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紙の本
わあぉ。むっちゃ純文学しているな!
2017/12/27 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価が割れているようだ。かなり多くの人が読んでいるからだろう。
でもベストセラーに懐疑的なわたしにとっては、かえって好印象である。
読了後、自分の趣味に合っていたので嬉しく思った。
スパークスの徳永。売れない漫才師である。
熱海での花火大会の余興でネタをやっていたのだが、
前半の老人会がテンパって大幅に延長し、徳永たちは
花火の打ち上げの真っ最中の出番となった。
聞く人なんているわけがない。
「仇とったるわ」
15分の持ち時間のあとに、さらに一組が控えていた。
あほんだらである。これが神谷との出会いであった。
神谷はステージに上がると、いきなり怒鳴りだす。
霊感が強いから、顔を見たら天国に行くか地獄に行くのか
分かるんだと。
「地獄、地獄、地獄、地獄、地獄、地獄」
相方も鬼の形相で通行人を威嚇する。
マイクを通さずに、殺すぞこら、こっち来てみいとガンを飛ばす。
むちゃくちゃだ。
熱海の夜、徳永は神谷に連れられて打ち上げをしていた。
師弟関係を結んだ二人の関係がここから始まる。
漫才が好きで好きで、アプローチの全然違う二人。
神谷は、誰もやっていないことこそが笑いの原点と信じ、
突き進んでいく。
徳永は、対極的な神谷に惹かれ、その本質に近づこうとする。
神谷の人間的浅さも見えてくる。考えなしの暴走を、
誰もやっていないことと勘違いしていることにも気づく。
でもこの二人の友情は途切れない。
ネットの叩き行為をもとに、とても深い考えが落としてあって
感心した。
> 人を傷つける行為は、一度は溜飲が下がる。でも一瞬だけ。
> そこに安住している間は、自分の状況は良くならない。
> 他を落とすことによって、今の自分で安心するという
> やり方だからだ。
> その間、自分が成長する機会を失い続けている。
> だから一番簡単で楽な方法を選んでいるよと、
> 誰かがやめさせなくてはならない。
この深さ。
全編にわたり、漫才を通した人間性を感じられてよかった。
オーソドックスで、とても楽しめた。
紙の本
出遅れましたが…
2017/05/27 08:02
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投稿者:mark - この投稿者のレビュー一覧を見る
出遅れましたが、読んでよかったです。
共感できる作品で楽しかったです!
紙の本
異常なものへの憧れ
2016/04/16 13:53
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投稿者:けん - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸人でも、万人にウケるタイプと異常さを際立たせてウケるタイプがいるが、この小説に描かれるのは、後者のタイプの芸人で、思考の様式そのものの異常性が淡々と描かれているのが、考えさせられた。
紙の本
とうとう…
2016/03/14 21:11
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつか読もう、いつか読もうと思っていたのですが、
いろんな方向から感想が飛んできて、
ストーリーがどんどん分かってきてしまったので、
完全に知ってしまう前に読んでしまおうと思いました。
この本に今興味を持った人は、
すでにストーリーに関してはもうある程度知ってしまっていると思うので、
これ以上明かさないためにも触れません。
又吉さんのすごさを知ってください。
紙の本
とてもいい本です
2016/01/27 19:39
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投稿者:クラリネット大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても良い作品でした。お笑い芸人の又吉直樹さんが書いたもので、とても読みやすいです。
ぜひ読んでみてください。
電子書籍
評判通り
2016/01/23 12:18
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投稿者:おいち - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の進み方のテンポが良く とても読みやすくて
それに主人公の気持ちかよく伝わってきて
面白くて少し切ないお話で面白かったです
お笑い系の面白い話だと思っていましたが
予想外でした
紙の本
芸人としての苦悩
2016/01/20 22:34
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投稿者:ふみこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
求められることと自分がやりたいことは違うけど,自分がやりたいことを突き詰めていけば,失う物も多い分,そうしなければ得られない物を得られるんじゃないかなぁ.
何も考えていないようで実はその人なりの論理の積み重ねでお笑いが出来ていて,だから面白いんだ,というのがしみじみと感じられます.
苦労している部分を表に出さず,面白いことをして皆を笑わせてる芸人さん達の凄さが伝わってくる小説です.
何かを創造するのを趣味や生業にしている人は共感できると思います.
電子書籍
感動しました!!
2016/01/02 18:09
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投稿者:狂人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう内容で流れで書き方で感動させてしまうところが又吉さんの才能だと思いました。ラストは個人的には元気をもらえる読後感でした!
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面白かったです
2015/12/07 18:05
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
純粋に面白かったです。
賞をとったという期待もありますが、ドラマ化されるのもとても楽しみです。
紙の本
又吉ふぁん
2015/10/17 11:05
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投稿者:misoka - この投稿者のレビュー一覧を見る
又吉さんのファンで、彼の文章力のセンスに魅かれて購入しました。独特の表現、物事をいろんな角度から表現できる才能にあふれており、また読み返したい一冊。
最後はちょっと・・・だったけど、続きが読みたくなりました。
紙の本
ささやかな挫折
2015/10/04 09:22
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投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「僕は永遠に誰にもおもねることが出来ない人間で、神谷さんは、
おもねる器量はあるが、それを選択しない人だったのだ」
切ない物語。現役の芸人さんが書いたからオモシロおかしいわかりやすいと
誤解されてしまうかもしれませんが、ささやかな挫折を描いていると思います。
挫折はささやかだからこそ、その小骨はたくさんささると痛い。
痛さをこらえながらも、お笑いの舞台にあがる芸人の姿。
金を借りてでも後輩におごる、その後姿がまた切ない。
いつまでも、人におもねることができない主人公が、それでも
お笑い芸人を目指す、その矛盾が切ないのです。
人に笑われるのではなく、人を笑わせる事の難しさを語り合う2人。
そして行く道が分かれていく2人。
しかし、お互いを認め合いながらも、なれあいにはならない2人。
この物語に出てくる神谷と徳永という2人の芸人は先輩後輩、
師匠弟子という関係を超えた結びつきがあります。
だからといって、べたべたしない節度もあり、しかし葛藤だらけであり、
人間いつも風通しが良いとは限らない、ということをふと、気付かせて
くれる本でした。
電子書籍
火花
2015/09/30 20:44
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投稿者:やんばるクイナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年1番の話題作。2015年の思い出に必ず読んでもらいたい。
紙の本
今後に期待します
2015/09/30 19:01
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:seiji - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題作品なのでとりあえず読んでおこうという気持ちでしたが、全体的に読みやすくておもしろかったです。小説家又吉さんがどんな風に成長していかれるのか楽しみです。次の作品を早く読んでみたいです。
電子書籍
良かったです
2015/09/29 14:24
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投稿者:みこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かったです。
ポイントが付くので、電子書籍で購入しましたが、直木賞受賞作品なので本でも買っておきたいと思います。