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男性作者が微妙な女心を書いた本。
この前は女性作者が男側から目線のお話で、
作家さんて凄いなぁと改めてかんじました。
コンカツ男子が読んだ方が良いかも
結婚を前提とした恋が始まるまでのお話で
石田衣良さんの逝年などの作品を読んでる私にはあれー?って物足りない感じでした。
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久々に石田さんの作品読みましたが、個人的には良かったです。
読んだ後に恋したいなーと思った。
てっきり途中までは早矢人とくっつくのかと思ってましたw
あと、私も「姫」って呼ばれたい。笑
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アラサー女子のそれぞれの恋愛。どろどろするでなく、みな潔く、重すぎず甘すぎずさわやかめ。同年代として身にしみる実情なんかもありつつ、仕事に勤しみ、経済的に豊かで、外見を磨き、身だしなみにお金をかけ、ホテルのロビーを当たり前に利用する彼女たちの生活観はおとぎばなしのよう。
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アラサーの女性たちがルームシェアして婚活するお話し
スイングアウトブラザースとは表裏一体な感じ
この本を合わせて読むと、男の婚活は何とも簡単なものよという印象と、女の相手は面倒臭いという印象が残る
男の婚活は自分に合った服を着て、背伸びした教養を身につけ、相手を思いやった行動と途切れない会話のみである程度は達成できる
ただ、女性の場合、自分の年齢が上がるに連れて自分の理想も高くなるし、相手からの評価も下がる一方で、無理ゲーというのがわかる
解説でも書いてあるけど、そもそも相手のデータだけが目当ての婚活って意味あるのか?と思う
ロマンス婚活だったらわからなくもないけど、結婚するのが目標で相手を探すとか本末転倒でしょう
ずっと一緒にいたい相手がしいて、その人とずっと一緒にいるための選択肢の一つが結婚ってだけなんだけどね
今も昔も、フィクションの恋愛や結婚ってなんだか個人的にはリアルに感じられないところがあるんだよなぁ
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introduction───
「これで最後の段ボールになります」
引越し屋の青年が額から汗を流し、笑いかけてきた。あごのとがった細面に涼しげなひと重の目はタイプの顔立ちだ。
─────
石田衣良作品らしく、都会的でさらっとした手触りの、軽く読める長編小説。
解説の言葉を借りるなら、「経済的安定」と「ロマンス」のどちらを重視して婚活するか。
日本においては前者が一般的らしいけれど、私自身は圧倒的に後者派で、だからずっと、「婚活」という言葉には違和感しかなかった。
その違和感の正体をクリアに暴いてくれる点については高評価。
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29歳という微妙な年齢を意識して結婚相手を探すべく合コンしたり男性との出会いに期待する主人公と仲間。まぁ最後には、オトコは条件じゃないよね、オンナの年齢も関係ないよね、ということに気づいていくという真っ当な落とし所。途中で出会った2人の男性のうち、この人と・・・になるんだろうなぁと思ったのがその通りというのも予定通り。石田衣良にしてはありきたりな展開だなぁ。
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考え方が違おうと、
価値観が古かろうと、
納得できないものは、納得できない。
自分が大切にしたいことは、
大切に守り続けていきたい。
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共感もありつつ、勉強にもなる女の参考書的な本。これを男性が書いていると言うのだからおもしろい。石田衣良さんの作品の中で一番好き。
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一つ屋根の下に住む智香、彩野、沙都子、結有の4人が繰り広げる恋、結婚の物語。
ヤリスン、バリキャリの智香には、年が同じことや総合職で働くことの面白さ、辛さにすごく共感。智香はかっこいい!彼女の両親の恋のシーンでは、親も人間なんだなと思う。
ダメ男に引っかかる彩野のような恋を最近したので、元彼を思い出してしまった。
美しい先輩沙都子の、子供が欲しいという気持ちすごくわかる。婚活パーティーの人間描写、こんな人いるー!って感じで面白い!
肉食ロリータの結有の、赤ちゃんを大事にする気持ちもすてき。
キャラクターがみんなスタイリッシュで人間らしくていい。合コン相手に付けられるあだ名や宅飲みの会話にも笑った!
ハッピーになれる本でし一気に読んじゃった。
世の中にはいろんな人がいるしいろんな恋がある。
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ルームシェアするアラサー4人がそれぞれの結婚を目指し奮闘するというもの。
生涯未婚率(50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人間の割合)は、2010年の国勢調査によると男性20.14%、女性10.61%。子供のころ、大人になれば結婚して子供ができ家庭を持つのが当たり前だと漠然と思っていた。ところが私の周りにも30歳以上で未婚の人が結構いる。
さらに統計データによると、女性の30歳で未婚だった人の約半数が10年経った40歳になっても未婚のままだという。さらに40歳を過ぎればその5年後に結婚する人は1%だとも統計データは物語っている。
なぜ、結婚しないのか?
結婚したいがうまくいかないのか、そもそも結婚したいと思わないのか?理由は様々だろう。
リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」によれば、その遺伝子を後生に残すための行動として各個体は繁殖活動をとるようにプログラムされているはずだが、少子高齢化が進むこの日本においては、そのプログラムがうまく機能していないようだ。
話をこの本にもどすと、結婚したくて、合コンやお見合いパーティに参加する彼女たちは、最終的にはパートナーを見つけめでたしめでたしだが、そのパートナーは彼女たちが思い描いていた理想とはちょっと違うようだ。理想はあくまでも理想で現実はそうはうまくいかない。というより理想だと思っていたのが単なる幻想であってちょっと考え方を変えることで幸せになれるということだろうか。
それにしても50代の男性作者が30代の独身女性の思いを代弁できているのかどうか疑問に想う。
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原作みたいな東京でガチガチに仕事してる女性というイメージがあるからこそのこのエピソード。
読んでて楽しいが(こんなに綺麗に=男性が思う通りに悩む女性方がいるのかそもそも疑問と思いながらも)、娯楽小説としては◎。
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30手前で未婚、彼氏なし。結婚してる、結婚しそうな友達が多くなるなか4人でシェアハウスに住む主人公。
なんとなく、自分と環境が似ててふと怖くなることもあった。ある程度自立してて、今生きるのには困ってはいないけれど将来のことを考えると不安になる。男と女の相性ってなんだろう。
主人公たちは「勝ち組」だ。いや、勝ち組になろうと思えばすぐなれるそんな社会にいる人たち。恵比寿に住んで、大手一流企業で仕事をして、合コンの相手ももちろん収入だって学歴だってある人たちばかり。
この本の婚活はその上流階級の人たちのものなのだ。下の層になればもっと雰囲気が異なってくる。主人公の悩みもろともそのポジションになりたい女性はゴマンといるだろう。
今の人生に不満もそれほどなく、幸せだ。そんななかでの更なる上の幸せを求める、そんなコンカツ。
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同じ年のアラサー女子に借りて、
あれ?うちらのこと書いてない?
てなった。
男性並みに働いて、稼いで、プライドも無駄に高くなり、男性への求めるものが増えていく。
でも、ちょっとした出会いもいちいちときめいたり、もしかしたらこの人かな?て毎回思ったり。
女子同士の関係も、いろんな男性が通り過ぎていく感じも、なんだかまんまわたしのまわりの生活ドンピシャだった。
いや。ここまで華ある感じではないけど。。
石田衣良の取材力と想像力すごい。
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『華を匂わせながら獲物を待つ?』
相変わらず石田衣良さんの作品は街が似合う。そして、お洒落なファッションと美味しい料理、お酒、そしてピリリと効かせた風刺のバランスが読者を物語の舞台へと引きずり込む。
なぜ人は異性を求めるのか、恋はどうやって始まるのか、失敗を恐れない。たくさんの男女。まるで僕には想像もつかない夢物語。こんなにおしゃれな恋を魅せられたら、もうサンダルを突っ掛けて街は歩けない。いつもよりちょっとだけ長く鏡と睨みあって、笑顔を確認してみたり。次へ生活へ繋ぎたくなる。
今を生きているのに乾いた振りをしてる僕にはぴったりの1冊。恋せよ中年男女たち。
女子の頭の中は僕はこの程度だと思う。失礼か失礼じゃないかは、自分の胸に手を当てれば明確。
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「男の僕が読んでも平気かな?」
って思いながら手に取ったけど、
案の定、男が読んでもそれはそれで勉強になると思いました。
(まぁ『未婚者に限る』かも知れないけど。笑。)
ところどころで開かれる『アラサー女子会の会話』は、
面白かったり、怖かったり、ショックだったり。
(^_^;)。
女子向けに書かれてる物語の様だけど、
男性にもちゃんとメッセージが込められてました。
勉強させて頂きました♪