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幼い患者の死を通して、医師としての覚悟を身に着けた鷹央。
今巻では更に頼りなかった助手の小鳥遊とともに、今後は更なる活躍をするのでしょう。
病院という閉鎖的な空間では、医療機関側の策謀や患者やその家族が起こす問題が噴出します。
一介の医師として、また看護師として現場で働く方々の苦労は大変なものだろうと思います。お互いに尊重し合える関係でいたいものです。
香川さん、ちゃんと良いお父さんになってね。
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【あらすじ】
炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。病室に天使がいる、と語る少年。問題患者の巣窟たる統括診断部には、今日も今日とて不思議な症例が舞い込んでくる。だが、荒唐無稽な事件の裏側、その“真犯人”は思いもよらない病気で……。破天荒な天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が“診断”で解決する新感覚メディカル・ミステリー第2弾。
【感想】
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シリーズ2巻目。今回は謎の部分よりも、ストーリー性を重視したつくり。結構ホロリときました。「犯人たち」に共通するある特長が、今回の全体の基調を作っています。メインキャラたちが若すぎる設定が、前巻を読んだときはちょっと不満だったけど、この巻を読んで、彼らが今後成長していく姿を追っていきたいと思いました。作者も楽しんで書いているようだし、ゆっくりと大事に続けて欲しいシリーズです。
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医学ミステリィに物語性を有し,素人に取っつき易いハードルにする.未だ実験段階だがジュブナイルのような立ち位置だろうか.
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3作品共に、「医療現場におけるヒューマンドラマ」場合によっては「医療現場への問題提示」を含んでいるところには(テンプレ通りの、ありがちといえばありがちなテーマとはいえ)好感触。
ただ、ミステリとして、小説として、読んだときには
・実際の医療現場でこれは無いなー、のご都合主義的な展開
・謎解き部分のご都合主義(「最終的に真から悪い人は居ない」方向に持って行きたい空気感はわかる。でもそれが、キャラの動機としてそうなるか?と考えていくと、うーん。と思う。ついでに、医療知識がない人が病院の仕組みや薬を使ってのトリックを成立させられるのかという疑問)
・キャラクター設定が、リアリティが薄い。「奇人変人の類である」で片付けていい部分とそうでない部分があるというかなんというか
前作よりも、そういう点では読後の違和感のほうが強く残る印象を受けた。
最終的にはシリーズ通して登場する主要キャラの喜怒哀楽、葛藤、成長を描くためにやりたかった内容のための話なんだろうなぁー
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○結論が斜め上を行く内容に、驚かされる事件たち!
天久鷹央シリーズの第2弾。
・甘い毒
トラック運転手の香川はコーラが好きだ。運転中、ふと意識がなくなり事故を起こしてしまう。
そのときラジオでは農薬入り清涼飲料水の事件が流れていたが・・・
コーラと言えば糖分、糖分と言えば糖尿病・・・となるものの、今回の結論はまた違う結論で面白い!
・吸血鬼症候群
病院で輸血パックが盗まれる事件が3回も起こった。吸血鬼が出た、と鷹央は騒ぐので小鳥も一緒に確認に行く。そこで目撃したことは、なんと輸血パックが開いた後の姿だった・・・
実際にそういう人がいそう、という現実味のある事例。
・天使の舞い降りる夜
小児科で起こる「怪談じみた噂」。子供たちが治りかけなのに急変してしまうという。しかし叔父から頼まれた鷹央は無気力状態だ。鷹央がいないまま、小鳥と舞で調べはじめるが、悪ガキ3人の関与が疑われるが・・・
はじめはハラハラ、そのあとはハートウォーミングストーリー。でも危険だなぁ。
現実的にも起こりそうだから怖いのが吸血鬼事件。伝説は人々の心の中に深く刻み込まれているものであって、ふとした謎はこのように迷信を生んでしまうのだなぁ、と。結論がどれも予想の斜め上を行く内容に、思わず驚かされる!
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天久鷹央が膨大な医療知識で隠された病を解き明かす。軽快なテンポで話が展開するのでサクッと読める。今回は鷹央と白血病の少年健太の話に泣かされた〜。悪ガキだと思っていた中学生たちも、その年らしい残酷さと純粋な心を持っていて、哀しくなった。鷹央の部下小鳥遊と研修医鴻ノ池の掛け合いがいい。
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天才だからこそ、肝心な時に何もできない自分を知って人より落ち込んでしまうのだろう。今回は小鳥遊先生が頼もしくみえた。「医者は自分が無力であることを知らないといけないんだと思います。そうしてはじめて患者さんに真摯に向き合えるんじゃないですか」という言葉が心にずっしり重く響いた。
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天才医師・天久鷹央シリーズ、第二弾。
鷹央が研修医時代関わった少年の話を中心にした短編集。
天才と言えど万能ではない。そんな鷹央が悩みながら進むところがよかった。
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小児科病棟からの依頼を頑なに拒もうとする鷹央。退院直前だった患者の急変、天使の出現と、鷹央が飛びつきそうな謎がふたつも転がっているのに、鷹央は「嫌だ」と逃げる。鷹央の抱く思いとは?
2017年2月27日読了。
鷹央の不器用さが大全開の3話目が好きです。最後は思わず涙がこぼれました。
小鳥遊がほっとけないのも分かる。鷹央先生がとってもかわいかったです。
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自分も医療現場で働く身分として、そういう目線で読んでしまう。今回は医療現場の実態とか、患者に対する思い入れとか、ミステリー要素よりもそちらの方が前に出ていてこれはこれでいいなと思った。
医者は神様じゃないって、何でも治せるわけじゃないって、わかっているのだけど認めるのはつらい。鷹央はこの巻で、医者としても人間としても少し前に進めたんじゃないかな。
小鳥が送ったプレゼント、良かったですね。
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テンポがよく
主人公の天久先生が
ただの天才ではなく
どちらかというと
心が弱い人なところが
読みやすい医療ミステリーです
相棒 小鳥遊先生との
漫才のような会話にほっとします
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毒入り飲料殺人? 病棟に吸血鬼? 統括診断部には、今日も不思議な症例が舞い込んでくる-。天才女医・天久鷹央が解き明かす、新感覚メディカル・ミステリー第2弾。
すでにコミック化されているのを知った。確かにここまでコミカルに描かれていればマンガになりやすいのだろう。シリーズはまだまだ続いているみたいだけれど、もうお腹一杯の気分。
(Ⅾ)
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すごく感動した。
いじめていた3人の子供がまさか自分の心臓を止めてまでして、健太のために退院を拒んでたとは思わなかったし、そこまで悪いと思ってたなら素直に謝れよ(笑)って感じた。
医者もこうやって死に近づいた患者と格闘しながら成長していくんだな。
俺が親で自分の子供(7歳だっけ?)がすぐに死んでしまったら多分立ち直れないかもしれない。でも、後悔しないように自分の子供には出来るかぎりのことはするようにしたいと思った。(子供も妻もいないけどね)自分の子供じゃなくてもだね、とにかく安らかにあの世に送り届けることが大切なんじゃないかなと思った。
2は感動する話しが多くて大好きです
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最後のエピソードはいろいろ含めたな。全体に軽さがあるのがいいシリーズだと思うが、こういうのもちょいちょい挿さると、さらにいい。