投稿元:
レビューを見る
2016/3/12
中間の時の善太が素敵。
種彦・勝子夫婦もいい。
ほのぼのした。
ただ実在の人物を描かれると、その後どうなったんだろう…と調べてしまって、そういう人はたいてい死んでるし病気や不運に見舞われてたりして寂しい気持ちになって終わることが多い。
フィクションの枠から出てこないほうがいいのに。
あ、種彦さんイケメンやったんや。
今気付いた。
作家が語る作家の業も興味深い。
投稿元:
レビューを見る
いつもの畠中さん。江戸時代の出版業界のアレコレは興味深く楽しく読めましたが、話の展開は、うーん……「戯作を書きながら事件を解決する」というコンセプトに拘りすぎている気がして、読んでいて少しじれったいかも……?
投稿元:
レビューを見る
柳亭種彦が戯作者として世に出るまでの話。
当時の出版事情や作家、本屋について等、知識満載です。
しかし・・・そちらに力が入り過ぎ&自分も戯作者とする
作者の想いが強すぎている感も。
それぞれの人物は面白かったけど、個性が強すぎて
うまく動いていないなぁ。
投稿元:
レビューを見る
書くことに取っ捕まったひとたちのお話。
山青堂に気がつかなかったのがとてもくやしいーー
やまっけと人気を出したいのと、共有したいのと、書きたいものを書くの間で揺れ動くのはクリエイターのさだめだなあ
直子のままならさも、勝子のほんわかも、善太のミイラ取りがミイラになる感じもきれいに畳まれててすっきりと楽しかった
投稿元:
レビューを見る
20191006位〜1013 実在した戯作者柳亭種彦の若き日の姿。虚実ない交ぜで、本が好きな人達がたくさん出てきて楽しかった。
投稿元:
レビューを見る
http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2013/05/post-9035.html
投稿元:
レビューを見る
凝った構成が逆に面倒臭くて興醒め。わざわざ江戸で楽しんでるのに腰を折らなくても。あと、“かわいい妻”をやたら連呼するのとか、わざとらしく有能な中間が実は…とか、あざとすきるし、むしろ損してるかもだけど、プロット自体はまあまあ。『しゃばけ』やっててくださいって感じかな。何せキャラが良くないのよ。主人公の種彦は半端な半端者、勝子も山青堂も類型的だし。この作者なら善太と直子はもう少しうまく回せるんじゃないか?
何気に新井見枝香の解説がテンション高過ぎで面白かった。よ、新井賞!
投稿元:
レビューを見る
江戸の話というのに、なんと身近に感じることか。
種彦さんの人間臭さというか、偏屈さというか、登場人物皆キャラクターが立っていて、読んでいて飽きないというか、わくわくするというか。江戸の本事情の勉強にもなり、戯作(物語)にして謎を解いていくスタイルが斬新で、大変楽しんで読ませていただいた。
投稿元:
レビューを見る
けさくしゃ=戯作者=江戸の作家と 江戸の出版業界の物語。主人公は、柳亭種彦さん。江戸後期の流行作家で、ちっちゃい殿様(小普請)で実在の人物。映画「HOKUSAI」で永山映太さんが演じていた人。
北斎と仲良しだったみたいですね。挿絵も多いみたい。主人公の相棒の版元=出版社が山青屋。こちらも実在されていたみたい。
彼らが売れる本を書いて出版しようとする当時の出版業界のしきたりや慣例などを、盛り込んだ江戸の町の読書事情。
種彦さんは、書けないとか売れないとか合作するとか、芝居に上演されてトラブルに巻き込まれたりと、畠中さんの現状の気持ちに思えるほど、江戸の出版事情は現在と似たような感じかな。