紙の本
感情移入できない
2017/05/05 17:41
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆 正しく立派な登場人物ばかりで不自然に感じた。どうも人物たちに立体感が無い。話そのものは面白いので残念。
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下巻では日御子に使えた炎女の話から始まる。あずみ一族の教えを聞いた日御子の治世に対する考え方は、影響を受けたのだろうか。弥摩大国から魏の国へ使者を送る時の使譯は在。日御子が亡くなり動乱の時を経て新たな使者が送られようとしている。平和への祈りを胸に。
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使役(通訳)からみた朝貢の様子の描写が面白かった。
「生口」がささげられていたとかしらなかったし。
そして、「あずみ」の家に代々伝わる家訓がすごい
1.人を裏切らない
2.人をうらまず、たたかいを挑まない
3.良い習慣は才能を超える
4.人に休息はいらない。骨休めは仕事の転換のその瞬間にある
これを皆がまもればよい世の中になるよなぁ
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最後まで読んでよかった。
途中少し飽きてしまった部分があるけれど大河の流れを汲むような壮大な物語。さいごまで読んで初めてこの作者の伝えたいこと、意図する所がわかった。
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漢へ赴いた針(しん)のひ孫の炎女(えんめ)は、弥摩大国(やまたいこく)の巫女となり、まだ幼い女王の日御子(ひみこ)に漢字や中国の歴史を教える。成長した日御子が魏に朝貢の使者を送るとき、使譯を務めたのは炎女の甥の在(ざい)だった。1~3世紀、日本のあけぼのの時代を、使譯の〈あずみ〉一族9代の歩みを通して描いた超大作。傑作歴史ロマン小説!
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那国時代から、漢の国を志向していた歴史と、通訳の家柄「あずみ」の交流を、邪馬台国時代まで俯瞰した物語。馬車や船の歴史や鉄の歴史について触れながら、卑弥呼のありようを丁寧に語った物語だと思った。通訳達の祖先からのつながりを「あずみ」と「3つの掟」で表現したところがうまいなと思った。
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上巻に比べて下巻は中心人物が変わりすぎてなんだか目まぐるしい感じがしました。
通訳として漢に渡った主人公がそのお祖父さんが漢へつれていった生口の女性と会う場面が好きです。
実際に皇帝が生口に対してそのような配慮をしてくれたかどうかは疑問ですが、そうであってほしい、と思ってしまう場面でした。
日御子様がでてきてからは、日御子様の周りが話の中心になりますが、ちょっと出来すぎかなぁ。という話が多かったので、私としては通訳一族を中心にした話をもっと読みたかった、、と思ってしまいました。(そしたらタイトル変えなきゃだめですですね。)
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『日御子』を読んだ後、新書『内戦の日本古代史』を読む。冒頭に漢から晋の時期の朝貢の話が出てくる。魏志倭人伝の記述からこの小説の登場人物が呼び起こされ、知人の苦労を振り返るような感じになった。