0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスティにしては、かなりページ数が少なかったので、内容もいまいちだったら・・・というのは全くの杞憂でした。
きちんと面白かったです。
あんなに長々と前書きが無くても、きちんと楽しめたのに。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスティーの聞いたことのない題名だと思って興奮しましたが、長編の元となった未発表の中編だそうです。長編との違いなど読み比べて楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
あー、死者のあやまちの原型なのですね。
その中篇版。まるっきり新発見なのかと思ってたので、ちょっと残念。
でも中篇は中篇で収まりは良い感じでした。
投稿元:
レビューを見る
オリヴィア夫人に呼び出されたポアロ。ジョージ卿の屋敷で行われる推理ゲームで実際に殺人が起きる予感がするオリヴィア夫人。元の屋敷の持ち主で現在は番人小屋に住むフォリアット夫人。フォリアット夫人が教育したジョージ卿の妻パティ。ジョージ卿の財力で生活する少し知恵の遅れたパティ。ポアロに屋敷には今でもフォリアット一族が住んでいると話すマードル老人。推理ゲームで殺害された少女マーリーン。事件後殺害されたマードル。消えたパティ。パティの元を訪れた従兄。
投稿元:
レビューを見る
今年の1月に初めて刊行されたアガサ・クリスティーの未発表作品、ということで一も二もなく購入したけれど、
よくよく説明を読むと、
既に発表されている作品の原型になったものだったらしい。
とはいえ、出版社(業界)の都合で強い思い入れのあった作品が発表できなかったという事実は在り、
また、今作を基に長編に膨らませたという「死者のあやまち」が未読だった私にとっては実に新鮮に楽しんで読めた。
実はオリエント急行以外ではヘイスティングスの出てる作品しか読んだことがなかったんだよなぁ。
クリスティブームが再燃したのを好機に、未読のポアロシリーズやクリスティの自伝も読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
「死者のあやまち」のほうが登場人物が生き生きしてるような気がします。
ハヤカワのクリスティーは真鍋さんの表紙のほうが好き。なんか、今は表紙も薄い気がします。
「アガサ・クリスティーの秘密ノート」って、読みたいなあ。
投稿元:
レビューを見る
「死者のあやまち」の原型中篇。
マシュー・プリチャードクリスティーの孫)のまえがきで、デビッド・スーシェ主演のドラマ版のラスト撮影が、「死者のあやまち」で、舞台のモデルであるグリーンウェイで行われた事に言及していたのを感慨深く読んだ。
投稿元:
レビューを見る
図書館で。
確かにちょっと無い長さの小説。中篇って扱いにくそう。
舞台設定と人物設定が面白い。そしてこれぐらい短い方が、殺人も連続にしない方が事件としてはこじんまりしてわかりやすいし良いような気がします。あ、連続になってたな、そう言えば…
投稿元:
レビューを見る
旧知のミステリ作家アリアドニ・オリヴァ夫人から、相変らず一方的に呼び出されたポアロ。
聞けば田舎屋敷グリーンショアのお祭りの催し「殺人ミステリ推理大会」の優秀者の表彰をして欲しいとのこと。
オリヴァ夫人はこの催しのプロデュースを任されていたのです。
満更でもない気持ちで引き受けたポアロだが、読者の予想どおり“本当の殺人事件”が起きてしまう。
中編作品のため、一冊分の枚数を稼ぐためか、関係者による序文が2つ、解説が2つあった。
本文124頁に対し、これらが37頁。
多少うんざりしたものの、解説にあった、クリスティ本人のプロットメモには興味をそそられた。
クリスティがどういうポイントでミステリを組み立てていたのか、に多少触れることができ、大変興味深かった。
誰が何をする、どこに行った、誰と会う、使用人達は誰もみていない、誰が姿を消す・・・。
という具合に、ミステリなのに心理描写やトリックより先に、
人物の行動でストーリーを紡いでいる点が特徴かなと思う。
確かに クリスティ作品は、発想の秀逸さもさることながら、人間ドラマで魅せることが多い。
クリスティ作品の特徴だろう。
この物語は、知恵遅れでおとなしく、愛情深く、人の言うままになる
魅力的な女性ハティ・スタッブスを中心に回ります。
屋敷の主人であるハティの夫、若くハンサムな建築士、屋敷の秘書などの思惑が渦巻きながら祭りを迎えます。
そして起きた殺人事件。気付けばハティが失踪していました。
そのまま迷宮入りしたかに見えた事件は、2か月後、意外な事実を知ったポアロによって解決されます。
「実に素晴らしいお屋敷ですな。 ただひとつ邪悪なのが・・・お屋敷のご主人です・・・。」
「でも、実の息子なのです・・・。悲劇は どこで終わるのでしょうか。」
「殺人者にとって 終わりはないのです。」
由緒ある勇敢な家系の老婦人はまっすぐ顔を上げた。
「ありがとうございます、ムッシュ・ポアロ。
そろそろ一人にしていただけますか?一人きりで立ち向かわなくてはならないことがありますので・・・」
クリスティ中編作品の佳作。
投稿元:
レビューを見る
死者のあやまち」に比べると、だいぶスリム。ストーリーは同じでこの薄さなのだから、そりゃあどこかは削がれているわけで、それは人物造型ってことになるかな。ポアロにお茶にお砂糖を3杯だか4杯だか入れてほしかったら「死者のあやまち」を、ということになるかな。
しかしストーリー的に必要なものは充分揃っている。
最後に付いているジョン・カラン「アガサ・クリスティーとグリーンショアの阿房宮」で明かされる創作過程が面白かった。
投稿元:
レビューを見る
クリスティー文庫は数年前に100巻すべてを読破した記憶があって、書店でも図書館でもアガサの書棚を確認することはなかった。先日ふと目についたのがこの一冊。103巻とある。それもポアロものだ。さっそく手にとってみる。どうやら出版契約の関係で発表されていなかった作品らしい。「死者のあやまち」の元になったのがこれで、確かにたしかにである。こうした未発表の作品は他にもあるらしい。きっといずれは出版されるよね。楽しみだなぁ。
投稿元:
レビューを見る
あらすじに『近年になって発見された幻の作品!』とのことで、心躍らせて読んでみたものの、異常に長い『はじめに』と『まえがき』で嫌な予感が.....それによると、この本は『死者のあやまち』の原本らしい。死者のあやまちは、とっくに既読やがな(゚Д゚)ノ!軽く騙された気分だが、かなり忘れていたみたいで、初めての気持ちで読むことができた。でもなんか、こいつ、怪しいなぁ...と思った人物がまんま犯人だったので、やっぱり潜在的に覚えていたのか?ちなみに、あとがきも長いので、結果本編は冊子の半分くらいになる。
投稿元:
レビューを見る
「幻の・・・」なんていうから買ってみたけど、内容は中編の佳作。プロットも謎解きも面白いのだが、最後がポアロの会話で一気に解決でなんとく尻すぼみ。本書を元に別の長編が執筆されたというのも頷ける。それでも、つい一気に読ませてしまうのは、クリスティの偉大さか。
投稿元:
レビューを見る
クリスティ物の未読だったので手に取った。
内容的には、殺人が起きるまでが長く、その後の解決があっさりしており、若干物足りない感じ。「死者のあやまち」の元になった中編作品とのことで、既読だったため既視感が結構あった。
死者のあやまち、再読して比較したい。
投稿元:
レビューを見る
新しく出版された作品、という喜び。
ストーリーもまずまず、クリスティらしさもあり、トリックも面白かった。
なにより、この薄さがありがたかった。
記憶力が衰えたいまや、長いミステリを読むのは大変なんですよね。。。
阿房宮folly、
という単語は初めてみた。勉強になった。