紙の本
世界の裏側で動いているスパイの真実
2017/04/29 13:56
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投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界最強とも謳われるイスラエルの諜報機関モサド。彼らが、世界の裏側で、紛争や戦争が勃発するかしないかの瀬戸際で、人知れず活動してきた姿を描いています。国際情勢について、マクロ的な視点だけでなく、ミクロ的な視点でも理解する一助になります。
ちなみに、CIAといった機関がインターネットなどのテクノロジーを駆使するのに対し、モサドの一番の特徴であり強みは、世界中に散らばったユダヤ人のネットワークを利用している点だと思います。諜報機関によっても得意不得意が異なるようです。
紙の本
世界最強の諜報機関のひとつ
2019/11/26 21:03
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投稿者:矢歯ゑ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イスラエルの諜報機関について書かれた本です。その内容とはイスラエル諜報機関の活動を記した伝記のようなものです。中にはアイヒマン、フルシチョフなど歴史的人物と関わりのある話も。イスラエルは彼の国が置かれた安全保障環境で生き残るためあらゆる活動を起こってきました。その一つが諜報活動でした。日本人にはあまり馴染みのない環境での話、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか?
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中東問題は複雑過ぎるし日本人にはあまりにも感覚的に遠すぎるところがありこれまで避けてきたところがあるのですが昨今のイスラム国という理解不能な国家の出現でいよいよ知識ともして避けてはいられないなと思うに至った。様々な視点があろうと思うがやはりイスラエルがあらゆる意味で中心になっているであろうしその中でもモサドというスパイ組織の活動を知ることで中東問題を俯瞰できるのではないかと考え本書を手に取った。読みはじめは聞きなれない名前と国名に戸惑ったがイスラエル建国後の中東問題を大まかに追うことができたように思う。それにしてもユダヤ人とイスラエル国の存続への切実さは地勢的にも安全な日本から考えると想像を絶するものがある。
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タイトルどおり、モサドの関わった事件のエピソード集というか、それこそ列伝。
発表されている事件が割と古いものから、最近のものまで網羅されていて、読んでいて楽しかったです。
ま、最近のものについては失敗したものばかりですが。
(というか、成功したものについてはいちいち発表しないか。(^^;)
失脚した政治家に正体をばらされるスパイとか、最後に家族に手紙を残して死刑になるスパイとか、小説かと思うようなエピソードばかりで、ドキュメンタリとしてはもちろん、スパイ小説的にも愉しめるでしょう。
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国家と民族を守るという大義のもと、謀略と暗殺を徹底して行う国家機関モサド。イスラエルとユダヤ人の歴史と凄まじさを理解できる。
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イスラエルのスパイ列伝であり事件記録。
周囲がイスラム教徒に囲まれたユダヤ人国家のイスラエルだからこそ、滅私奉公や犠牲精神に溢れた国民が多く、純粋な愛国者によって、見事な秘密工作ができるのだと、単純に思っていたのだが、見事に裏切ってくれる。
ユダヤ人=流浪の民であったDNAの集合体である国家が、情報交換・同盟関係・外交関係を駆使しさせるのだろう。
初見であったのは、イスラム教に囲まれた中東地区で、孤立したイスラエルの外交ではない。
「敵の敵は、味方」を利用しながら、絶妙な外交バランスを維持していることに、驚きであった。
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混沌とする中東の政治を理解する上でイスラエルの立ち位置を理解する必要があるし、それは表面の政治の世界だけでは理解できない部分がある。
世界最強の対外情報機関といわれるイスラエルのモサドの活動を知ることで、裏の政治、これが事の本質だったりすることがある、の理解が深まったような気がする。
本著は確かな筋の情報をベースに纏められたモサドの数々の活動に触れたものだが、成功した事例だけでなく失敗事例も含まれている。
さながらスパイ小説を読んでいる感があるのだが、史実に基づくものなのでより惹きこまれてしまう。
そして取り上げられている事件は政治の流れを変えるようなインパクトを持つ活動も含まれており興味が尽きない。
機密と思われる情報に溢れた著書なのだが、これも公開することで敵対する対外情報機関を震え上げさせる効果もあると思われ、意図的なリークもあるのだろう。
目には目を、といわれるが、無法で無慈悲な活動を通じて抑止力が働いていることも事実。
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ようやく読了。新聞記事みたいな事実の羅列が多く、読み通すのが大変でした。
ただ内容の充実度はすごかった。相当取材したんだろう。
とりあえず、イスラエルのスパイ機関最強ということがわかった。むしろ日本はこの分野甘すぎでは?とも思った。
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映画よりも映画らしいような話と聞いて興味がある。ここ50年くらいで一番逆境な国は間違いなくイスラエルなのでそれもまた然りかなとは思う。
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イスラエルの対外情報機関「モサド」。謎に包まれたその実態をスパイ小説の巨匠が明かす。
ホロコーストの首謀者アイヒマンの拉致、テロ組織「黒い九月」への報復、シリアと北朝鮮が密かに設置した核施設の破壊、さらにイランの核開発を阻止するための秘密戦争……。
命賭けのミッションに挑むエージェントたちの姿を通して国家存亡を左右する暗闘の真実を描くベストセラー・ノンフィクション。
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世界最高と言われる、イスラエルの諜報組織モサドの活動が詳しく書かれている。
時系列が章の並び順でないので少し混乱するが、フィクションの斜め上を飛び越えていく作戦が、実際に行われていく様子に息を飲みます。
スパイに限らず、このあたりの水面下の戦いを見ると、日本の無防備さに改めて気づかされます。
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イスラエルの情報機関の暗躍を描くノンフィクション。
かなりダーティな任務をこなしてきているようだが、困難な立ち位置にある国だからといって許容して良いものか、考えさせられる。
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シリアの原子力施設の破壊、ナチス残党やハマス幹部の他国での暗殺、暗躍するスパイなど、殺られる前に殺るを地で行く国イスラエルの性格がよく現れている。悲惨な歴史を背景にして、日本とは考え方が全く異なることを理解しておくべき。