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合作である。阿部和重と伊坂幸太郎の合作である。昔から、2人が力を合わせるという「ルロルロロ!」と叫ぶ敵を倒す超人とか、PTAに敗北したウルトラタッチのお兄さんとお姉さんが思いつくが、「キャプテン・サンダーボルト」は阿部と伊坂の2人で作った作品である。全編を流れる伊坂カラーはさしずめ、はぐれ悪魔コンビと銘うってアシュラマンがいいところを持っていった感を感じさせてしまっている気がする。しかし、キチンとエンタメをしているあたりが流石の人気作家である。
一言でいうと「塩とこしょうの夢のコラボレーションが塩こしょうではなく。『あじ塩コショウ』になった!」と言った所か。そして、これは、レビューか?
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まずは、表紙がかっこいい。フォントとか、カバーをめくった中身もいい。
蔵王ロイヤルパークホテルで読書。
お釜はすぐそこ。
その地で読むとドキドキがまた違う。
続きが気になりどんどん読めた。
二万千六。
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始まってみればノンストップ!
これは!どこの文章をどなたが・・・?は明らかにされてはいませんが面白ければいい!
地方を舞台にして全国的に知名度を上げる!っというのもアリですが架空の病気を設定してしまうのも離れ業って感じですね。
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合作という事でしたが、読み終わりの感じで言えば、ほぼ伊坂作品のような感覚です。
サンダーボルトという子供時代のアニメの劇場版が公開中止になった謎。
村上病の発生源の五色沼の水は本当に害があるのか、それとも体に良い、清める水なのか。
国の話、政治の話、戦争の話、色々込み合っていますが、わりとスラスラと読めました。
男同士の友情と一匹の犬。あと一人ヒロインの女性も登場。ヒーローは変わらずヒーローで、色んな問題が一気に解決する、すっきりする話。
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阿部和重さん&伊坂幸太郎さんの合作。伊坂幸太郎さんの本しか読んだことがないのだけど、何ら違和感なくブレンドされている。
合作だからバラバラ感があって読みにくいかも…という心配はない。
ぐいぐい読める。うまくまとまっている。
世の中で起こっているような大きなニュースや疑問を取り上げている。国が言っているのでなんとなくというようなこと、私も思っているし、他の親も思っているだろう。
田中徹という名前や足をひきずる人が小説間リンクか。
ガソリンはガソリン生活とはゆるくリンクしてる感じなのかな。再読しないとわからないな。車もはっきりと車体名出てくる。
阿部和重さんが『ガソリン生活』お気に入りらしい。
どう書き進めたかなどは以下のサイトに書かれている。
http://hon.bunshun.jp/articles/-/2856
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年末に読む小説はこうでなくちゃ!と思う。
私には、伊坂作品っぽさしか読み取れなかったけど、きっとわかる人にはわかるのでしょうね。
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初読。図書館。阿部さんを読んだことがないので、適切な感想ではないけど、ほとんど伊坂さんの作品と思って読みました。国家に騙され、陥れられるフツーの人々が逃げたり隙をついたりするっていう設定は、伊坂さんのお得意の系譜。敵側のキャラクターが少し薄っぺらいし、大きく広げといて回収しなかった設定もあるけど、一気に楽しく読めました。欲を言えば、伏線を見事な手際で回収して泣けるエンディングへ、という展開が欲しかったなあ。ちょっと無難なまとめ方でした。
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数多くの伏線がストーリーの進行にしたがってきれいに回収されていくカタルシスは「ゴールデン・スランバー」にも通じるものがありますが、多少の強引さも感じました。また、「立ち所に」とか「透かさず」と言った、他の伊坂作品では見られない表記には違和感を覚えました。個人的には、阿部さんは要らなかったんじゃないかと思います。
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伊坂幸太郎さんのトリッキーな設定の始まりは、終戦の年の蔵王。仙台と山形を舞台に展開するスピード感ある物語。
小学校の同級生二人がヒーローになるハラハラドキドキの爽快な話。
主人公が思ったように『常識を疑え』って、常識が誰かに操作されていると思うと怖いですね。常識を操作している人がいなくても、人やその人の立場で常識が違うな~と思うことも多いけど。
「五色沼」が出てくると、小学校の修学旅行で行った福島の「五色沼」を思い出して、最初のところがシックリ読み始められなかった。お釜の事を「五色沼」と言うんですね。
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山形と宮城を代表する作家が合作!
そのフレーズだけで衝動読みしてしまった。飛躍するが、なにしろ来年はモンテディオ山形とベガルタ仙台のダービーがある訳で、もう楽しみでしょうがないというのが本音。この作品と何にも関係ないべ!と叱られそうだが、今現在、宮城と山形はある意味蜜月時代というか、ライバル視しているという間柄なのです(宮城県民は相手にしていない?)。出版社はそれを知ってか知らずか、県境にある蔵王のお釜を臍とした作品を出してしまった。
因縁のお釜は宮城県にあり、それを眺める場所の馬の背は山形県にある。しかもいまだに県境の決まっていない場所もある。
作品のレビューになってないと叱られついでに、地元なので描写されている光景を検証したい。
仙台市内の描写は正確そのもの。「市立病院の南から荒町へ入り」や「西道路を走り」なんて下りは街並みが目にクッキリ浮かぶ。ただ山形市内の描写となるとかなり曖昧に表現しているようだ。出だしのホテルの位置も、北小学校の位置もどこなのかサッパリ検討がつかなかった。だだ、市民として嬉しかったのは霞城公園がでてきたことくらいか。
今回あらためて知らされたのは、北小学校というクライマックスの場所。よく考えてみれば実際の所、山形市には東小・南小・西小は実在する。しかし北小って無いんだよね。
地元ならではの楽しみを感じた一冊でした。
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スカッとジャパン!
エンタテイメント作品であります。
相変わらず登場人物たちが素敵なのよ。
素敵なのよ…
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阿部和重要素よりも、圧倒的に伊坂幸太郎要素の方が強かった。シンセミアのように、東北地方の過去から現在につながる歴史的な文脈をドラマチックに描くことを予想してたのだが、純粋なエンタメ小説だった。伊坂幸太郎作品としては納得だけど、阿部和重っぽさをもう少し感じたかった。せっかくなのに。
平凡な男2人が活躍するという展開、幼なじみという設定、小さい頃に見たせんたいものをストーリーに絡ませるという点、とてもノスタルジックな気持ちになった。
けれど、逆に平凡な市井の人なのに、頭がキレすぎというか、そのバランスに違和感を感じた。
カッコつけ過ぎで、ちょっと恥ずかしくなったし…。ノスタルジーをかきたたせることに重きを置き過ぎでは?
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出だしは無理矢理感に違和感を感じましたが、途中からはそれにも慣れて一気に読みました。エンターテイメント性高いです。
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読後、すばらしいカタルシスを得ることができます。
未読の方にぜひオススメしたい一冊です。
読んでいる最中、残りページと広げた風呂敷の大きさを何度も考えましたがそんなところに着地するのか!
という思いになりました。ちょうど一年前に読んだダン・ブラウンの「インフェルノ」を彷彿とさせます。
幾重にも重なった複線回収という意味ではこの小説のほうが強いかもしれません。
事件に巻き込まれた井ノ原が一度、自分の家に立ち寄り警察から身を隠したときに警察に気づかれないように家族へ残したメッセージの伝え方がとても秀逸でオシャレでした。
母里啓子氏の著作「インフルエンザワクチンはいらない 」(双葉新書)を読むとさらに話の意図が現実味を帯びてくるかもしれません。
あらすじ
蔵王に墜落したB29鳴神戦隊とは?
謎の感染症とパンデミックの危機!
世界を救うために二人は走る。
現代を代表する人気作家ふたりが、着想、技術をすべて詰め込んだ最強の冒険活劇。
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お二方とも大好きなので、とても、楽しめた。
最初の文は阿部和重かなとか思ったけど、その後はどちらかなんて分からなかった。
流石の疾走感、そして、爽快感。