紙の本
怒りは何も生まない
2016/09/03 12:40
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の上に立つには何が必要か考えさせられた。カリスマ性やリーダーシップよりも、謙虚さのほうが大切なのかもしれない。
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カンブリア宮殿で取り上げられ興味のあった経営者でもあるエイトワンの社長大藪崇氏の一冊。
パチンコや株式投資で資産形成した自身の生い立ちも気になったのですが、旅館経営やタオルやみかん栽培など様々な方法で愛媛を盛り上げようとしている姿勢を感じました。
使命感から投資で得た資金を元手に経営に乗り出すものの失敗を繰り返して、その中から一生懸命さを持ち味としてここまで業績を上げられてきたことが本書を読んで知りました。
個人的にみてフォーカスされるパチンコや株式投資での成功体験よりも、エイトワンで旅館や地元産業の発展に貢献すべく奮闘してる姿を読んで、経営をすることの原点でもある人の役に立ち、感謝されたい思いを持っていたことを強く感じ、そして、カンブリア宮殿で使われていた村上龍氏の「普遍的」という言葉はまさしく的を得た言葉だと本書を読んで改めて感じました。
人口減から消滅する都市のことが取り上げられ、地方創生は非常に今後大きなテーマとなってくるなかで氏が愛媛を盛り上げようとしている姿はひとつの形でもあり、ここから地方が盛り上がりを見せてくれればと本書を読んで期待が高まりました。
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2年前のお正月に何気なく道後温泉に行ったときに立ち寄った柑橘とタオルのお店がまさか同じ年の社長によるプロデュースだったとは!? その後、カンブリア宮殿を見てそのことを知り、この本にたどり着いた。
最初の方のパチンコや投資の話はほとんど興味をもてなかったけれど、後半の地域を盛り上げるための企業をつくっていくプロセスはとてもinspirationをもらった。
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しがらみを超え、地元を盛り上げる! ―
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/239150.html ,
http://www.eightone.jp/
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いい意味で素人らしい、ピュアで熱い思いにみちており、気持ちよく読み進められた。
身分保証あってこその「攻め」「余裕」が感じられ、それが自由度となり、それゆえ勝機を呼んでいるのだろうとも思う(それをいうと公務員も似たところがあるのかもしれないが…)。
パチスロ・投資に没頭した若いころについての記述が長く、その後の経営やまちづくりに関わるひとつひとつの話の掘り下げはやや物足りなかったが、地域ビジネスの面白さは十分感じられる。
欲を言えば「うれしかったことは数えきれない」というその内容を、もっと語ってほしかったと思える。
また、「働きやすい」環境づくりは大事、とも改めて思えた。タイトルの「怒らない」こととはその象徴とも思う。
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怒らない経営 しがらみを超え、地元を盛り上げる!
2015/4/9 著:大籔崇
うまくいくときも、そうでないときも全て自分の責任だ。
結果が出なければ、何も残らないのだから、全ては自分の責任としていかないとやり切れない。自分の責任という考えが体のすみずみまで染み込んでいる。そして、これまで取り組んできたこと全てのことのベースになっている。
本書の構成は以下の6章から成る。
①必要なことはパチンコからいくつも学んだ
②ニート投資家、35万円を15億円に増やす
③地元を継続して盛り上げるにはやはり企業家だ
④タオル専門店を全国に展開大作戦
⑤ミカン加工、焼き物でもチャレンジ
⑥二足のわらじをはいて次の展開へ
大学時代はパチンコに明け暮れ、卒業後は株式投資を行い15億円の財を築く。それで終わるのではなく、そこからがはじまり、旅館業を営みタオル専門店を手掛けミカン加工等、いわゆる金儲けではなく愛するお世話になった愛媛の恩返しのため地方創生というか地域活性化のために著者はいろいろな事業を手掛けている。全てがうまくいくわけではなくが全てを自己責任としてとらえ確実に前に進んできた。
素晴らしい人だと思う。同年代の自分から見ても素晴らしい人だと思う。同じような志でぶれずに突き進むなんてことは自分には難しい。それも著者の考えである自己責任がしっかりと胸に落とし込まれているからこそできる業なのかもしれない。
参考にしたいことがたくさん出てきた。
全ては自己責任そう思える大人になりたい。