紙の本
日本のシャンソンの草分け的存在とも言える石井好子氏の宝物の想い出を語ったエッセイ集です!
2020/06/19 08:02
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本シャンソン界の草分け的存在で半世紀以上にわたって業界を牽引し続けた石井好子氏の作品です。同氏は、作家、実業家としても活躍されました。同書は、その石井氏の宝物とも言うべき品々、例えば、よく使い込んだ料理道具、イヤリングやコンパクト、旅先で出会った忘れられぬ味や風景、大好きな歌、今は亡き人から貰った言葉などの想いでを自由に語ったエッセイ集です。同書では、「ハンブルグの絵皿」、「お気に入りのフライパン」、「鮭の冷製用の皿と鍋」、「ミモザ。美しい名前、なつかしい花」、「すずらんの日」、「時計のしゃれっ気」、「マーラーの車」、「扇と私」、「私の好きなシャンソン」、「眠るために必要なもの」というテーマで興味深い噺が進行します。
紙の本
たからもの
2019/10/20 20:23
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
石井好子さんの小さなたからもの。この本は私にとってのたからもの。とても女性らしく、上品で、芯が強くて、素敵な方だと感じました。
紙の本
素敵な本です
2015/09/12 16:44
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投稿者:やすこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
石井さんの審美眼がよくわかる本です。
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使い込んだ料理道具、女らしい喜びを与えてくれるコンパクト、旅先での忘れられぬ景色、今は亡き人から貰った言葉——私たちの「たからもの」は無数にある。名手による真に上質でエレガントなエッセイ。
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石井好子の作品が好きで、河出書房から次々発売されるので嬉しい。
本作も、何気ない日常のエッセイから、胸にグッとくる話まで、いろんな切り口の石井さんが見える。巻末に寄せられた、秘書んlエッセイも、人柄を伝えていてとても良い。
(2015.1)
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石井さんのエッセイが好きだ。洒落ていて品があって、背筋がシャンとする。毎日の生活に前向きに取り組もうという気になる。
読み終わってしまったことが悲しいが、また大切に読もう。
2015.11.29
前回から忘れてるところもあって、新鮮な気持ちで楽しめた。やっぱり素敵。こんな風に年を重ねることができたら、どんなにいいだろう。
2020.12.21
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どの考え方もステキで、私も大切にしたいと思えるエッセンスが散りばめられていて、読んでいて面白かった!石井さんは本当に品があってセレブ。酸も甘いもしっかり体験されているからこそ、説得力があり、諭される感じ。とっても憧れて自分の生活に少しでも取り入れたい♫2016/8/26完読
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読了した本の付箋部分を抜粋します
・起きている時も寝ている時も、仕事をしている時も遊んでいる時も、ゴルフや歌や水泳をしている時も
ああ私は幸せだ、生きていてこのように暮らしていて幸せだ、と思えるように、すべてを大切に生きてゆきたいと思う(p40)
・「おしゃれをするお金も、ひまもありませんわ」とおっしゃる方もいるだろう。しかし、お金とか、ひまより、その女性が
いつまでも美しくありたいと願い、人前に最上の顔をみせていたいと、切にねがうか、ねがわないかによって、大変
違ってくるのではないかと思う(p42)
・何時か何時かと引き延ばしにしていたら、永久にそれは出来なくなるという事に、今頃になって、はたと気がついた(p238)
・生きているという事は、何と有難く、すてきな事だろうと思うためには、自分から求めなくてはいけないと思った(p239)
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本棚にあんなにある石井好子さんのエッセイなのにブクログに一冊も登録してなかった! 読み返す折につけていこう。
この本は気に入りの品にまつわる思い出をつらつらと書き連ねたエッセイ集。こういうの大好き。森遥子のも高峰秀子のも持ってる。
晩年に振り返る各時代の、悲しみさえも透明になってしまった美しさ。そして、星を見、贅沢にタオルを使い、親を懐かしんではしあわせと感じる、その心持ちこそがたからものだ。
持ってるのは文庫だけど単行本にはもっと写真が収録されているのだろう。神保町で探すか!
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起きている時も寝ている時も、仕事をしている時も遊んでいる時も、ゴルフや歌や水泳をしている時も、ああ私は幸せだ、生きていてこのように暮していて幸せだ、と思えるようにすべてを大切に生きてゆきたいと思う。
「私は私自身なのだ」と誇りを持って鏡に向かおう。自信を持つ事が出来るように教養を身につけよう。愛されるために賢い人間になろう。
そのほうが幸せだと思う。
(あとがき 松田青子)
石井がたどり着いた「贅沢」ら、
自分らしく生きること、自分を大切にすること、誰の目も気にせず自分が好きだと思うものにお金をかけること、そして有限である人生を楽しむことだった。