハリウッド映画の撮影ってスケールデカイ!とか。
正直、渡辺謙も真田広之も菊地凛子も奈良橋さんがいなくてもいずれハリウッド進出したんじゃないの??なんて意地悪く思っていたんです。
ところが、今絶賛放映中の「マッサン」!
そう、マッサンのエリーさんですよ。
シャーロット・ケイト・フォックス、彼女をキャスティングしたのは何を隠そう奈良橋さん。
参りました、エリーさん連れてきてくれてありがとう。
本物です、奈良橋さん。