紙の本
裁判開始
2023/02/01 04:27
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
今さらながら、こんなしっかりした中学生いるか?と思ってしまう。それほどにしっかりした学校内裁判。そりゃ所々で感情を出しすぎたりはしてるけど、こんなスラスラ発言できるものだろうか。
明らかになってきた卓也の姿、あとは神原少年がどのタイミングで隠してるであろうものをさらけ出すかだ。
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投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
第三部の1巻目。いよいよ学校内裁判の開廷。検事側、弁護人側、両方ともすごい。自分が中学三年の時、こんなにちゃんとしてたかな・・・
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ついに始まった学校内裁判。証人によって次々に明かされる真実。でもまだ足りない、たどり着かない。いよいよ最終巻へ!
ここまで読んできて、最終巻が楽しみでもあり、終わってしまうことに寂しさも感じる。結末を知るのが怖い気もする。どんな真実が待ってるんだろう。
正直、中学生が本物の裁判を真似て、ここまでできるか?という疑問もある。でき過ぎというか。でも彼らは誰かを裁きたいのではなく、真実を知りたいだけ。それは私も一緒。がんばれって応援したくなる。
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証人喚問がどんどん進む中、「え!この人も!?」という人まで証言し出したり。
最後どうなるんやろー!!
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おもしろい!の一言に尽きる。検事、弁護側双方の策略に舌を巻くばかり。正直、これまでの証言をなぞるだけの5巻だったらどうしようと思っていたが、そんな心配は無用だった。井口、橋田の口から語られる新たなる真実。そして、三宅樹理の証言のあとのかなめのつぶやき、あれにはドキッとした。私も樹理のこと、可哀想な境遇ではあるけれど、どうしようもないやつだって思ってた。嘘しかつかないって。まあ筆者の策略にまんまとはまったと言えばそれまでなのだけど。でも現実に、私たちは知らず知らずのうちに、物事をきめつけてかかってしまっていることが多々あるのだと思う。最後までこの裁判を見届けたい。あーでもこんなみんな一生懸命頑張ってるのに、結局神原に転がされてるだけなのかもなぁ。それとも柏木にか?
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話し言葉が多いので読みには疲れないが、内容がまあ、証言ばかりなので、今までの1,2巻の繰り返しであるからまあ、特に感動は無かったな。下巻であっと言うどんでん返しがあるのか楽しみです。今から下巻へ!
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201411/article_3.html
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いよいよって感じですね。それぞれの緊張や葛藤を、それぞれの目線で描くことにより、緊迫したムードが伝わってきます。真実までもう少し!次の巻も一気読みでしょう。
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2014.10.31 ハロウィン 読了。序盤、裁判の様子が少し単調に感じることがあったが、その感覚はすぐに消えた。実際の中学生には無理かもしれないけど、でも可能かもしれない。決めつけはだめよね。やってみなきゃわからないから。とりあえず、見守ります。
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話の中でも何度も言及されているとおり、通常の公判とはいろいろな意味でまったく趣が異なる学校内裁判。
それでも、真実を追求するという姿勢は本物の公判と同様に、息詰まるやりとりが続いていく。
とうとうあと一巻になった。
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ようやっと裁判開始。
判事、検事、弁護士、全員明らかに中学生ではなくなってしまったが、それに目をつぶれば、いろいろな思惑をもって証人として出廷し、それぞれの立場で自らの証言をする生徒達等のやり取りは、それだけで読みごたえがある。
意外な真相につながりそうな形で最後が終わっており、最終巻である次巻がどのような展開になるのか非常に気になる。
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いよいよ裁判の開廷となる第5巻
3巻、4巻で事件当夜についてのことについて結構出てきていたので、それの確認作業にあたる巻かな、と思っていたのですが、
そうした面もあるものの、それと並行して証言される自殺した柏木卓也の人物像がとても興味深いです。
これまで読んでくる中でも柏木卓也の厭世観なんかはなんとなく感じるところがあったのですが、こうして改めて各証言者の語りを読んでいると、作中の登場人物が語るように一種の哲学者でもあり、
言い換えれば重度の中二病でもあったんだな、と思いました。そういえば自分も昔こんな風に学校のことや大人のことを考えていたこともあったな、とも思いだしたりもしたり。
そして証言者自身のドラマも読みごたえがあります。大出俊次と共に告発状で名指しされた少年たちの事件後の思いなんかも非常にリアル。
そして無軌道に見えたその少年自身も自分自身について思うところがあったりと、この裁判をやらなければ見えなかったものが少しずつ見えてきているのも分かります。
ここで少し僕自身の話をすると、僕の通っていた中学校はどちらかというと荒れていて、大出俊次のような子も同学年に何人かいました。
中学三年の卒業間際、母がPTAか何かで先生へ送る花束を買う係となり、クラスからお金を集めてくるよう僕に言いました。そのクラスにはもちろん大出俊次に近いやんちゃな子もいます。
その子にはさんざん自分の滑舌の悪さや身体のことをからかわれた経験があり「いっそのこと彼の分は自分が肩代わりしようかな」と思いつつクラスメートに自作の花束についての協力の依頼のプリントを配っていると、
その子が「お前なにやってんねん」と絡んできて、プリントを一枚ひったくってそれを一瞥すると、カバンから財布を取り出してお金をすっと渡してくれました。
自分はあっけにとられながらも反射的に「ありがとう」と言ってお金を素早く受け取りました。
当時は「よかった、やっかいな手間が省けた」と思っただけでしたが、彼は彼なりに普段では見せない卒業式や先生への思いがあったんだろうな、
とその場面を読んでいてそんな当然なことを今更ながらに思いました。
さて話を戻しますと
5巻の中で個人的に印象的だったのは三宅樹里が出廷した時に、陪審員に、クラスが違ってもいじめられていた私の顔くらいわかるでしょ、と詰め寄るものの結局彼女は相手に認知されていなかった場面です。
このときこの場面の語り手は心の中で樹里にこう呼びかけます。
『あたしたち、自分で思うほど人に見られてなんかない。世界はあたしたちと関係のないところで回ってる。』
僕自身小・中学校と周りの目を気にしておどおどとしているところがあったので、(今考えるとこのおどおどがからかわれた原因かも知れません)この言葉が妙にひっかかりました。
あの頃の自分がこの本を読んでいたらもうちょっと楽だったのかな、と思うとあの頃の自分にこの本を読ませてあげたいな、と少し思いました。
読んでいてこれだけ自分の中学生時代を思い出すのが何とも不思議です。学校内裁判という特殊な状況ですが、
それでもそこで語られているのは決して自分とは無縁なことではなかったのだな、と読んでいて今更ながら気づかされます。
次巻で裁判もいよいよ結審。裁判はいったいどこへたどり着くのか。そして弁護人の神原の真意は? ワクワクが止まりません!
2013年版このミステリーがすごい!2位
2013年本屋大賞7位
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遂に始まった学校内裁判。
一つ一つ開けられていく封印された事件の謎。
本物とは少し違うとわかっていながらも、中学生の彼らの質疑応答や異議のやり方が、あまりにも本格的で本物の法廷のような感じがしました。
だいたいは、今まで裁判に向けて行動してきたことの証言や証明で、事実確認という感じでしたが、新事実新発見もあり、引き込まれずにはいられません。また、ここで今までの振り返りをしてもらえたので、一巻から思い出し、読み手の私自身も事実確認できました。
まるで私自身も陪審員になったような気がしました。
法廷が進んでいくのに連れて、被告人の大出俊次のことがわかるのはもちろん、被害者とされる柏木卓也の人間性が明らかになっていきます。
三宅樹里はどうなるのでしょう…
大出俊次はどうなるのでしょう…
そして、前から感じていた神原和彦に潜む怪しさ、謎は…何なのでしょう…
これが王道のミステリーであるならば、だいたいは想像できます。でも、なぜそうなったのか…それはわかりません。
はやく次を読みたいと思います。
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面白いですね。緊張感あります。
たまに見える、中学生らしいやり取りに何とも言えず、笑みがこぼれます。
前巻位からなんとなくですが、少し見えたかなって感じですが、どうなるのでしょうか。
最終巻へ。
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空想です-。弁護人・神原和彦は高らかに宣言する。大出俊次が柏木卓也を殺害した根拠は何もない、と。城東第三中学校は“問題児”というレッテルから空想を作り出し、彼をスケープゴートにしたのだ、と。対する検事・藤野涼子は事件の目撃者にして告発状の差出人、三宅樹里を証人出廷させる。あの日、クリスマスイヴの夜、屋上で何があったのか。白熱の裁判は、事件の核心に触れる。