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表題の「かまいたち」より「騒ぐ刀」の方が面白かった。宮部みゆきに「火車」から入った私は正直、これ宮部?と作者を確認した。しかし、おきゃんな「お初」と対峙している内に彼女のファンになってしまった。
案外ここに、裃を脱いだ、力の取れた本当の宮部みゆきがいる様な気がした。
本人もこの世界が居心地が良いのではないだろうか。
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著者が作家活動の初期に手がけという時代小説短編集。江戸を舞台とした謎の事件に市井の人々が立ち向かう。
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「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」の4作品からなる短編集。
「迷い鳩」は、ちょっと読んでて怖かったけれど、それでも4作品ともついつい引き込まれて一気に読んでしまった。
私的には「かまいたち」が良かった。
最後の一文から、ついつい「およう」と「新吉」の未来を想像してしまった。
「師走の客」は、客に騙される梅屋の家族だけれど、最後に飼い犬がいい仕事をしてくれたお陰でちょっと救われたかな。
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少女マンガっぽいご都合主義感はありますが、どの人物の描写も雑ではなくあまり途中で引っかかるところもなく読み進めることができました。
騒ぐ刀
は特に人の情念を思うと、ちょっと背筋が…というお話。
例が、というより情念って怖い。
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宮部みゆきさんの時代物を読んだのは初めて。
いやぁ面白かった。
小説を読む時、長い時間かけてほんの少しずつ読み進むことも多いのだけれど、この本は、読み始めたら1つの話が終わるまで読むのをやめられない感じでした。
人が起こす事件というよりは、怪異の匂いのする事件たちを扱った四つの短編。登場人物達の生き生きとした描写と、本当の謎を知りたいと思わせる書き進め方、しっかり術中にはまりました。
ところで、これ、20年以上も前に書かれた小説なんですね。時代小説ということで敬遠していたけれど、時代小説の良さも見つけ出しました。それは、まさに「現代ではないこと」。20年前に書かれた現代小説なら、電話や通信網の使い方が「今」とは異なっていて、少し違和感を感じたりするものだけれど、そういう違和感は感じなくてすみますものね。
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宮部さん時代もの、ごくごく初期の短編集。いや~たっぷりと堪能しました。ドンドン、時代ものの魅力に入り込んでいます。
読んでない宮部さんの時代ものを、図書館で見つけたのから読んでいるので読む順番間違えたかもしれないけど、大丈夫。話は単独で読めました。この話はあっちのつづきで、このはなしはこっちの本につながってて、、、という具合ですので、この先もしばらく楽しめそうです♪早く次のを読みたいです!
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全1巻。
短編集。
著者初期作品4作の短編集。
霊験お初捕物控シリーズの
初期構想時の2作も収録されてる。
後の霊験お初シリーズの基になった
『迷い鳩』と『騒ぐ刀』の2作は
「震える岩」の数年前の話。
多少設定は変わっているけど面白かった。
表題の『かまいたち』もなかなか。
霊験お初みたいなおきゃんな主人公が
見てて楽しい。
『師走の客』は他と異なり、
特に主人公がいない人情系だけど、
ミステリアスでトリッキーな空気は他3作と共通した雰囲気。
短い作品でもハッキリ世界観があるのは
スゴいなあと思う。
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「かまいたち」のみ読了
私にはあいませんでした。苦痛でした。
主人公「およう」の語りが現代風で違和感あり
主人公「およう」のキャラが苦手
仕掛け自体はいいと思いますが
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「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ力」の短編集。
個人的には「かまいたち」が一番好き。
4つとも江戸時代、庶民、町娘がキーワード。
最初は恐い描写が多いのだけど、ラストはほんわりと終わる。
恐いだけではないミステリなので、好きです。
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表題「かまいたち」
「師走の客」
霊験お初捕物控シリーズの原点「迷い鳩」と「騒ぐ刀」
それぞれパターンは違うが1冊におさめられたものみたい。
事件現場を目撃してしまうおようが主人公の「かまいたち」結構面白かった。
おようが紆余曲折を経て犯人にたどりつくのがメインで、サスペンス感があった。
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中短篇四作からなる単行本。
どちらも執筆活動を始めて間もない頃の作品だそうで。
いずれも時代もの。江戸の町を舞台にしたお話。
表題作かまいたち
こちらは裏の裏は表か否か。ひっくり返る面白さのある一本。ちょっと見た目が美しいと書き加えられただけで、無理のある展開、結末も受け入れられてしまうものだよなあ・・・と。
師走の客
こちらはイケメンも美女も無し。サラリと読める短編ですね。食べ物の描写、もっと詳しく書いて欲しかったなあ。
迷い鳩・騒ぐ刀
この二本は、以前読んだ霊験お初捕物控シリーズの前身と言うんでしょうか。設定や登場人物はそのままなので、初登場作品、と言った感じかな。
シリーズではあまり活躍の場が無かった次兄・直次が結構活躍していますよ!ちょっとツボ(^^)
捕物帖×心霊ものなので、ゾッとする描写もありますが、同時に切なさ、哀しみが強いので、恐怖心よりもどちらかと言えば哀れ。しんみり。
でもそれだけで終わらせない主人公たちの痛快なキャラクター。
あっさりさっくり読める作品ばかりで、読みやすかったです!
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時代物+ミステリ。
だけど、ただ舞台が江戸というだけで、現代にしても全然問題ない感じ。
文体が時代物っぽくないからかな。
時代物が好きな人にはおススメできないかも。
表題作より、「騒ぐ刀」の方が好き。
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宮部作品は何冊か読んだけどダントツで好き!
この方の時代小説は初めてだけど風景とか人物がありありと
目の前に浮かんでくる描写は本当に素晴らしい
最後の連作はもっと続きが読みたい!と思いました
不思議な能力に目覚めた系も舞台が江戸なら
すんなり面白い^^
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すっかりはまってしまいました。宮部みゆき。
かまいたちと、お初2編の
江戸の女の凛々しさが素敵過ぎるーー
泣きたくなっても、逃げたくなっても
自分できっちりカタをつける。
なかなかできません。
師走の客のラストの、
「大丈夫、いい正月を迎えられますよ」
っていうのが、なんかものすごくよかった。
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再再再読くらい。
なので、はじめて読んだようなスリルはないけれど、やっぱりうまいなぁと思ってしまう。お初シリーズの断片的が読めるのもよい。